2024年06月06日

巻き爪のワイヤー治療の説明、再び。



過去に掲載した記事ですが、再掲します。






私の巻き爪治療の経験は20年以上になります。
色々試しました。


重症例に行う、爪母を潰す治療では
部分抜爪後の縫合(鬼塚)
部分抜爪のフェノール法
部分抜爪の電気焼灼法、

などを多く行っています。






爪だけを矯正する治療では
ジェルネイルで板状に形を整え矯正する方法も数多く治療しました。




今は、爪だけを矯正する治療では、この会社のワイヤーを使います。



スクリーンショット 2024-05-21 14.08.31.png



爪の両端にワイヤーを引っ掛けて持ち上げるだけ。
当院では2ヶ月つけっぱなしにしてもらっています。







資料写真で説明します。




スクリーンショット 2024-05-21 14.08.16.png


左が施術前で、
かなり巻いた爪が肉に食い込んでいるのがわかると思います。


右がワイヤーを設置した後の写真です。
30分ほどの施術時間の後すぐに巻きの強さが戻っているのがわかると思います。

ベッドから立ち上がって踏み出した時には、「痛みが消えてる」と喜んでいただいています。




このまま2ヶ月経つと、もっと巻きが治ります。




この治療は、すごーくいいのですが
私不器用なので昔は
何度も何度もワイヤーを切ってしまい装着するのに時間がかかっていましたが

かなりかなり練習し、素早く装着できるようになりました。
普通の器用さのドクターなら大丈夫です。



私の中学・高校・大学の全てにおいて先輩、というドクターが
(そうお呼びできるのは、ただお一人なのです)



「爪の下の肉にまでワイヤー刺すのかと思っていた」

とホッとしてくださったので
(違います、脇に引っ掛けるだけです)



私説明がうまくできてなかったなあ、と反省しました。
同じように心配されている方、大丈夫ですよ。



まずは診察にお越しになっていただいて、後日施術時間をお取りします。












































posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 17:08| 足・爪・靴に関する疾患
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