芦屋市医師会から発行される在宅医療ハンドブック

私の担当ページの
「お一人暮らしの方におすすめしたい緊急通報システム」について
ご興味のある方もおられる様なので、ここでは掲載させていただいた企業様のプランについてご紹介します。
全て実費が必要なプランです。
まず、どんなサービスが受けられるかというと大きく分けて4種類。
1)ナースによる健康相談
ボタンひとつで通話できる機材を支給されます
2)意識のある本人からの緊急通報
自分でボタンを押して緊急通報します
3)意識不明になった後に発見してくれる見守りサービス
トイレや湯のみ等の「いつもの行動」がないことで発見します
4)駆け付けサービス
離れて暮らすご家族が駆けつけられない場合にスタッフが訪問します。
どれも心強いサービスです。
医師からのアドバイスとしては
ご自分でギリギリの状態になって緊急事態をボタンで通報するのはなかなか難しいことがあります。
事前に健康不安を相談できるナースサービスは、より気軽かもしれません。
また、タイミングを逸してしまい、そのまま意識がなくなることも想定したほうがいいかもしれません。
発見してくれるサービスや、駆け付けてくれるサービスが心強いでしょう。
各企業の提供しているプランには、この4つが盛り込まれているものや、
必要なサービスだけを選べるものもあります。
4つ全てが揃うサービスは(五十音順)
1)大阪ガスセキュリティサービス 「あんしんお元気サービス」
2)セコム「ホームセキュリティ(親の見守りプラン)」
3)アルソック「みまもりサポート+オプション」
ナースの相談までは必要ないわ、という方なら
関電SOS社「ホームセキュリティサービス」
ナース相談や自分での通報は必要なく、意識のない状態が続いた時に発見してもらえるシステムだけでよければ
1)象印マホービン「みまもりほっとライン」
2)ヤマト運輸「クロネコ見守りサービスハローライト訪問プラン」
などもあります。
このようにどの企業も力を入れておられるのが、日常と違った行動を『異常』と察知して知らせるという
「意識不明になった後に発見してくれる見守りサービス」プランです。
近年では、残念なことですが、亡くなった後の発見が遅れる事例が増えています。
意識がなくなった後にできるだけ早く発見していただけるこの見守りサービスを
医師会としてはおすすめしたく、今回のハンドブックへ掲載しました。
この春に発行予定のこの「芦屋市医師会在宅ハンドブック」には、
上記の内容をわかりやすい表にしてご提示します。
皆様のご参考になれば、と思います。