2017年09月11日

ケガの経過。日焼け予防の対策など。





顔の外傷は、心まで痛めてしまうほど
ご本人にとっては悲しい出来事です。




外傷の経過は以下の通りです。







外傷は皮膚が


炎症後色素沈着1.jpg






えぐり取られるという現象なのですが




擦過傷(すりむき傷)ですと、真皮層までの傷。



炎症後色素沈着2.jpg







鈍器でえぐられるほどになると脂肪層まで欠損してしまうこともあります。



炎症後色素沈着3.jpg







これらが治る過程で、様々な体内の細胞が活躍します。
血小板や白血球、マクロファージなどの出番です。



その働きを促すように外用剤や湿潤環境療法を使います。








その結果、皮膚はふさがります。(上皮化といいます)。




炎症後色素沈着1.jpg




しかし、重症の傷の場合、多くの場合がそうですが、
メラニンというシミを作る物質が皮膚の奥に大量に発生します。



炎症後色素沈着4.jpg



この状態を「炎症後色素沈着」と言います。







老化のシミと違って、これらの一時的に増えたメラニンは
何もしなくても消えてくれますが、
より効果的にこの色素沈着を消すには





その1 ビタミンCやトラネキサム酸、ハイチオールの内服


その2 遮光(徹底した日焼けの予防)


その3 スーパーライザー治療



などが効果を上げています。






この中で遮光だけは皆様にお任せしてしまいがちなのですが
本当にちゃんと遮光ができているかは、
難しい問題です。



元々、お顔のケガをされる方はアクティブにご活動の方が多いので
スポーツや外出で、多くの紫外線を浴びてしまいます。




せっかくケガの後のメラニンを消そうとしているのに、
日焼けでメラニンを増やしてしまっては
症状は長引きます。





そんな時に、よくおすすめしているのが
これ



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岩城製薬さんが作った
レーザー後のケア用の肌色の日焼け止めです。






このくらいの色でも


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この日焼け止めを塗ると





コンシーラー.jpg








このようにはっきりとカバーできます。







無色の日焼け止めだと、汗で流れてしまっても
気がつかずにいるかもしれませんが




このタイプのものだと、
汗で流れにくく、
万が一、流れた場合はケガの色がむき出しになるので
すぐ気付くことができる利点があります。







女性だと、この上からお化粧可能ですし、
当院では、小学生の患者さんにもお母様たちのご希望で
利用していただいています。










色素沈着が早くなくなるように。
そのための一つの方法です。











posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 14:31| 湿潤治療・ケガ、やけど