2015年10月03日
稗粒腫の処置とは。
稗粒腫を除去するには、
うすい角質層の下に貯留した内容物を排出します。
当院では、皮膚科用圧出器具はつかわずに
感染予防と、跡を残さないように、使い捨て針とアドソン鑷子を使います。
表面は痛覚を感じない角質層のに包まれているので
麻酔せずに、針で孔を開けます。
追記
痛みに弱い方には貼る麻酔シールを使います。
後日、麻酔シールを1時間以上貼付した状態で受診していただきます。
そして内容物を絞ります。
するとしぼんで中身が出て、白い点だった稗粒腫は消滅します。
しっかり出るまで、ぎゅっと絞ることがあるので、
その時は軽く出血しますが、
1〜2分の圧迫で止血ができ、
その後は洗顔もメイクも可能です。
追記(2020/11/02)
この記事をご覧になって来院される皆様へ
施術は大変繊細な技術です。
数が多い場合は、数回に分けて行うことをご了承ください。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 12:51| その他のいろんな皮膚科疾患の治療