ここにあるのが作家の代表作ではないけれども、
(他の美術館に、もっと有名な作品があるのです)
紹介しておこうと思う作品たちです。
アンディ・ウォーホル作「グレムリン123」-------------

昔は広告用に日本のサントネージュワインのポスターに坂本龍一の絵を
オーダーされて描く、なんて身近な存在だったアンディ・ウォーホル。
(坂本龍一さんはその時代はメイクもして大人気のポップスター寄りの立場で
晩年の哲学的な風貌はまだなかった頃です。)
そんなアンディ・ウォーホルも今は価格が高騰し、嘘のようなお値段になりました。
この絵は映画「グレムリン」のキャラクターを描いたものです。
3色あります。
このように実際の写真をシルクスクリーン作品に仕上げる作風の作家です。
多くの人が一度は目にしたことのある作家でしょう。
現代アートというよりも、もう近代アートに分類されそうですね。
奈良美智(ならよしとも)作「長い長い長い夜」-----------

2002年には芦屋市美術館で大きな個展をしたので市民の方は覚えているかもしれませんね。
少し機嫌の悪そうな女の子をモチーフにした作品が有名です。
出身地の青森県立美術館は彼のファンの聖地です。
ロイ・リキテンスタイン作「スイート・ドリームス、ベイビー!」------------

アメリカンコミックを画材に表現した作品が有名です。
影響を受けた作家も多いと思います。
高校生くらいの時、ニューヨークの近代美術館MOMAのお土産に
リキテンスタインのポスターを買ってきてもらったので
ずっと部屋に貼っていたので
高校の同級生のように思います。
町田久美「雪の日」-------------

日本画なのです。
和紙に墨、胡粉、岩絵具などで描いているのです。
この方の登場は、ちょっと私にはショッキングでした。
日本画の筆で美しい線が引けて、素材の扱いも一級。
それでいて、モチーフはこんな感じ。
このパターンのシリーズが全国の美術館に所蔵されています。
須田悦弘作「バラ」-----------------


木彫なのです。
いつも素材は自然にある草花です。
超絶技巧なのですが、現在そう言われているグループよりも先発で
アートよりの立ち位置の作家です。
美術館のエスカレーターホールにも常設されている作品があるのですが
知らない人が多いかも。
ぜひ探してみてください。
ああ、書ききれません。
しかしこれにて今回の国立国際美術館のことは終了にします。
ご覧いただいた方、ありがとうございました。