2020年06月11日

階層の違うしみを、順番に攻略する。



しみの原因のメラニンの沈着は、
肌のどの深さにあるかで治療法が変わってきます。


ここで昔話をさせていただくと、

私の頃の医学部の勉強や、皮膚科学の勉強には
「しみ」に関して、勉学の対象としては重視されておらず、

もちろん治療法も、
今も現役でトップランナーである葛西健一郎先生がこの分野を開闢されるまでは
日本ではレーザーも入手できない状況だったのです。


私も葛西先生のことを知り、あのような勉強をしたいと考えて
文献もたくさん読み、治療している先生にお話を伺いに行きました。
そしてアメリカからレーザーを輸入し治療を開始しました。


初期の治療方法のデーターは全て白人を対象としたものですから
その通りに行なっているのに
日本人の肌ではレーザー後に黒ずみが出ます。
今では、人種差のメラニン量の差であることもはっきりし、
色素沈着が出ることが当たり前の常識なのですが、黎明期には
どうしてそうなるか、どうしたら治るか、私たち初期のメンバーは
本当に苦労したものでした。美容の学会でもその話ばかりでした。




そんな時期からしみ治療を行なっていると、皆さんとは
目の解像度が少し違ってきています。

パッと見ると、しみの深さがだいたい把握できます。


表層のしみなのか、深いしみかは、治療法を分ける大切な見極めになります。



浅いしみには、アクシダームが効果的です。
深いしみには、Qスイッチルビーレーザー

また、光沢感のある張りを出すことでしみをちりめんジワを
目立たなくするには、スーパーフォト


それらのミックスを行うことも多いのです。





まず、初診で来られたら、すごく私がじっくりしみを覗き込むので
気持ち悪いかもしれませんが、
上記を見極めているので、どうぞ、ご辛抱を。





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後天性メラノサイトーシスは深いものの代表です。








posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 19:08| しみとり治療