2017年02月25日

「きれいに治す」〜〜〜 ケガを縫合するかどうか






ケガの深さによっては、湿潤環境治療だけでは限界があります。





いわゆる「ザックリ口を開けたケガ」の場合




深い傷5.jpg





断面図はこんな感じ





深い傷1.jpg









このまま口が開いたままでいると、傷が治るのに時間もかかります。




例えば、

毎日消毒だけして、洗浄もしない、

なんて、治療をしていると
治った後も





深い傷6.jpg





傷の幅がそのまま埋まったような跡になります。










しかし、できれば、最小限の細い傷に治したいです。





深いケガ10.jpg










そのためにはザックリ切れている傷が新鮮なうちに治療することが
大切です。








深い傷1.jpg
















膝などの関節ちかくの屈曲する部位では、縫合が一般的です。





深い傷2.jpg














しかし、屈曲しない場所なら、テープ固定も有効です。






こんなテープを使います。





IMG_0717.JPG




テープの縦方向に何筋もの強化繊維が入っているのが
お分かりでしょうか。




これで引っ張り止めると、縫合と同じ威力があります。







深い傷3.jpg













しかし、どうしてもこれらのことができないケースもあります。





その場合は、ハイドロコロイド材による湿潤療法を行います。





深い傷4.jpg










盛り上げて治すのですが、
消毒治療よりは随分きれいに治ります。





深い傷7.jpg










また、受診まで時間の経ってしまった傷には縫合もテープ固定も
できない場合が多いので、
その場合もハイドロコロイド材での湿潤治療になります。







傷の場所、深さ、さらにはその人の生活状況によって、
治療の方法を考えていくことを大切にしています。









posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:56| 湿潤治療・ケガ、やけど