2018年01月12日

綿100%または絹100%で身を包む。


これだけ寒くなると、アトピー性皮膚炎の患者さんの肌の水分量を計測すると
数値が 「0(ゼロ)」ということも大変多く体験します。



寒さで発汗作用が停止していること、空気が乾燥していることが大きな原因です。




水分計測量ゼロ、とはどんな肌でしょうか。




ご本人はびっくりされますが、皮膚科の現場ではすごく多いことなので
生命上の危険があるわけではありません。





水分計測量ゼロの肌は
肌の表面を覆う角質層が干からびて反り返っているので
よく見ると、きな粉をまぶしたように白く粉っぽいザラザラ肌です。









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(当院の患者さんではなくフリー画像*です。)








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(同じくフリー画像*です。)









模式図で描くと、
皮膚表面がなだらかでなく、干からびて反り返っている状態です。



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この状態では、着るものの素材が症状を左右します。








この状態の肌によくない素材は




フリース
ポリエチレンテレフタラートというペットボトルと同じ原料から作られる繊維です。



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保温系の化学繊維の機能下着やストッキング
特に複雑な網目構造になっているので、肌の摩耗が強くなります。


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羊毛

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案外、繊維が硬いのですれるとチクチク痒みを生じます。













逆に
この状態の肌に適した素材は




綿100パーセント
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そしてシルク(絹)100パーセント
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なぜ100パーセント、というかというと、
化学繊維との混合も多いからです。
例外として綿シルクの混合は理想的です(高級材ですが)。








しかし、今、身の回りや店頭を見渡しても、
これらの素材を見つけることは困難な時代になってきました。
化繊全盛の時代なのです。









そこで診察室でご提案している方法は


1)襟元はシルクのスカーフかバンダナを巻いて、その上にウールやフリースが触れるようにする

2)皮膚に触れるところは綿の下着やシャツを着て、その上からヒートテックなどの下着を着る

3)ズボンやパンストの下に、綿の長いステテコ状のものを履く。

4)パジャマは、案外天然素材でないことが多いので、素材を確認し、綿や絹にする。




これだけで、アトピーの症状はかなり良くなります。




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*フリー画像とは著作権フリーで登録されている写真で、
フリー画像サイトの写真をダウンロードした利用者は、商業目的その他目的を問わず、写真を自由に改変、編集および使用することができると規定されています。今回の写真は、「乾燥肌」として登録されている写真です。










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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 11:07| アトピー性皮膚炎