2019年02月16日

皮膚腫瘍を除去するかどうか。




皮膚腫瘍のご相談は、毎日数件あります。


2016年から2018年の3年間で
当院が切除手術した皮膚腫瘍は以下の通りです。



色素性母斑(俗称ほくろ) 66例
アテローム  27例 (切開排膿症例は除く)
脂漏性角化症(俗称老人いぼ)32例
軟線維腫  10例
扁平上皮癌(悪性) 1例
基底細胞上皮腫(悪性) 3例
日光角化症(悪性) 2例
ボーエン病(悪性)  2例  
ケラトアカントーマ(悪性に分類する説もある) 2例
他臓器腫瘍の皮膚転移  1例  
毛細血管拡張性肉芽腫  1例
神経線維腫  1例
静脈湖  1例
血管腫  2例
眼瞼黄色腫  1例





どうですか?
聞いたことのないような名前ばかりではないかと思います。
そして、「ほくろ」や「いぼ」という病名がないことにも
ご注目ください。


「ほくろ」や「いぼ」は
大昔から日本人が、分類とは関係なく呼んできた俗称で


鶴もカラスも区別なく「鳥」というのと同じです。







実際の患者さんはご自身の皮膚腫瘍を
「ほくろ」とか「いぼ」と表現されます。




「それは、皮膚線維腫ですよ」
とお伝えすると

「え?いぼじゃないんですか?」
とおっしゃる場面は、診察室ではよくあることですので
お気になさらずに。いい気分(温泉)








それぞれの腫瘍に細かな特徴があるので
私たち皮膚科医は、見れば予測がつくのですが、

切除手術をして病理検査の結果が出てみないと
確定診断にはなりません。


予想が覆されることも、時々はございます。





と、検査を勧めるような文章になってしまいましたが、
現在、予約を新たに受け付ける枠が、残りわずかです。
気になっておられる方は、早めのご相談を。






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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:09| ホクロや皮膚癌