2018年08月20日

アトピーの重症度に合わせた治療。



現在、アトピー性皮膚炎に効果があると実証され
保険適応となる治療には以下の様なものがあります。





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サノフィ株式会社「デュピクセントを使用される患者さんへ」より抜粋





この表では
左側に外用療法(塗り薬の治療)
右側に全身療法が記されています。






軽い症状のアトピーの人だと、1の保湿剤の治療でコントロール可能ですが


より重症の場合は、2ーー>3ーー>4

と重症向けの治療に進むことになります。






普通、アトピー性皮膚炎の患者さんは、
ご自身がどれほどの重症度にいるのか分からないものです。

しかし、私たち皮膚科医は、初めて診察する段階でも、
ほぼ一瞬見た瞬間に、この人の重症度はこれくらいだとわかります。




その認識の差で、患者さんの不信度が高まる様に私は分析します。






多くの(正しくない情報も多い)ネット上のアトピー治療の知識から
患者さんは、1で治してほしい
と医院を訪れます。




しかし、ベテランの皮膚科医の目には
より重症向けの治療がすでに必要な段階であることがわかった場合、


患者さんサイドは
「いきなり強い治療を持ちかけられた、信じられない!」と
思うかもしれません。



そんな時、まずは保湿治療からスタートして
確かに効かないことを確認してもらってから
重症向けの治療にスライドする。


そうすると、患者さんは自分の重症度が高いことを
客観的に認識してくれださり、重症向けの治療に進める。




それが理想ですが、そう、上手くはいきません。








中には自分の重症度を度外視して
保湿剤や非ステロイド外用剤以外は
使いたくない。
という人たちも多いからです。





そういう時に、よく行うのが、この5
光線療法です。




アトピー重症度治療2.gif




当院ではセラビームという医療機器で行っています。


uv2-thumbnail2.jpg





全ての患者さんの症状は違い、考え方も違います。

どの治療法が一番適しているか、は
本人がどれを望んでいるかも大きく関係します。



そして今年発売となった8デュピクセントは
今までの治療法で満足度が低かった患者さんには画期的な新薬です。




なかなか効かない治療や通院のストレスから解放されることが
できる可能性が高まったと思います。

















posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 12:55| アトピー性皮膚炎