
三田谷学園は、当院から北に徒歩10分ほどのところにある
「障がい児入所施設(福祉型)」です。
創設は昭和2年と歴史も古く、広大な敷地に立派な施設が充実し
地元芦屋市だけでなく関西一円から入居している学生さんがいらっしゃいます。
当院とのおつながりの歴史は古く、当院が開業した1996年から
すぐに関係が始まりました。
先生が皮膚科的な相談のある生徒さん達を連れて受診されます。
お一人の時もあれば3人くらい一緒の時も。
余裕ができてくると、先生のメモを持って一人で来ることもあります。
「よく来たね」と診察し
「2号線渡る時、気をつけてね」と帰らせます。
私の方はいつも、優しい子ども達に癒される、
大切な診療の時間です。
学校の話を聞かせてもらいながらの診療は
私自身の診療の学びにもなります。
こだわりが強いお嬢さん、怖がりの坊ちゃん、
そんな方々が安心して治療を受けられるにはどうしたらいいか
20数年かけて、私も学ばせていただきました。
一人一人の患者さんとは、学園を卒業するまでの短いお付き合いですが、
学園とのお付き合いは、これからも続くと思います。