お母さまと御一緒に受診される高校生から大学生の男子のニキビのご相談が毎日相次いでいます。
友人のご紹介もありますが、ネット検索などで当院にたどり着く方も多いようです。
男子のニキビは、
「不潔にしているから」という思い込みが増悪の原因になっていることも多いように感じます。
どういうことかというと、
清潔にしないからニキビができると本人や家族が思ってしまうと
強力な脱脂力の洗顔フォームで、時にはブラシを使って洗顔してしまいます。
その対策を含めたニキビ治療は公式サイトの記事をお読みください。
https://ashiya-kakimotoclinic.com/service/dermatology/acne/残念ながらその人に本当に適合する素肌ケアは、薬局やコンビニなどで販売しているニキビケアの製品とは考え方が真逆なものもあります。
本当に適合する素肌ケアのヒントをお伝えするだけで、1ヶ月後の受診時には見違えるように赤みが引いている患者さんも多いように感じます。当院は保険適応の薬を処方するだけ、あとはご本人に毎日のケアの方法を見直してもらいます。
最初の処方は「傷ついた肌の修復」。
修復が完了したらニキビが同時に消える人が6割くらいです。
それでもニキビが残存していたら、次の段階に移ります。
アダパレンなどの剥離作用のある薬を追加したり、面疱圧出を行ったり、近赤外線を照射したり。
全て国が認めている保険診療です。
上記のステップの進行速度はお一人ずつ違います。
慌てずに、ヤケを起こさないように。
それが大切です。

今朝の花。
庭の蝋梅がほころび始めました。椿は曙という品種です。
野生のものなので、花びらが痛んでいますが、どうぞお許しください。
花器は唐津の
「あや窯」。中里文子さんの作品です。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:32|
にきび治療