2017年04月11日

日焼けサロンとセラビーム。





セラビームと日焼けサロンの違いは


患者さんに紫外線治療を勧めると、日焼けサロンに行くのとは違いますか?


という質問をよく受けます。




紫外線は波長によって  UV-A、 UV-B、 UV-Cの3種に分けられます。


UV-A は波長 315–380 nm

皮膚の真皮層に作用し蛋白質を変性させるので皮膚の弾性を失わせ老化を促進します。
メラニン色素を酸化させて褐色に変化させ、いわゆるサンタン (suntan)を起こす。
シワの大きな原因になります。


UV-B は波長 280–315 nm
照射されると色素細胞がメラニンを生成し、日焼け現象を起こす。
強力に浴びると赤いサンバーン (sunburn)を生じ、
長年の暴露では皮膚がん発現のリスクを伴いますが
適度な照射は皮膚の炎症を抑える働きが古くから知られています。




UV-C は波長 200–280 nm
オゾン層で守られている地表には通常は到達しません。




日焼けサロンはUV-Aの照射、 セラビームはUV-Bの中心波長のみの照射



日焼けサロンでは黒くなる日焼けを目標とするのでUV-Aを使用しています。

セラビームは、UV-Bに中でも、実験的に最も抗炎症効果の高い308nmの波長を使用しています。
不要な短波長は新開発のエキシマフィルターでカットしています。




セラビームを最も効果的に照射するには、
照射の強さを赤くならないギリギリの強さに合わせることが大切です。




通常、100mJが標準の強さになりますが、
それでも効果の弱い方、逆に真っ赤に日焼けする方、
色々なケースを体験します。


弱いジュール数から、回数を経て、合う強さまで上げて行くことを
心がけていますが、
MEDを測定してから、本格照射を始めることもあります。


MED(最小紅斑量)とは紫外線を浴びた24時間後、
皮膚に紅斑を生じる最小限の紫外線照射量です。




どちらのスタートをするかは、患者さんの症状によって
お伝えしています。




セラビーム施術中.jpg










posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:27| セラビーム紫外線治療