2022年04月30日

 袋角を見に。



鹿の角は毎年生え変わる、ってご存知でしたか?
今年の私の自己研修課題が「鹿」なのですが


今、この時期は新しい角が生えてくる、とっておきの鹿が見られるので
昨日、雨の中、奈良公園に行ってきました。



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この丸くて毛がふわふわしているツノを袋角というそうです。
ここから伸びていき、袋状の柔らかい部分が取れて完成形のツノになるのですが、
生えたてのかわいいツノは今、この時期しか見られない貴重なものです。



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また6月ごろに少し伸びた袋角と夏毛の白い斑点を見に来ようと思います。



もう一つの目的は、興福寺の国宝館
初めて訪れたのですが、時を忘れるほど夢中になりました。
梵天・帝釈天立像の優美な美しさ、
有名な阿修羅像の蒼い真剣さ、
迦楼羅像の奇妙な神秘さ、

撮影もスケッチも許されないので、凝視して細部を捉えるようにしました。


また昨日は「春の北円堂特別開扉」にあたり
茶友の一人である画家の先生がしばしばモチーフにされている
運慶晩年の傑作「無著」像もご開帳になっていました。

気象状況が豪雨、時間は開館直後、という
幸運にも人気の少ない環境でゆっくり時間をかけて拝見できました。


無著像は仏像というカテゴリーを超えて彫刻界全ての世界最高峰と言われる作品です。
人物の複雑な内面を表す一瞬の表情を彫刻で表現しています。

ここに立つと運慶という巨人に思いを馳せずにおられません。
全ての作品の中でも特に写実性、というか、肖像性を持った作品だからです。
周囲の人々の複雑な人生をつぶさに見守ってきた人(無著)の晩年の表情はこうだ、と運慶は思ったのか。
運慶自身がこの表情のような境地にいたのかもしれません。


茶友の画家先生はどんな気持ちで無著を絵に描いたのだろう、と思いながら・・
静かな雨の奈良を後にしました。


















posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 12:23| 医療以外のつぶやき

2022年04月26日

虫刺されが腫れちゃうのは体質なので、防御が大切です。




お子さんの、ケガや虫刺されが急増してきました。
ゴールデンウィークを前に、少しご注意点をお伝えします。





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上の写真のように虫刺されが腫れ上がるお子さんがおられると思います。
山の中でレアな毒虫に刺された、とかではなく、
ただの蚊でも、こうなってしまうのは、その方の「体質」です。


そういう体質のお子さんは、野山に行くときには肌の露出を控えた方が無難です。

草原、川、などを裸足で走り回るのは、少し危険です。
虫は足首を狙いますから、ゴム長靴が一番確実。
難しければ靴下は履いておくようにしてください。


刺されたら、今は市販でステロイド外用剤が売ってますので
速やかにしっかり外用してください。


それでも炎症が強まる一方でしたら、帰宅後に皮膚科受診してください。
軟膏やガーゼで処置して自宅での処置方法もお伝えします。





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写真は今朝の畑から1枚。レモンの花が膨らみ始めました。蕾は薄紅色。

柑橘類が好きなので他には20年前に植えたスダチがあります。
スダチは毎年100個以上の実をつけてくれるのですが、
数年前に植えたばかりのレモンは去年1個だけ小さな実をつけました。
今年はもう少し実がなって欲しいです。








posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:29| 湿潤治療・ケガ、やけど

2022年04月21日

ほくろ、老化イボなどの皮膚腫瘍の除去方法についてのご案内



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ほくろ、老化イボ、などの皮膚腫瘍の除去方法についてを
診察室でわかりやすく図で見ていただけるものを作成しました。
一番患者様からご質問が多い点を詳細に説明できると思います。
その後、治療をご希望の方は施術予約に進みます。
まずはご相談にお越しください。



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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 16:25| ホクロや皮膚癌など皮膚腫瘍全般

2022年04月20日

そろそろ増加中の水虫。



気温の上昇と共に増える疾患は多いのですが、
やはり花粉症皮膚炎と足白癬(水虫)が代表格です。




今週に入り、水虫の患者さんが一気に増えました。
初夏を感じさせる気候ですものね。



水虫は、湿度を好むカビの一種ですから、汗ばむ狭い趾間などが後発部位です。



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たまに、化膿させる方もおられますので、早期診断が大切です。


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当院では保険診療で顕微鏡による真菌検査(水虫の検査)を行なっています。
水虫そっくりで違う疾患も多いので、ご相談ください。











posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:18| 足・爪・靴に関する疾患

2022年04月16日

ピンクジェルの導入が実現できること。


本日は土曜日で、土日がお休みの皆様で施術個室のご予約はほぼ満席。
多くの方々が月1度の施術を数年続けておられます。

コロナで中断を余儀なくされていた方々も、
今月はお帰りなさいませ、が続いています。


施術年数の多い方ほど、同世代の方々の肌老化が目立つ年代の方。
皆さんより一足先にアンチエイジを始められていたことになりますから

「どこへ行ってもお肌を褒められるの」
「何されているの?、って聞かれるけど秘密なの」
とのお声を多く頂戴します。

時には
「先生のおかげです」と美しい笑顔でおっしゃっていただけると
本当に嬉しくなります。


当院が開発した導入剤が、写真のピンクジェル。
ピンク色は美容成分の一つのビタミンそのものの色。
合成着色ではありません。

このビタミンの効果は、同じく当院開発の発熱するヒートマスクで導入することで最も効率よく導入されます。
肌のくすみをとり、引き締め、ニキビ肌も改善します。





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写真はピンクジェル導入剤ですが、量が3種類あるのがお分かりでしょうか。

大はヒートマスクデコルテまでコース用
中はヒートマスクお顔だけコース用
小は冷たいマスクコース(エモリエント)コース用


今朝の準備風景の様子です。




posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:25| ピンクジェルヒートマスク

2022年04月12日

今年の初咲きのバラはフレデリック・ミストラル。




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うちで今年の一番最初に咲いたバラは、このピンクのフレデリック・ミストラルでした。
これからバラのシーズンが始まります。

院長兼お花係の私には、これでしばらく花探ししなくていい季節が来ました。(ホっ)。






posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:03| 医療以外のつぶやき

2022年04月08日

バラの絵は旅をする。



コロナ禍で、当院まで美容施術にお越しになれない方からの
オンラインショップでのご購入が、
春になってまた増加しています。


特に人気は化粧水とクリームのセット『スターターセット』


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私どもの化粧品シリーズの全てについているバラのマーク。

私の日本画の師匠である上田由紀子先生に描いていただいたもので
20年が経過しても色褪せず、困難な時代の中だからこそ輝きを放っています。

私の日本画修行は途切れてしまいましたが、
由紀子先生はずっと今でも私の師で大切な方です。

由紀子先生は作家活動と並行して25年に渡り夙川で「こどもアトリエ」を主宰され、
毎年5月にはその発表会である「さつき展」を開催されてきました。
場所は安藤忠雄さん設計の「Gallery 小さい芽」。
毎年、独創的なテーマで子供たちが作品を発表しておられ、その質の高さに
いつも驚かされたものです。

子供教育の点からも注目され、教育関係者が由紀子先生の教室の活動を
見学に来られていたと聞いております。
そして何より、巣立った子供たちにとって、由紀子先生は特別な存在でしょう。



オンラインショップを通じて
由紀子先生のバラが、日本中に届けられていくことに、喜びを感じます。
もちろん、中身は私が化粧品会社と共に作った自信作です。

世界に一つだけの、師弟で作った化粧品シリーズ。
手にとっていただいた方には、きっと、違いがわかっていただけると思います。












posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:28| 当院のオリジナル化粧品

2022年04月07日

ピアスのご相談が急増する春。




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卒業、入学のタイミングでピアスのご相談が増える時期です。
そして、もっとお母様世代の方々の
「初めてのピアス」も、近年は増加中です。



「学生時代はピアスなんて開ける人いなかった。」

そんな世代の女性が、安全なピアス設置をしたいから、というご要望で
当院を探してきてくださるようです。
60代の方が多く、上は80代の方まで対応した経験があります。



当院では、

上品なピアスホールの設置場所のご相談、
ピアス設置後のご注意点の説明
セカンドピアスへの入れ替え
お手頃で安全なファーストピアス、セカンドピアスのご紹介、
膿んだ時や出血などの対応治療

なども細々対応しています。
安心してご相談ください。














posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 17:26| その他のいろんな皮膚科疾患の治療

2022年04月06日

もみじの花。


今朝見ると、もみじの花が咲いていました。

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昨日のツノみたいな先端が弾けて葉が出ると同時に開花したのですね。

昨日の写真
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もみじは 冬の枝だけの姿も美しく、春の花芽、新芽、
盛夏の緑陰、そして秋の紅葉と、一年中楽しませてくれる貴重な樹木ですね。
大好きです。










posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 12:52| 医療以外のつぶやき

2022年04月05日

桜に負けない春の花、ブライダルブーケ。




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このブライダルブーケと名付けられたこぼれるような白い花を植えてから2年近くが経ちます。
こんなに可憐なのに丈夫で、固形肥料を時々振りかけるだけで、今年もたくさん花を咲かせてくれました。


イベリス属という南欧原産の花で、いろんな色のいろんな品種があるようです。
その中でもこの白の花には花嫁のブーケのイメージが確かにあります。


今はどこもピンクの桜が満開ですので、あえて真っ白の花を持ってきました。
一緒にいけたのは、もみじの新芽とサツキの花芽。




もみじは、このツノみたいな葉が開くと、あの7つに分かれた葉っぱになります。


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サツキは葉の塊の中央にある赤っぽい芯みたいなのが花芽で、もうすぐ濃いピンクの花を咲かせます。


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今の季節だけでなく、次の季節を予感させる取り合わせにしてみました。
美容施術の個室ブースだけのご披露ですが、お楽しみいただけると幸いです。
























posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 16:14| 医療以外のつぶやき
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