皮膚腫瘍には、姿が表面に現れている皮膚腫瘍が一般に有名です。
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一方、皮膚表面に姿を現さないで、「皮膚の下に何かある」という
皮下腫瘍も、皮膚科ではご相談の多い疾患です。
皮膚や皮下の構造は、大きく分けて3層からできています。

表面の皮膚の層、
その下の、皮下組織脂肪などの層
そして、筋肉や骨などの固定された組織の層
の3層です。
患者さんの皮下腫瘤が一体何なのかは、
今では、 CTやエコーなどの画像診断を行うべきものですが
触診でもおおよその診断が下せます。
中には、触診だけで、ほぼ確定できるものもあります。
腫瘍がどの深さにあるかで、診断ができるものあるのです。

分類1 皮膚表面に癒着して、皮下とは可動性があるもの

粉瘤などの皮膚由来の腫瘍が考えられます。
分類2 皮下に存在し、皮膚とも下床(筋肉など)とも可動性があるもの

脂肪腫や、神経繊維由来や乳腺由来の腫瘍もこの位置にあります。
分類3 下床に癒着するもの


骨由来の腫瘍、外骨腫などがそうです。
分類4 皮膚にも下床にも癒着しているもの

浸潤の強い悪性腫瘍が疑われます。
最近は、乳がんの早期発見に、自分で乳腺を確認することが
推奨されているように、
皮下の状況を確認するのに触診は有用な手段です。
当院では、確実な診断の下るものは当院で手術を行っています。
しかしながら、画像診断を行なった方が有益な場合は、大学病院への
紹介をしております。
まずは、窓口として当院を受診されるとよろしいかと思います。
診察のご予約は
医療法人社団双樹会
皮膚科 芦屋柿本クリニック http://ashiya-kakimotoclinic.com
住所: 〒659-0025 兵庫県芦屋市浜町3−7
電話: 0797340400
無料駐車場8台あります。お電話でご確認ください。
初診予約サービスサイトもご利用下さい。https://www.489map.com/helios/A5054113/reserve