2018年09月20日

穏やかに過ごすために。




皮膚科の疾患は
強いストレスを伴うことが知られています。

また、
強いストレスは皮膚科疾患を引き起こすことも知られてます。


その理由は、様々な説がありますが

ストレスがNK細胞を減らすから、とか
自律神経が肌の調節を行っているから
などと言われています。




ストレスが関与していることが考えられる疾患

1、円形脱毛症
2、アトピー性皮膚炎
3、蕁麻疹じんましん
4、掻破性皮膚炎
5、ニキビ


当院で多いのはこんな感じです。


これらの患者さんから、診察時に強い焦燥感を感じ取ることも多いです。







人間関係でストレスを受ける

皮膚症状が悪くなる

ストレスのせいで自分の皮膚症状が悪化していることが
様々な、次の感情を生み出す。
 ストレスの原因への憎悪
 治らないことの焦燥
 自分だけこうなっていることを理解してくれない周囲や
 治す事が出来ない医療機関への怒り

さらなる悪化






そんな場面を長い診療生活の中でたくさん経験してきました。




上記の連鎖を断ち切るのは、
「数日中に目に見えて症状が良くなる」
事が、最も特効薬です。







そのためには、1から4ではステロイドの内服や注射をすることもあります。
また、5では保険外のフォトやヒートマスク導入を勧めることも。

私がそう勧めるときは、急性増悪の時。
その後、症状が落ち着けば気持ちも落ち着くので
悪化の連鎖を抜けられます。





しかし中には



「そうじゃなくて、原因が知りたいんです」


と怒り出す人もいます。





ただ、今の医学で、例えば
「ピーナッツを食べたのが原因ですよ」
などのような単純な原因解明ができる疾患はほんのわずか。



今の医学でできる検査といえば
血液検査、生検、パッチテスト。

それらを駆使しても説明もつかない場合もあるし
検査を拒否する患者さんもいます。





それも悪いことではありません。
本人の病状(ストレスの重さ)を、より理解できるからです。



重症の場合、最も苦しいのは患者さん自身です。
だけど、ちょっと「こだわり」が強すぎて、
そのためにQOL(治療がもたらす生活の質)を自ら下げている場合は
ないでしょうか。





穏やかに過ごすために、
強すぎる「こだわり」を、他のものに向けるのもいいかもしれません。

元々集中力のある人が多いので、
素晴らしい才能が開花するかもしれません。




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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 13:26| その他のいろんな皮膚科疾患の治療