今朝
Qスイッチレーザーの治療の話を掲載しましたら反響がありました。
私のQレーザー治療経験は
太田母斑(国の規定で保険適応です)
後天性神秘メラノサイトーシス
いわゆる加齢などのシミ
そばかす
は、治療経験も豊富です。
このうち、最もQレーザーの機械の反応がピチっと良いのは
そばかすです。
レーザーは、激痛はなく、どなたでも受けていただけるのですが
歯医者さんの治療と同じで恐怖心が強いと顔を背けてしまい施術できません。
そのため、15歳以上が望ましいかもしれません。
ただ例外もあって・・・・・・
1人の立派な患者さんのお話をいたします。
彼は太田母斑の治療のため、
当院でQレーザーの治療を8歳から開始しました。
太田母斑は蒙古斑のような青い色が目の周りに発症する現象です。

先ほどもお伝えしたように
太田母斑は国で保険診療が認められている疾患です。
ですので、何ショット照射しても、保険点数は変わりません。
それなのですが、お母様が「何ショットかかるか」を
深刻なお顔でお尋ねになるので、
計算通りにはいかないので・・・・・、とやや困惑してお答えしました。
ところがお尋ねになった理由は金額の心配ではなかったのです。
小さな8歳のお体で、初めて照射するレーザー光を
何ショット我慢したらいいのか、
ご本人もお母様も、そこがお知りになりたかったのでした。

そうだったんですね・・・・・・・・・。
それでは、今日は絶対に20照射しかしない、ってお約束しましょう。
濃いところをまず20照射!
とお話しし、そのようにしました。
後5つ!
後1つですよ!
と励ましながら・・・・。
太田母斑は、
攻略しないといけない色素が何層にも重なっていますので
Qレーザーを1回照射して取れるというものではなく

残存部分を、数ヶ月置いた後に照射していくことになります。

それなので、
何も初回に全ての部分に照射しなくても、
慣れていただくために初回は20照射だけ、というやり方は「あり」です。
さて、その8歳の立派な彼。
頑張りました。
照射中、逃げずに耐えました。本当に立派でした。
と書くと心配される方もおられるかもしれませんが
麻酔が効いているので、そんなに怖がらないでくださいね。
先日、12歳になった彼が来院されました。
そのお顔には太田母斑の痕跡はほぼ消滅し、
あったことを知っている人にしかわからないほどでした。
若武者のように頼もしく成長した彼に
あの時は小さい体でよく頑張ったよね
立派だったよ。
とお声をおかけしました。
照れくさそうにはにかんだ笑顔、
あ、いつも緊張しるから笑った顔は初めて見た。
嬉しいなあ・・・・・。
というわけで、当院では今でも、彼が最年少のレーザーの患者さんです。

このように無理をしながら10歳以下でも照射できますが
やはり15歳以上のほうが現実的だと思います。
そしてそのような若年で相談が多いのはソバカス。
ソバカスは太田母斑と違って1度でクリアに取れます。
まずはご相談にお越しください。
再掲↓
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