2022年10月18日

「経過をどうみていくか」、いつも頭を悩ませる問題です。



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いつも、毎回、この場面で、頭を悩ましています。
多分、開業医さんあるあるです。



A次もまた見せて欲しい、と予約を取る

とした場合、

患者さんの受け止め方には2種類あります。
1)これ以上の通院はしんどい、もしくは医療費は抑えたい
2)丁寧にフォローしてくれてありがたい


20年前は圧倒的に2)でした。
しかし、年々家計における医療費への配分は、厳しくなっています。
また、スイッチ薬品も多く出回り、医師の役目は年々希薄になっていると感じます。
クリニックなんて1回だけ行って、アドバイスを聞くだけの場所、と考えている人も増えました。



そして少し前までは2)だったけども状況が変わって1)の考えになっている人もおられると思います。




では、

Bほぼ治ったので、また悪くなったら来てくださいと伝える


としてしまっていいのか、


患者さんの中には、当院に来ること、私やスタッフに見守られていることを
生活のリズムや不安の解消にしている方もおられます。


突き放された


と感じてしまわれることもあるかもしれません。





いつも、この方はどうお感じだろう、と頭を悩ませる問題です。




私自身もよく病院にかかります。
医師の私が患者で行くと、先生によっては負担に感じる方もいるかもしれません。
それですので、割と積極的に声に出して言うようにしています。

「先生、今後もフォローをお願いしたいです」
または
「先生、多分大丈夫に思いますので、また悪くなったらご連絡させせていただきます」
などと。


そうすると、私の主治医の先生も動きやすいからです。








posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 08:59| 医院からのお知らせ
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