2024年07月17日

アレルギー疾患には、繋がりがあります。





ちょっとした湿疹かな、と思っていても
よくお話をうかがうと

「過去に蕁麻疹が出たことがありその時の血液検査で
 ダニに陽性でした」



という診断には大切なヒントが得られることがあります。




今、アレルギー疾患の原因理論として
「タイプU炎症」という概念が、治療を大きく変えようとしています。





タイプU炎症の理論で疾患を眺めると
大きな意味で同じ原因で疾患は生じている可能性が高まってきました。


私は診察室で
「アトピーグループに入る体質です」

と説明しています。


そのグループには円形脱毛症も含まれます。




その概念を説明するのも、初診の時の私の役割です。







下の絵は今、練習中のアプリです。
使いこなすの、ちょっと難しいですが頑張っています。

ピッタリな診察室の絵がないので、立って説明している絵になっていますが
診察室ではもちろん座ってお話をしますよ。



クリニックイラスト1_3.png


どうしてもどこかに動物をいれたくなってしまって・・・・・・。








posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 11:22| アトピー性皮膚炎

2024年07月16日

今朝の畑から7月16日(火)





今朝は

今年も上手に咲いてくれたノリウツギ(糊空木)。





IMG_5592-f891b.jpeg










畑の周辺に自生してくれているタカサゴユリ(高砂百合)



IMG_5591.jpeg

開花してしまうと虫虫になるので、蕾で持参。









フジバカマ(藤袴)


IMG_5595.jpeg








清涼感のある色目になりました。




IMG_5590.jpeg








梅雨明けが近づくと
もう少しでサルスベリ(百日紅)のショッキングピンクの花が開花を迎えます。









今朝の診療の混雑具合ですが、
予約なしの方も受け入れ可能な状況です。













posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:26| 医療以外のつぶやき

2024年07月13日

7月13日(土)予約状況



おはようございます。
本日7月13日(土)。

今日も暑くなりそうですね。


本日は、朝9時前の状況で、
私の診察の予約枠は埋まっています。

予約なしでお越しの場合は、
予約時間に来られる方を優先していきますので
ご了承くださいませ。






スクリーンショット 2024-07-13 8.56.51.png




今日も笑顔筋をいっぱいに鍛え、顔の垂れ予防を!






posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 08:41| 医院からのお知らせ

2024年07月12日

自分で彫ったタトゥーや外傷性タトゥーのご相談。







タトゥー・刺青は、その人の個性。
私は否定しません。似合っている人もたくさん知っています。






一方で中高生が衝動的に自分で鉛筆や墨で色を入れてしまうこともあり

親御さんが除去を求めて一緒に来院されるケースもあります。




また、ケガをしたところにアスファルト片が入ったまま
傷が閉じてしまい、
外傷性タトゥーになることもあります。





黒1色のタトゥーであれば、当院のQ スイッチルビーレーザーで
除去が可能です。

または手術的に除去した方が早ければ、その対応もします。



では、タトゥーの治療について見てまいりましょう







タトゥーは、プロが彫ったものと
素人が彫ったものでは、見た感じも違います。




スクリーンショット 2024-07-12 12.57.28.png








断面図も違っていて
プロの彫ったものは、色素の深さも量も均一です。




スクリーンショット 2024-07-12 9.25.28.png











自分で彫ったものは、不均等です。



スクリーンショット 2024-07-12 12.57.35.png








このような色素を除去する方法として
最も治療効果が高いのは、手術的な除去です。





スクリーンショット 2024-07-12 13.19.26.png








しかし除去する皮膚のゆとりがない場合や、
手術的な方法を好まない場合は
時間がかかりますがQレーサーでの除去も行います。







スクリーンショット 2024-07-12 13.01.02.png









Qレーザーの特徴上、何層にもなった色素の場合は、
何度かの照射が必要です。













スクリーンショット 2024-07-12 13.03.04.png
















過去の治療実績


1)中学生が指に針で穴を開け、そこに鉛筆の芯の粉を入れてしまった例
  →指は切除する皮膚の余裕がないので、Qレーザーで除去しました
   うっすら痕跡は残りましたが、他人にはわからない程度でした

2)高校生が自分の左腕内側に、上記と同じ方法で絵を彫ってしまった例
  →皮膚に余裕のあった場所なので、切除しました。
   縫合を丁寧にしたため、タトゥーの痕跡は残りませんでした。

3)アジアでの旅行先で、エキゾチックなアイラインを彫られた例
  →まつ毛ラインまでQレーザーを照射するとまつ毛も脱毛してしまうので
   何度もご本人と確認し、まつ毛きわのタトゥーはそのまま残し
   目尻のアジア調な跳ね上げの部分を除去しました。


その他、多くの治療を行っています。
色がたくさん入ったタトゥーは、切除なら対応できますが
Qレーザーでは取れませんのでタトゥー除去専門のクリニックがよろしいかと思います。


























posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:35| 湿潤治療・ケガ、やけど

2024年07月11日

今日は午後をおすすめします

IMG_5575.jpeg
おはようございます。
本日7月11日(木)は
午前中にご予約が固まって入っております。
予約しないで来院の方も受け付けますが、
予約の方の時間進行を優先させていただくことになりそうです。
午後は余裕がありますので
午後2時から4時半をおすすめ致します。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 08:59| 医院からのお知らせ

今日は午後をおすすめします

IMG_5575.jpeg
おはようございます。
本日7月11日(木)は
午前中にご予約が固まって入っております。

予約しないで来院の方も受け付けますが、
予約の方の時間進行を優先させていただくことになりそうです。

午後は余裕がありますので
午後2時から4時半をおすすめ致します。





posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 08:59| 医院からのお知らせ

2024年07月09日

今朝の畑からは





今日は、花の新鮮さに助けられて




IMG_5563.jpeg








少量で、シャキッといけられた気がします。






IMG_5564.jpeg
12時のところの蕾がムクゲ、11時のところのふわふわの花がフジバカマ
その右下がアナベル。その下の小さなピンクの花がコマツナギ、そしてスダチの実




IMG_5565.jpeg
左がガクアジサイ、右がキキョウ









IMG_5566.jpeg
上から小さな蕾がムクゲ、右の小さな花がコムラサキシキブ、
真ん中がフジバカマで左下がキキョウで右下がアナベル








これからは花が少ない季節になるので、今のうちに山野草の魅力をお楽しみください。








今日のクリニックの予約状況ですが
メディカルエステは、今日は満床です。



私の診察予約は午前中はタイトな感じで
午後2時から4時半がお勧めです。










posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:11| 医療以外のつぶやき

2024年07月08日

兵庫県立陶芸美術館の夏「特別展・初代和田桐山 ―兵庫が生んだ名工―」と。




兵庫県立陶芸美術館
現在の展示は3つの展覧会の同時開催なのですが、







そのうちの一つ

「初代 和田桐山(とうざん)ー兵庫が生んだ名工ー」

をご紹介します。


IMG_5377.jpeg









「初代・和田桐山(とうざん1887〜1967)」


私の作成したまとめ




・兵庫が誇る大名工
・なんでも作れるスーパー凄腕
・名だたる財界人のご贔屓筋
・現在でも全国の茶会で作品が愛用される高い知名度











第1章 兵庫が誇る大名工



最初の作陶は父の窯業 兵庫県武庫郡大社村(現・西宮市)

招聘されて 武庫郡精道村(現在の芦屋市の春日町・当院の町内)で「打出焼」設立に関わる

川辺郡尼崎町別所(現在の尼崎市東桜木町)に「琴浦窯」設立





スクリーンショット 2024-07-09 13.47.58.png
(大社村の窯の正確な場所は調べられませんでした。詳細住所ご存知の方は教えてください。)



私どもにとっては地元も地元、なのでした。












第2章なんでも作れるスーパー凄腕







素晴らしい集中力で中国陶器の最高峰を写していきました。
それができた背景には、いくつかの理由があります。


まず、抜群の描写力、画力の持ち主であったこと。
時に本歌を超える力量を見せつけられます。



そして優れた能書家であったこと。
絵も描けるけど、字も書けるっていうのは最強。



 IMG_5441.jpeg




それから、後に述べますが、それら本歌の持ち主である
財界人との交流があってこそ、のことだったようです。





ではその写しの作品を、本歌(リンク先)と共に見てまいりましょう。










万暦赤絵写龍文花瓶
五彩龍牡丹文瓶 ←クリック





IMG_5392.jpeg




細部はアレンジしておられます。



IMG_5394.jpeg





IMG_5393.jpeg



本歌より力強い感じですね。










色絵鹿鶴紋平水指
五彩金襴手鹿鶴文鉢 ←クリック



IMG_5407.jpeg





IMG_5406.jpeg

















南京赤絵写龍文四方水指
五彩龍文四方水指 ←クリック



IMG_5411.jpeg




IMG_5409.jpeg






スケッチに似た手のものがあります。



IMG_5450.jpeg




IMG_5452.jpeg




持ち主から借りて写したものだと思いますが、その描写力に驚きます。











赤地金襴手宝相華唐草文
赤地金襴手宝相華唐草文 ←クリック






IMG_5517.jpeg



IMG_5518.jpeg



鮮やかな金彩の技術で蘇らせて、本歌に遠慮をしてか「鉢」にしています。














写し物は、日本の陶芸史では「コピー」とは別物です。
写しに挑戦する作家にも立派な看板があり、
本歌へのリスペクトがあり、時には本歌を超えるものもあります。
また、すでに本歌は戦火などで紛失しているものも多いのです。
私は、
「おおおおおお、この作家がこの写しに挑戦したのかあああ」とかが
ツボになってしまう体質です。
会場にはもっと多くの中国陶器の写し物がありますよ。必見です。










第3章名だたる財界人のご贔屓筋







まずはこれをご覧ください。
早押しクイズ「これは何だと思いますか」
ご近隣の方々には簡単なすぎるかなあ・・・・・





IMG_5468.jpeg
「緑釉金彩楽器形皿」






はい、正解!
早かったですね。

そう
宝塚音楽学校の校章ですね。








となると、これをオーダーしたのは・・・・・・


またも早い!!


そうです。小林一三翁。
逸翁(いつおう)です。




逸翁はこの他にも楽しいオーダーを数々なさっておりまして







例えばこれ、



IMG_5493.jpeg
色絵譲葉図四方鉢







日本画家の須磨対水が大胆な筆でユズリハを描いています。
関西を代表する作家同士の合作です。
二人を結びつけて茶道具を作らせる。お大尽の楽しみ、って感じですね。






IMG_5492.jpeg














そしてこれは・・・・










IMG_5474.jpeg
犬児置物(えのころおきもの)














また、無茶振りな感じがします。
というもの本歌は、逸翁愛蔵の長沢芦雪作「降雪狗児図」ではないでしょうか。

つまり掛け軸の絵です。キャプションには書いてないけど、そんな気がする。

「これ、立体で作ってよ」って感じだったのかしら。




お大尽・・・・・・・・。

そして叶えてしまう名工よ・・・・・。


お互いの美意識の昇華を見たように思いました。すごすぎます。





IMG_5475.jpeg








これも、合作の作品。



IMG_5500.jpeg
漆塗落葉文振出





阪急工美会のメンバー、漆工の三砂良哉との合作です。





少し脱線しますが、漆工の三砂良哉は、逸翁の求めに応じて
歌劇の楽譜を金彩で棗に描いたりする

今でもモダンで素敵な茶道具をたくさん残しておられ、
池田の逸翁美術館で拝見することができます。









この他にも
白鶴酒造の嘉納治兵衛
山口銀行頭取の山口吉郎兵衛


との交流の品も展示されていました。












優美な阪神間のお茶文化の時代を華やかに彩った桐山。
桐山の存在が、どれほど数寄者の楽しみを色濃くしたことでしょう。

そして桐山自身もどれほどその栄誉を味わったことでしょう。
想像するとワクワクドキドキします。











第4章 現在でも全国の茶会で作品が愛用される高い知名度



『初代和田桐山展」、兵庫の良き時代の魅力満載の素晴らしい展覧会でした。
桐山の名は親族に受け継がれ、現在は第4代桐山先生がご活躍です。



桐山作品は、上記のように華やかな絵付けが魅力ですので
どちらかというと裏千家の方々に好まれる、と言われていますが





私は表千家流派なのですが、歴代の桐山先生が大好きで
華やかな中に品のある色選びが上品で


阪神間のおおらかな風土を感じ、京都とも違う色絵だと思っています。


今日もどこかのお茶会で、歴代の桐山先生の作品はきっと使われています。
これが兵庫の、阪神間文化の茶道具なのかあ、と思っていただけると
県民として嬉しいです。










同時開催の2つの展覧会も、これまた見所が深すぎて
体力あったらまたそのことも書きます。



スクリーンショット 2024-07-08 10.31.45.png
スクリーンショット 2024-07-09 15.45.25.png












おまけ





さてお腹がすいたので、お隣へ向かいます。





陶芸美術館の並びにある
陶の郷(すえのさと)は、




スクリーンショット 2024-07-08 13.49.00.png
公式サイトより







広い敷地の中に

買い物ができる窯元横丁↓や





スクリーンショット 2024-07-08 10.39.27.png






IMG_5533.jpeg



丹波焼の窯元、約50軒の展示販売施設です。




スクリーンショット 2024-07-08 10.40.12.png





スクリーンショット 2024-07-08 10.41.32.png










粘土細工や絵付け体験ができる陶芸教室も団体客でいつも大賑わい。








私はレストラン「獅子銀」

丹波黒豆入りコロッケを堪能しました。








川向こうの山の斜面には多くの窯元がありますから、ここに車を停めて
窯元巡りも楽しいですよ。





夏休み、ぜひ、立杭へ!





posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 14:01| 医療以外のつぶやき

今朝の畑からは




おはようございます。


本日の予約の混雑具合ですが
午前中は診察予約の方が午後よりもずっと多めです。

午後2時から4時半での来院をお勧めします。
当院近辺も大変な暑さでございます。
ご来院の際は、お気をつけてお越しください。









今朝の畑からはスダチ(まだ小ぶり)


IMG_5562.jpeg











ウマノスズクサの花が終わって実になっているもの



IMG_5558.jpeg















posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:03| 医院からのお知らせ

2024年07月05日

今朝の畑から。気持ちだけでも初秋をお届け。





今朝の畑からは、続々なるから秋への花が収穫できました。

いけばなや茶道の先生からは「山盛りすぎて」とお叱りを受けそうな・・・

ただ収穫物全部見て欲しい!という生産者や農家の気分でいけてみます。





IMG_5543.jpeg









フジバカマ


IMG_5546.jpeg







キキョウ


IMG_5547.jpeg








ガクアジサイ


IMG_5548.jpeg









コムラサキ


IMG_5545.jpeg








ススキ


IMG_5544.jpeg








コマツナギ


IMG_5551.jpeg








アナベル


IMG_5550.jpeg














こちらはまだ元気なアジサイがいっぱいの
洗顔ブースです。



IMG_5553.jpeg






初めての診察で
美容の、特にシミのご相談の方は、こちらで洗顔していただいています。





今朝も暑いですが、院内涼しくしておりますし
自家用車は前に乗り付けていただける大型駐車場が目の前ですので
どうぞご来院ください。













posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:46| 医療以外のつぶやき
kakimotoclinicA4