2023年09月11日

秋から年内に直しきりたい「虫刺されの跡」







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「みんなと同じように虫に刺されたのに、すごく腫れ上がって滲出液も出る」

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そんな現象の背景には「type2炎症」が関与していることが
わかってきました。


「type2炎症」の代表格はアトピー性皮膚炎。


つまりざっくり言うと
「アトピーや花粉症、喘息などのあるグループの人は、虫刺されも悪化しやすい」
と表現することができるでしょう。




まだ、アトピーや花粉症が発症していなくても
体質として親御さんから受け継いでいるお子さんにも

ひどい虫刺されは生じやすいようです。




そして、それを掻きむしり続けていると
数年間も治らずに固定蕁麻疹、結節性痒疹といった
疾患へと悪化していきます。



翌夏にはまた虫に刺されるので悪化の一途をたどります。





その悪化のループを断ち切るためにも、
「type2炎症」の特性をよく理解して、できるだけ
その時の年末までに一旦は治しきること、
越年させないことが大切です。







今がその時期。
当院も力を入れている治療ですが
当院が遠方の方はお近くの皮膚科へ。
















































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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 11:25| その他のいろんな皮膚科疾患の治療
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