2024年03月30日
ケガで爪の下に血が溜まっている「爪下血腫」の血抜きについて
ケガで、足の爪の下に血が貯留する「爪下血腫」のご相談が
相次いでありました。
春のアクティブな気候と関係があるのかもしれませんね。
爪下血腫について、原因と治療をお話します。
爪下血腫(そうかけっしゅ)は
爪の下に
血が貯留している状態(血腫)です。
あまり痛くなく黒くなっていることで気づく場合と、
痛みで我慢できずに気づく場合があります。
痛みに気づきにくいパターンは、
長く歩行した時や登山で、
靴の圧で爪が押される場合に多いようです。
激痛があるのは、上から重いものを落とした時に多いようです。
そのような圧で、爪の下に出血が生じます。
その血溜まりを血腫と言いますが、それによって
爪はぷかぷか浮いたようになります。
治療は
痛みが強くない場合は、生え替わりを待ちます。
下から新しい爪が生えてくると
黒い爪は追い出されるように入れ替わります。
完全に入れ替わるのに6ヶ月から1年かかります。
痛い場合は、爪の下に多量の血液が出口を求めて貯留している状態なので
針などで穴を開けて、
血を出します。
その場で痛みが軽減するので、喜んでいただいております。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 13:29| 足・爪・靴に関する疾患