2017年11月10日

ファーストピアスからセカンドピアスに変えることができるかどうか。







今年になって当院でピアスを設置した方は、昨日まででちょうど60名に
なります。




関連記事「初めてのピアス。そのリスクとは。」

当院では、ファーストピアスを2ヶ月ははずさないように
お伝えしています。



2ヶ月を経過した頃に、セカンドピアスへの変更が可能に
なるからです。



しかしながら、中にはセカンドピアスに変更できない方も
おられます。
どういうことが起こっているのか説明します。(写真はフリー画像を加工しました)










ピアス設置から2ヶ月経ったところでファーストピアスを外してみた時



piasu2.jpg



孔から出血も浸出液もなければ、まず合格。
セカンドピアスへの変更は可能です。








しかしながら、ファーストピアスを外した時に
孔から出血があったりジクジク膿状の液体が出ていたら



piasu1.jpg


そのままセカンドピアスに変更することは危険です。








ジクジクしている原因はどういうことでしょうか。






ピアスを設置してから完成までの経過を追ってみましょう。






耳たぶに


ピアス1.jpg







パチンとピアスを設置します。


ピアス2.jpg








その時点では、肉にピアスが串刺しになった状態なので
ピアスの軸の周りは出血する傷面の状態です。


ピアス3.jpg







そこに、
「このままではダメだ、傷口を治さなくては」という生体反応が生じ、
軸の周囲に皮膚が貼る、つまり上皮化が進むことになります。


体にとってはちょっと残酷な過程でもあります。

ピアス4.jpg







そうして無事、上皮化が完成し、
皮膚の内張がなされたトンネルが完成したら
それこそがピアスホールの成功です。



上皮化.jpg







しかし、どうしても皮膚が貼ってくれない人もいます。

ピアス3.jpg






理由は様々。
ファーストピアスが18金だったら、そのアレルギーのこともあるし
ピアスという異物を受け入れられず上皮化しない体質の人もいます。
たまに細菌感染を生じて化膿している例もありますが
単に創面がむき出しの上皮化不全がほとんどです。



この上皮化不全の時に、
よく消毒をすごく頑張ってしまう人がいますが
細菌感染が生じているわけではないので、
消毒薬が上皮化を阻害し逆効果です。





そんな時は、治療用のピアスに差し替えて
再度、上皮化を促してみます。




IMG_2121.JPG






その後の経過は様々で、



2週間ほどで上皮化が完成する人、
治療用ピアスを交換しながら数ヶ月かかる人、
断念する人。


色々なパターンがあります。








苦労の末
やっと上皮化し、きれいなピアスホールが出来た時、
私もとても嬉しい気持ちになります。




earring-1451014_640-dfd3f-thumbnail2.jpg




そんな苦労の人を診察していると、
2ヶ月で上皮化しきれいなピアスホールができる人は
本当にラッキーな体質の人だなあ、と感じます。



みなさんのピアスホールは大丈夫ですか?




関連記事「ファーストピアスをはずします。」






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医療法人社団双樹会
皮膚科 芦屋柿本クリニック http://ashiya-kakimotoclinic.com
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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 12:07| その他のいろんな皮膚科疾患の治療