原発性腋下多汗症(ワキ汗重傷者)に、医学的な裏付けのある保険処方の治療薬として発売されたエクロックゲル。
的確に止める効果が評価されて当院でも処方の多い薬剤です。
この度従来の20g入りに加えて、倍の量40gが入った(容器サイズはそのまま)新製品が発売されました。
使い方ですが
外蓋を外すとソフトな面が出ますので、そこに薬液ジェルを出し、その面をワキに当てて塗り込みます。
私も時々使用しています。
薬液を塗ったワキは止まります。
しかし、汗は体温を下げ熱中症にならないようなコントロールをするものなので、体温が上がるとワキ以外のどこかに汗は出ます。顔だったりします。
ただ、ワキ汗には他の場所にはないアポクリン腺という匂い袋があるので、匂い対策としては他の場所に出てくれる方がいいようにも思います。
この製品は処方薬ですので、保険証をご持参の上、ご相談ください。
2022年05月30日
ワキ汗治療薬エクロックゲル40g入りが発売になりました。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:20| その他のいろんな皮膚科疾患の治療
2022年05月28日
2022年05月26日
しみ診察前の化粧落とし。
しみ の診察には、素顔での診察が一番大切です。
多くの方が、シミがある部分だけ化粧を落とされようとするのですが
地肌の色や、ベースに広く肝斑がないか、などは
治療結果を左右する大きな要素なので、
「全顔素顔」、が、いい治療を始める前の診察には最適です。
そのためのお化粧を落としていただくブースがこちらです。
今朝はいいバラが収穫できたので一緒にお披露目です。
(ご自宅からアイメイクだけでお越しいただくと、本当はとても助かります。)
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:54| しみとり治療
2022年05月25日
2022年05月24日
皮膚腫瘍除去は「どう美しくするか」を一番大切に考えています。
皮膚科が行う「皮膚外科学」は、近年では後継者難と言われる科目の一つです。
皮膚腫瘍を除去する場合には外科や形成外科の先生が関与する機会が増えているからだろうと思います。
しかし、皮膚科医が手術を行うメリットも多く、
アトピーなどの皮膚症状とあわせて観察ができることや、
術後の跡のケア(時にはシミ取りレーザーとの併用)など
皮膚科ならではのきめの細かさが取り柄だと思っています。
患者さんの多くは、まるで写真をピュピュッと修正加工するように、「跡形なく腫瘍を消してもらえるもの」、と
考えています。
そのイメージに最も近い仕上がりになる治療法はどれか、
当院ではまずそこから考えます。
(写真は購入した画像です。)
とって欲しいホクロなどの皮膚腫瘍がある方はまずは診察へお越しください。
当院で除去できる方は水曜午前中にいたします。
当院では困難な方、その時間に来れない方は症状に合わせた他の病院をご紹介しています。
ご紹介先は
関西労災病院、兵庫医大、神戸大、お近くでは笹生病院などになります。
丁寧な紹介状を作成しますので、ご安心ください。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 16:56| ホクロや皮膚癌など皮膚腫瘍全般
頂戴した胡蝶蘭、3度目の開花です。
一昨年にいただいた胡蝶蘭をクリニックのバックヤードの
西側の日当たりの良い窓際で育てていましたところ、
今年は大変な花つきです。
蕾がたくさん出てきた時は驚いたのですが、全部咲くとさらにびっくり。
豪華で可憐です。
先日お越しになった贈り主様にもお見せして、共に喜んでいただきました。
今日からは受付でお披露目です。
この待合室から見える絵は、全て大好きな作家の、その中でも選んだ作品です。
優しくて明るい色めの絵がここには合います。
このような時代だからこそ、当院を訪れる患者様の心を明るく柔らかく優しく鎮める効果もあってほしいと思います。
左から 清宮亮子、栗田咲子、越野潤。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:18| 医療以外のつぶやき
2022年05月23日
ニキビ、アトピーにも保険診療適応のスーパーライザーは個室で照射していただけます。
平成8年に当院が開院して以来、ニキビ治療やアトピー治療に力強い診療の助けとなってくれているのが
「スーパーライザー」。
大型の機械をずっと2台使用してきましたが、近年は同等以上のパワーの小型医療機器が出ました。
サイズが小さいので昔からの患者さんには違和感があるようですが、
医療機関しか購入できない正規の医療機器ですので、ご安心ください。
カーテンの閉まる個室ブースで照射いただけます。
この照射処置の国が定めた保険点数は45点。3割負担の方で135円ですね。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:34| にきび治療
2022年05月16日
爪白癬治療のゴール。
爪白癬の治療は
内服剤と外用剤の2種類があります。
内服剤が効果が高いのはもちろんですが
外用剤も、ドラッグストアや通販での市販のものと比べて、効き目効果が高いものが爪白癬のために開発されています。
皮膚科医院での真菌検査の結果が陽性だった場合に処方が可能となります。
爪白癬の治療には長い時間を要します。経過を追って見てみましょう。
治療開始時
白い部分が爪白癬の菌がいっぱいいる部分です。
治療を開始から1〜2ヶ月後
根本から新しい爪が伸びてきます。伸びた分だけ白癬菌のいる部分が押し出されるので、切ってください。
押し出す(爪の伸びる)スピードは、各人とても差があります。
1ヶ月でこれくらい伸びる方もおられれば、2ヶ月以上かかる方もおられます。
治療を開始から数月後
白い部分が外に押し出されるように消えていっています。
爪の生えるスピードが速い方で4ヶ月くらい。遅い方だと倍の8ヶ月くらいかかる場合もあります。
治療はその間、継続していただくことになります。
サボると菌が広がって元通りになりますので、頑張りましょう。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 18:59| 足・爪・靴に関する疾患