
ステロイドをすごく使いたい医師はいません。
ではどんな時に使うことになってしまうのでしょう。
1 重症の炎症
2非ステロイドでは治すことが難しい
3ステロイドを絶対に使ってはいけない病気を持っていない人
上記が、医師がステロイドを使うときのきっかけだと思いま
この中で、患者さんがいちばんわかりにくいのが2番です。
本当にステロイドでしか治らないのか、
ここがいちばん患者さんが引っかかるポイントではないでしょうか。
なんせ自分の周囲にはこんな症状の人はいないし
ステロイド怖いって人は言うし
ここで
医師サイドからの見方をちょっと種明かしすると
長年診療をやっていると、非ステロイドでは治りが悪い、遅い、または治らない
という場面は割と瞬時に判断ができます。
ただ私は
絶対に使いたくない人のお気持ちもできるだけ守るようにしています。
使いたくないのに処方はしません。
すごく困難かもしれないけど、できるだけやってみましょうと
お話ししています。
ただ、ステロイドなしで
うまくいってるか、観察させてください。
無理はしないでください。
まずは、ご自身の病状がどの程度重症かを相談して
判定してもらえる医院を見つけることから始めてみましょう。
安定期に入るまでは、市販薬は、お勧めしません。
ここで少し宣伝ですが、今年導入したセラビームの新型機種は、
http://dr-kakimoto.com/category/4161746-1.html
まだ日本でも少ない台数しか稼働していませんが
痒み抑制効果に特に優れています。
アトピー性皮膚炎に保険適応で、ステロイドを使いたくない
または減らしたい患者さんの治療に大きな助けになっています。