2020年08月18日

手足の細かい赤いプツプツは痒疹かも。




痒疹という疾患は、皮膚科医では日常的に取り扱う疾患ですが、
謎な部分も多い疾患の一つです。




痒疹


発生場所
1位 膝下
2位 腕
3位 お腹周り
4位 全身



症状
1 赤いプツプツ
2 触るとひとつひとつが触れる(平坦ではない)
3 痒いことが多いが痒くないという人もいる
4 痛いという人もいる
5 じんましんを掻き破っているうちに生じる人もいる
6 虫刺されが最初にあり、掻いているうちに刺されてもいないところに生じることもある
7 最初に膝下から発症し、腕や全身に広がることもある
8 こじらせると数年間悩まされることもしばしば。



原因
決定的な病原菌もウイルスも存在せず、特定のアレルギー物質が検出されるわけでもない
現代の医学でも謎の多い疾患である。
ただ夏に圧倒的に多い疾患なので、紫外線や発汗、虫刺されなどは関与すると思われる。




治療
最も効果的なのはステロイドをしっかりと外用すること。

処方されたステロイドを1〜2回塗るだけではまず治らない。

ひとつひとつの粒にしこりをもみ消すように練り込むように外用する。
初日から数日は、これを一日3回以上は実施すること。

治療期間中に新たな虫刺されが生じたら、治りかかっていた部分が
また症状を増悪してしまうので、絶対に虫に刺されない環境を作ることも大切。






以上は、私の治療経験をまとめたものです。
治る疾患ですが、ご本人の努力も必要なので、一緒に頑張りましょう。







posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:27| その他のいろんな皮膚科疾患の治療