2020年01月07日

陥入爪、巻き爪の治療は「痛い状態を、どう治す?」



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「足の爪が痛い」と、初診時の問診票に書かれる方は毎日のようにおられます。




その多くは、足の爪の周囲に炎症が生じて浸出液が出て腫れ上がっている状態です。



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こうなる原因としては大きく分けて二つに分類されます。




1)靴などの圧迫

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2)爪白癬や爪甲鉤彎症による爪の肥厚

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フリー画像です。





各々治療法は違いますが、
「痛い」という理由で来院されるので、「痛くなくする」ことが大切です。





ご本人の生活状況を問診しながら、


1)今すぐ治療して痛みが軽減するのか時間がかかるのか
2)その治療は、無痛か、少し痛むか、麻酔をして行うか
3)大きなスポーツ大会を控えていないか
4)その場合は治療を先送りして、目の前の大会をやり過ごす方法を考えるか
5)通院できる頻度はどの程度か
6)制靴などが原因の場合、会社や学校に協力を要請できるか
7)爪の負担のきつくなる競技に全力を傾けている若者を、どう長期にわたってサポートするか




などを、お子さんの場合は親御さんを交えて話し合って治療方針を決めます。



それは、本当に、百人百様で、すごく繊細です。



上記にも触れましたが、足の爪の負担のきつい競技や習い事はあります。


1)締め付けることが原因のもの
バレエ(トウシューズ)、日本舞踊(足袋)
→美しさのためですから、改善は困難です。

2)ダッシュとストップを繰り返す競技(靴の中壁に爪先が激突してしまう)
バスケットボール、テニス
→甲の部分の靴紐をしっかり締めて靴の前部に空間を作ることを意識してください。

3)下りの多い競技
登山、ハイキング
→甲の部分の靴紐をしっかり締めて靴の前部に空間を作ることを意識してください。

4)足先に衝撃が加わる競技
サッカー、野球、陸上
→難しい問題です。プロの選手の中にも、爪先に空間がない方が力が入るという理由で窮屈なシューズを好む選手もいます。













posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:36| その他のいろんな皮膚科疾患の治療