ファッション華やかな昭和平成時代に
おしゃれな靴を履いておられたご婦人の
足のお悩みの相談が、この頃また増えてきました。
私は自分で足専用の説明ブックを作成して、
診療時にみなさんにお見せしながらお話ししています。
このアルバムです。

足の骨のイラストも大切な写真です。

そして尖った靴の中で骨が変形するイラストもよく使います。

そんな説明の中で
「もう痛いからペタンコ靴しか履いてないの」
というお話をよくうかがいます。
でも、一つご注意ください。
ペタンコ靴でも、外反母趾を痛めてしまうものもあります。
代表格は「バレエシューズ」

本当にバレエ専門靴ではなく、まるでバレリーナーのシューズのように
先が丸くなったデザインのお靴です。
しかし、大きめを履くと脱げやすく安定しないデザインのため
きつくタイトなサイズを選びがちなところに問題が生じます。
靴のまるい先に合わせて、親指がかなり中央に偏位してしまうのです。

ペタンコなのに痛い
そう思ったら、見直してください。
外反母趾に伴うウオノメやタコの初期治療は行っていますので
ご相談ください。
(深刻な外反母趾が原因となっている場合は
外反母趾専門の整形外科医院をご紹介して連携させていただいております。)
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 15:52|
足・爪・靴に関する疾患