2017年09月02日

足爪の痛む人、陥入爪の人が靴を選ぶ時に注意すること。




足の爪が痛いというご相談は1年を通して多いのですが


最も初期症状はこの2つ






1 横からの圧力で爪の側面が肉(皮膚組織)に食い込む


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2 正面からの圧で、 伸びる方向に山ができ、先が詰まる





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どちらも、意識しないうちに起こっている、靴による圧迫です。









特にこの季節に多いのは部活などによる爪の痛み。

過去に来られた患者さんに何をされているか聞いてきたところ
バスケットとテニスをなさる方に爪の疾患は多く発症しています。






どちらも、
ダッシュしてきて、急にストップすることを要求されるスポーツだから
かなと思います。





欧米発祥のスポーツですが、やはり靴文化の長い国の人たちが
考えたのでしょう、どちらもヒモ靴を履きます。



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特に短距離ダッシュとストップを激しく繰り返すバスケットボールは
くるぶしまでの長さのシューズで行います。




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ヒモ靴がなぜいいのかというと、
足先が前滑りしないで、靴の前方に衝撃回避の空間ができるからです。





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しかしながら、ここに問題が。
多くの学童が、足の長さだけで靴を選んでいます。
縦の長さ、例えば23センチとか、そういうサイズです。







それで合う靴を探す時




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靴やさんもつま先を押して
「先に余りがあるので大丈夫です。」
と選んでくださいます。




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しかし、足の甲のすごく薄い学童だと実は甲の部分はブカブカです。




靴紐4.jpg





そうすると活動中に靴の中で前滑り現象が起きて
爪は衝撃を受けるのです。




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スポーツをするときは、前滑り衝突を防ぐために
必ず紐をしっかり結ぶこと。




しっかり結んでもブカブカするようだったり
しっかり結ぶとどこかが当たって痛いようなら


そのデザインの靴は、足に合いません。






思い切って、違うデザインの靴に変えた方がいいのではないでしょうか。





同じことが社会人にも言えます。


例えば

このタイプの紐靴は


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どんなにきつく紐を締めても、足首がきつくなるだけ
かもしれません。
甲が薄い人の前滑り予防には不向きです。




足の爪が痛い人が選びがちな幅広靴なのですが
それだけでは前滑り衝突を防げないのです。







このタイプも


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しっかり締めても、甲が分厚い人にしかフィットしないかもしれません。







この手前の赤い靴は

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かなりホールドできる可能性があります。






残念ながら、
靴やさんも、このようなことにあまり気づいていないことが多いので
ご自身で履き比べて選ぶ方がいいかもしれません。







靴と爪関係の記事は過去に書いていますので、ご参考になさってください。

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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 12:55| 足・爪・靴に関する疾患