2019年09月28日

足指の間のジクジクは、何が原因かを推察することから。



足の指の間が腫れ上がり、浸出液で靴下がぐっしょり濡れて
来院する方は、毎週のようにおられます。


この場合、いくつかの疾患が考えられます。


1)水虫の悪化
2)水虫に、別の化膿菌が感染したもの
3)なんらかのかぶれ(多くは水虫薬)
4)過剰な洗浄で皮膚を痛めた



まずは真菌検査を行って、
水虫菌がいるかどうかを見て、
そこからは患者さん本人から事情を聴取し、
原因を推測し治療方針を決めます。





治療方針は、

1)水虫の悪化
水虫薬を塗っていたかどうかでも判断が変わります。
塗っていたのであれば、その外用薬が効いておらず、
しかも、もしかしたらその薬で悪化したかもしれないとも
考えられるので、別の系統の薬を処方します。

2)水虫に、別の化膿菌が感染したもの
水虫薬ではなく、化膿菌の対策の抗生物質の内服も
必要になります。

3)なんらかのかぶれ(多くは水虫薬)
通常、水虫の時には使わない、ステロイドの外用剤を使います。

4)過剰な洗浄で皮膚を痛めた
状況は、外傷(けが)と同じなので、
けがの治療を要します。




診療歴が来年30年となる私ですが、
上記の分類をして治療をしても
時には途中で治療方針を変更しないといけない時もあります。



案外、難しい疾患です。






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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 08:47| 足・爪・靴に関する疾患