2018年04月09日

糖尿病性趾尖部壊疽にならないために。



糖尿病のある方には、かなりの率で皮膚疾患が併発することがあります。



皆さん、「内科での治療で血糖値は安定しているので、そんなはずはない」と
おっしゃるのですが、数値上のコントロールとは別に、
末梢神経や末梢血管の損傷は年々強まるのではないでしょうか、
現場で患者さんを拝見していると、そう思います。



末梢神経の異常で生じやすいのは「皮膚瘙痒症」です。
なんとも言えない痒みが続きます。


糖尿病に罹患していない人なら効果が高い抗ヒスタミン剤も
ほとんど効果がありません。

それならば、と、
同じく糖尿病に罹患していない人なら効果が高いステロイドの
外用剤を使用したいところですが、
糖尿病の人は免疫低下があるので
ステロイド外用剤を使用すると高い確率で体部白癬やヘルペスの
感染症を併発しやすいので使うことが難しく、

治療するこちらも、切り札となるカードがない、という状況になりがちです。



また、「末梢の血流低下」で生じることがあるのが
「趾尖部壊疽」です。


足の指先が真っ黒に変色し、潰瘍をつくったり、壊死したり。


当院でも取り扱いの多い疾患です。



この時に大切なことは、入浴です。


怖がって洗わない患者さんもおられますが、
清潔に保ち、血流を改善させる入浴はとても大切です。


入浴、自宅ケア、医院での処置、

それらを組み合わせて、指を失わないですむように。

それが、大切になってきます。




2715167ad107982190de65bc144102f5_s.jpg















posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 11:43| その他のいろんな皮膚科疾患の治療