ワイヤーを入れることもできない重症例は
親指の大きさがレギュラーサイズより大きめな人で
爪の幅も飛び抜けて大きい人
で発症します。
これは先天的な形状なので、比較的若年層で発症し、多くの患者さんが10代です。
爪の横側に赤い肉が腫れあがっています。
不良肉芽、というもので炎症が繰り返されると反応性に出現する、よくない現象です。


爪の横側は見えないのですが、鉤で引いてみると

巨大な爪が隠されていたことがわかります。

黒射線部分が、赤い不良肉芽の下に隠されていた爪です。

この問題を解決するには、
この射線部分の爪が大きすぎて必要ない余剰部分だ、という判断をします。


そこでその部分だけ、麻酔をした上で抜爪します。


それだけでは、次にまた同じ爪が生えてくるので
爪の新生を止めるためにサージトロンという機械で熱を加え爪母を焼灼します。

2ヶ月くらいすると、爪の幅が細く整います。


10代の方を中心に保険診療で多く取り扱っていますので、ご相談ください。