ニキビの治療として、近赤外線を照射してから圧出をする方法は
昔からある治療ですが、やはり今でもとても効果的な手技です。
国で定められた保険点数で行えます。
面ぽう圧出がなぜいいか、ですが
まずはニキビの成り立ちからお話ししましょう。
毛穴の奥にある皮脂腺から皮脂が外に出なくてはいけないのに
出られずに貯留した状態が面ぽうです。

全てのスタートは、この目詰まりから始まるので、
膿む前に、この段階での圧出が、理想的です。
放置していると、細菌感染が強まって、膿を持った腫れた膿疱になります。

こうなると、痛いし、目立つし、悲しい気持ちになります。

その時に、あせって自分で掻き潰さないでくださいね。

もう、本当に、掻き潰した跡を消すのは大変時間がかかるのです。
そんな時は是非、圧出にお越しください。
膿疱の中心部の毛穴にピンポイントで穴を開けます。

そして、その毛穴から膿を搾り出します。

周囲の皮膚を削らないので、しつこい跡形に残りません。

みなさん、ニキビが治ってくると
「治った跡の赤紫の色が気になる」
とおっしゃるのですが、
ご自身で削ったニキビは、まさにそんな赤紫の跡になるので
ご注意ください。
また、当院では、
最初に穴あけに使う針は全て使い捨て。
絞るためのピンセットも1回使用ごとに高圧滅菌をします。
患者さんへの使い回しはしませんので、ご安心ください。