2026年01月06日

「皮膚科の薬剤が最強ではないのよ・・(ヘパリンについても)」〜マンガで伝える皮膚科診療シリーズ




皮膚科医ならばみんな知っていることなのですが・・・・・



皮膚科の薬剤は美容面や皮膚保全で最強ではないのです・・・・。







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なぜならば・・・・・・。









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年々増大する医療費・・・・・・
国民一人当たりの
健康保険料をこれ以上増やし続けるわけにはいかないので・・・・・



しわやシミが取れるような薬を保険薬にするわけにはいかず・・・・










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例えば、

ヘパリン類似物質ローションやクリーム(一般名)
(商品名はヒルドイド など)








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表に表示されている効能は






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正式な添付文書には

効能・効果
血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎
症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、
肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、
皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・
腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)

とあります。




この多くの効能のうち、保湿と関連があるのは
「皮脂欠乏症」や「進行性指掌角皮症、」でしょうか。







その他多くは血行促進による効果なので、
メーカーサイド、開発者サイドの思いがわかります。









皮膚の薄い顔などに何年も使用して血行が促進され続けると
副作用の危険があります。







添付文書では、副作用にも触れられています。

起こりうる副作用として以下が挙げられています。



発赤、潮紅、紫斑





いずれも毛細血管拡張の時にも起きやすい症状です。





関連記事「顔が赤い!痒い!毛細血管拡張症について」








メーカー側も、化粧品のように使用することに警告を出しています。
また



「妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の
有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用す
ること。」



という注意喚起も記載されています。









それなので、もう一度最初に戻るのですが






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ドラッグストアの





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普通の保湿ローションやクリームでいいのです。






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決して
「クリニックには隠された高性能の保険薬があって
美容目的でドクターやスタッフは顔に塗っている」



なんてことはありません。



みなさんの情報の一つとして提供させていただきます・・・・。













posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 15:56| マンガで伝える皮膚科診療
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