2018年02月20日

湿潤環境治療と「皮膚呼吸」。



この季節の手荒れは



本来ならしっとりと湿潤していてほしい肌が



湿潤肌






寒気やお湯使いで、干からびて割れてめくれてしまうことが
悪化の原因なので


乾燥肌






しっとりと湿潤環境をいかに作るかが大切な鍵となります。

乾燥肌の湿潤環境






日中、手を使うお仕事でケアができない方にお勧めしているのが
夜間密封療法ODT( occlusive dressing treatment)。





ワセリンのようにしっかりと油分の多い軟膏をたっぷり指先まで塗って、
その上から使い捨てポリエチレンの手袋をすることで
軟膏パックをします。



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手首をセロハンテープなどで留めて、就寝していただく方法です。




重傷の時は、その軟膏にステロイド剤を使います。




夜間の6〜8時間で、かなりの回復をします。






この治療法は、夏は汗腺が活発に働くので適しません。
しかし、この疾患自体が汗腺が休んでいる冬の時期のものなので
通常、支障ありません。



時々、「皮膚呼吸ができなくなるのでは?」というご質問を受けますが
ヒトは皮膚呼吸は行いませんので大丈夫です。






夏になれば汗対策の患者さんが増えるのですが、
逆にアカギレは、汗もかかない冬ならではの疾患です。
夏が恋しいですね。







posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:47| アトピー性皮膚炎