2023年11月14日
年内のボトックス施術最終日は12/28です。
(コールドラインで輸送される純正ボトックス、カチコチに凍ってます)
当院の、2023年のボトックス施術件数は現在のところ、のべ100件。
例年よりやや多いご相談件数になっています。
当院のボトックス施術に用いる注射器は
針の細さを表す数値はG30(30ゲージ)
直径は0.3mm です。
他の針と比べてみましょう。
上から18G 22G 一番下がボトックス用の30Gです。
余談ですが
18Gは、皮膚に刺す用途よりも、使い捨てメスの感覚で使うことが多いです。
はち切れそうな膿疱をつついて小孔を開けたり、
ハサミでは痛い魚の目をそっと削り出したり
22Gは採血に用いています。採血用としてはかなり細い方なので
お子さんの採血の時も、みなさん泣かずに我慢できてくださいます。
18Gと30Gの針の細さと比べると
元々糖尿病の方々が、日常のインスリン注射に使うための注射器で
極限まで痛みに配慮した特殊な針付き注射器です。
毛穴の大きさより小さいくらいですので
ボトックス注射時も毛穴にめがけて刺すようにすることで
さらに痛みを回避できやすくなります。
ボトックス初診の方の診察の流れは
1)気になるシワを、思いっきり出してもらいます。
写真撮ります(紙カルテ用で、オフラインなので流出の危険はありません)
(この写真はフリー画像です)
2)もしそのシワをボトックスで止めた時に、どれほど目が開きにくいか、
大丈夫かを入念に話し合います。
3)麻酔のシールを貼り、30分から60分、待っていただきます。
予約なしの急な来院でも施術できますが、
診察時間終了間際の場合は麻酔なしになってしまいます。
(すみません、従業員を残業させられませんのでご理解ください)
4)注射します
5)2週間後に、その注射が適量か、不都合がないか、確認の診察に来ていただきます。
結構時間かかります。1時間半くらいはかかるつもりで来院してください。
また、私の技術に関係なく、毛細血管を注射器がかすめた場合は、内出血が起こる可能性はあります。
その場合は2週間くらい色が残ることがあります。
リピーターの方々は、家から麻酔シールを貼って来院され、
2週間後の診察もスルーして次回(4ヶ月後)の施術に来られます。
ボトックス施術、年内最終日は12/28です。
試してみたかったけど、仕事の休みが取れにくくて
という方にはいいかもしれませんね。
しかし、施術後効果が出るのに数日かかることと、
内出血の可能性を考えると、お正月直前ではない方がいいかもしれませので
スケジュールを考えてご相談ください。
ボトックス相談は毎日、通常の診療時間で行っています。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:18| ボトックスビスタ