2022年12月01日

三輪途道さんのこと その5(その後)



当院の年若い患者さん達は、色んな情報に敏感に反応されます。
時に当院に飾られた絵に興味を持つ人もいて、すごく嬉しく思います。





去年、熱く語ってしまった三輪途道(みわみちよ)先生
その後の大活躍について触れさせてください。




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先生は、具象彫刻家であり、空想彫刻家でもあり

例えばこんな作品を彫るような、技量の高い作家として活躍されてきました。


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数年前、眼科医師から「失明」、と宣告された先生のその後は、

「この後の制作活動はどうなってしまうのだろう」という周囲の心配の斜め上を行く
パワー全開の大活躍で、







1)彫刻刀は無理になったので見えなくても作れる脱乾漆技法に切り替えて作品を生み出している








2)反響が大きく「一般社団法人メノキ」を立ち上げる





3)「みえなくなったちょうこくか」出版

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谷川俊太郎先生に推薦の言葉をもらっちゃったりして






4)作る時に作品の大きさを把握できないので、ビー玉を埋め込んでその個数で大きさを把握する技術を開発。
  飛躍的に作品のグレードが上昇中。




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5)見えない人に対する社会のサポート機構をどんどん知っていき、
 一人で群馬から東京まで外出できるようになり交際が飛躍的に拡大中で個展も開催。


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6)講演会、対談を次々と重ねるうちに面白トークの話術にさらに磨きがかかり、
  伊藤亜紗教授をして「三輪さんの話ってどうしてそんなに面白いんですか」との評価




「見るって何?」 伊藤亜紗(美学者)と三輪途道による対談 2022年10月29日















7)ABEMAニュース【公式】(千原ジュニア進行)で取り上げられて、話題となる




【独創的】全盲の彫刻家の触れるアート「目がない作品」に込めた意味








7)「私はまだまだやりますよ!もっといいものを作ります」と宣言。


 


以上のように、
東大寺に乗り込んで重源さんを彫り始めてしまった勢いがそのままの
先生の楽しそうなお姿を見てしまうと

先生を心配したりするのは、失礼だと思い知らされている私で

それって、私の医療のあり方にも影響があって・・・・・・・。




まだまだ目の離せない三輪途道先生の進化に、期待をせずにおられないのです。

















posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 18:50| 医療以外のつぶやき
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