2015年09月12日

液体窒素治療の治療に使う道具は全てディスポーザブル(1回使用)です。







液体窒素の治療は、当院でも毎日取り扱いの多いもののひとつです。










液体窒素は−196 ℃。
そのため、特殊なタンクに保存せねばならず、
専門の業者さんから定期的に納入していただきます。







使用する分と気化して蒸散してしまう分とで
結構減りは早いんですよ。









使用する時は、
そのタンクから、このような紙コップに入れて
患者さんの近くに運びます。








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紙コップの中でも、液体窒素の気化は続いているので
まるで天ぷらを揚げているようなピチピチ音が響きます。





初めての患者さんは、油で揚げられるのではないかと
おっかなびっくりですが、

そうではありません。


凍結するのです。








これが、液体窒素に浸した綿棒です。






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シュワシュワ煙が上がっています。










この紙コップも、綿棒も、1回使用。
ご家族で来られた患者さんにも使い回しはしません。











なぜなら、イボのウイルスは、液体窒素の低温の中でも生きるからです。







患部に触った綿棒から、次の患者さんにうつしてしまうことを防ぐためです。
















もちろん、残った液体窒素をタンクに戻したりはしません。










保険診療で、全国一律の点数しか頂戴できませんので
経費面での負担は医院にかかりますが、

これだけは開業時から気をつけている点です。
















posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:19| 液体窒素によるいぼ治療
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