2023年01月31日
芦屋市権利擁護支援センター運営委員会に参席しました。
芦屋市医師会からの派遣で
芦屋市権利擁護支援センター運営委員会に参席しました。
芦屋市権利擁護支援センターの令和4年度の実績を拝聴しました。
権利擁護支援センターの仕事は多岐に渡ります。
以下芦屋市公式サイトより
権利擁護支援センター
芦屋市から委託を受けた高齢者・障がいのある人の権利擁護に関する総合相談窓口です。虐待、消費者被害、財産、金銭管理、成年後見制度の利用等の相談を受けています。電話相談・来所相談・必要に応じて訪問も承ります。相談料は無料、秘密は厳守いたします。
場所:保健福祉センター1階(呉川町14番9号)
時間:月曜日から金曜日の午前9時から午後5時30分(ただし祝日・年末年始を除く)
https://www.city.ashiya.lg.jp/fukushi/kennriyougo.html
「あしやねっと」の情報も詳しいのでご覧ください。
https://ashiyanet.jp/facility/consultation/kenri-yougo-shien/
お悩みの方に届きます様に。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 15:01| 医療以外のつぶやき
2023年01月30日
野鳥さんのお楽しみを提供できる時が来ました。
毎年、うちの畑の柿の実は、この真冬の頃に1年の締めくくりの時期を迎えます。
野鳥さんの大切な冬の食糧になるのです。
シジュウカラさんのようです。
これはメジロさん。
実が熟してきた今月初旬から、1日に何回も、野鳥の小さなグループが
順番に訪れます。
可愛い姿ももちろんですが、
食事に喜んでいるような愛らしい声、少し競っているような鋭い声
それぞれが毎年のこの季節の私の大変な楽しみです。
毎年5月の花の開花の時から、今のシーズンを想像して実のなりを愛しんでいます。
5月の開花
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2022年05月13日「今朝の花は「柿」。」
2022年10月24日「カキの実、重量感出てきました。」
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 16:21| 医療以外のつぶやき
2023年01月14日
「在宅医療ハンドブック」の編集も佳境です。
雨の医師会会館も美しいですね。左方向、道の奥に見える赤い屋根はカトリック芦屋教会です。
十字架が見えるでしょうか。
昨日の夜の診療が終了した後、芦屋医師会の会館で
「在宅医療ハンドブック」の編集会議がありました。
春の出版に向けて、ほぼ記事の内容が固まりました。
特に力を入れたのは
「お金の問題」
在宅医療の中で、どれくらいの費用がかかるのか
収入別の負担額も記載されていて、情報量が多く読み応えがあります。
私は一人暮らしの方に向けた
緊急通報システムについて担当しました。
出版されましたら、芦屋市医師会に所属する医療機関で無料配布します。
皆様の一助になれば、と思います。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:26| 医療以外のつぶやき
2023年01月13日
痒みの原因が、その衣類かもしれない問題について
体が痒い、と来院される方は1年中おられますが、
特に冬の痒みは重症化しやすいのには
衣類が関係していることもあるので、今回はそのお話をします。
こんなカサカサかゆみ。
多いのは背中!
よーく観察すると
ひび割れている
めくれている
剥がれている
この肌に接する衣類の素材選びは、とても大切です。
今日、この記事を書くにあたり、当院のダーマスコピーで繊維の写真を撮ってみました。
フリース
ポリエステル製、原料はペットボトルのことも多い
化学繊維がオーバーに言うと掃除用のスチールタワシのように編まれている。
いいところ:空気を含むので温かいし軽い
悪いところ:痒み肌に着用した場合には、傷口を摩擦して悪化させます。
冬のパジャマ素材に使われることが増えていますから注意が必要です。
私のおすすめ:下には天然素材の服を着て、その上着として着用しましょう
シルク(絹)
お蚕(かいこ)さんは、自分の口から出す繊維でまゆを作る。
そのまゆをほどいて長い繊維にして、それを織ったものがシルクです。
天然素材の最高峰ですが、近年生産が減っています。
いいところ:細くしなやかな繊維ですので、織目が滑らかで肌に乗せた時のストレスは限りなくゼロ。
悪いところ:品質の良いものほど高価です。
私のおすすめ:洗っても良いような気軽な価格のシルク、またはお母様が昔使ってたシルクのスカーフなどを、
ウールや化学繊維の洋服の襟の中に首に巻いて摩擦を防ぎます。
コットン(綿)
植物の綿花から繊維を取り出して織ります。繊維の長い品種ほどシルクに近い感触の高級品。
天然素材の代表格でしたが、これも近年生産が減っています。
いいところ:昔ほどではないですが、安価で入手しやすい。洗濯も簡単。
悪いところ:欠点はほぼ無し。織り方によっては(例:硬いデニムなど)刺激になることもある
私のおすすめ:化学繊維の下着の愛好者が人口のほとんどになってきた印象があります。
痒み肌の人は、綿の下着の上に重ねてください。
上の写真の綿繊維の拡大写真は、私が↓この衣類をダーマスコピーで撮影したものです。
患者さんにいつもお勧めする「グンゼ」様のオーガニックコットンの下着です。
拡大像を見ていただいても、そのしなやかさがわかると思います。
薄くてしなやかで肌ストレスがありません。
気の利いた色や、男性用もあります。
実は先日、グンゼ様にご連絡させていただきまして、掲載の許可をいただきました。
オンラインショップ「the GUNZE オーガニックコットン」
ピッタリサイズがお好みの方はいつものサイズより小さめを!
そして皮膚炎や痒みの悪化の原因になりやすいパジャマですが、
やはり綿100%のものを推薦します。
(↑契約しているアメリカの画像です)
素材を変えるだけで、痒みの鎮まる感覚を是非知ってほしいです。
それから、人気の高い、薄くて温かく密着する黒い下着シャツなどは
1)特殊な化学繊維の織りが皮膚表面に摩擦を起こすことがある。
2)速乾性のものの場合、常に速乾させようと肌に密着して水分を吸い上げるので
汗がほとんどでない寒い時期は、大切な皮膚の水分を吸収してしまい乾燥を進行させることがある。
という点も気をつけてください。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 19:02| アトピー性皮膚炎
2023年01月10日
鹿さんの角のお話。
昨年に引き続き、今年の自己研修課題も「鹿」になった私。
今年初めての奈良の鹿さん取材に行ってきました。
鹿さんの角は、
樹木のように何年もかけて大きくなるのではない!
毎年生え変わるのです!!
せっかく奈良に行くのなら、どの時期の鹿さんに会いたいか
調べていくのもいいかも、です。
初夏
柔らかい袋のような角が生えます
夏
角の成長期、であると共に、夏毛になると背中に白い斑点が出て、
とても美しい時期です。
写真は奈良公園の主と言われたロクさん。
(昨年末に惜しまれながら天に召されました)
秋
角を覆っていた艶やかな袋皮が剥がれ始めます。
秋深まると
袋は取れて、立派な硬い角が完成します。
そうなると繁殖シーズンに入るので、オス鹿さんは少し気が荒くなりますので
お煎餅は焦らさずに。
10月
10月に入ると、繁殖シーズン特有のオス同士の角での相撲があちこちで起こります。
そのため1672(寛文12)年に鹿の角による事故を防止する目的で、
奈良奉行の溝口信勝の命によって鹿の角きりが始められました。
現在では、
毎年10月に伝統行事として鹿の角きりが行われます。
見学席もあるアリーナのような場所で行われる一大イベントです。
ここで角きりされる子は一部で、他の子たちは奈良公園内で安全に捕獲されて麻酔された状態で角を切られます。
私が行った1月初頭の角の様子はこんな感じ
根本から角がなくなっていますね。
迫力はないけど、安全なので、小さいお子さんには人気でしたよ。
春
角が自然落下します。
奈良公園の鹿さんも、短く切られた角の根元がポロッと落ちます。
そして初夏にまた袋角が生えていきます。
鹿年齢と角サイズ
角は、年齢も表します。
夏にぐんと大きくなる角ですが、鹿さんの年齢によってどこまで大きくなるかが違います。
以下の写真は「奈良の鹿愛護会」の鹿苑 【ろくえん】にある掲示物からご紹介します。ちなみにここでは切った角の販売もされています。現地で吟味して買うこともできますし、ネットでも少し紹介されています。
小さいオス鹿でも角はあります。
壮年期の鹿は、堂々たる角ですね。
高齢になると、角も曲がっていたり不揃いだったりします。
魅力が尽きない鹿さんたち。
奈良へのお出かけの時に、角の形を意識していただくことで
少しでも親近感が増してくれると嬉しいです。
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「鹿苑の子鹿公開」
「ロクさんこと鹿之丞(ろくのじょう)殿」
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 11:05| 医療以外のつぶやき