2015年05月21日

カニューレ法によるシワ取りは何が違うのか。その2





昨日の続きです。


ゴルゴライン断面.jpg






治療するには、このくぼみをヒアルロン酸で持ち上げます。






従来の、付属の針を使っての注入ではこんな感じ。


針注入.jpg




この方法でも、満足度の高い結果を残してきましたが、






じっくり観察すると、


通常注入だと



波打つ感じ.jpg









なぜこうなるかというと、






脂肪膜が硬い.jpg









これを解決できるのが、カニューレ法です。




カニューレは組織へのダメージがなく、
脂肪の隔壁も貫通して骨格のように皮膚を持ち上げます。








こんな感じ。





カニューレ法のイメージ.jpg







仕上がりの美しさが、また一歩前進したのです。














posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 13:37| ヒアルロン酸注入治療

2015年05月20日

カニューレ法によるシワ取りは何が違うのか。

今日からは、
私が得意とするヒアルロン酸のカニューレ注入法について
お話しします。




一番わかりやすい、ゴルゴラインへの注入を例にとりましょう。







ゴルゴ正面像.jpg








目の下にあるくぼんだラインです。


ゴルゴ.jpg









ここは、脂肪の袋の切れ目に当たります。


ゴルゴラインの図解.jpg









この脂肪の袋、若い時はもっと上にありました。

若いゴルゴない.jpg








これが、

ゴルゴの仕組み.jpg








この垂れは、ゴルゴラインだけでなく、鼻唇溝(ほうれい線)の
原因にもなるのです。

ゴルゴ.jpg









またまたGIF作っちゃいました。

ゴルゴアニメ.gif










さて、この脂肪の袋ですが

脂肪を濃くした画像.jpg





断面への矢印.jpg

こんな感じ。







断面.jpg









で、その境目のくぼみがゴルゴラインなのです。






ゴルゴライン断面.jpg







力尽き、続く。(笑)。











posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 13:29| ヒアルロン酸注入治療

2015年04月10日

1日遅れましたが、4/8は「しわの日」。








阪急電車と大阪市営地下鉄に掲示されていたこのポスター


image.jpg


ご覧になった方も多いことでしょう。













このポスターは2枚組になっておりまして、
このように並べて掲示しています。
image.jpgimage.jpg





全く同じ写真に、シワを描き込むことで、

「しわが周囲の人へ与える影響」

を表現したものです。








初めてアラガンの方がこれを持ってきてくださった時、



ちょっとした社会へのメッセージが込められている点、
実験的な点、
完成度の高さ、


などからすると


立派な「現代アート」だなぁ、流石アラガンさん。
と、思いました。









当院での掲示の様子。

image.jpg





4月に入ると、例年のことですが、しわのご相談が増えます。
今年もそうです。



一番多いのは鼻唇溝(ほうれい線)のご相談です。

いつもの写真で治療方法をご紹介しましょう。






しわ加工原本.jpg
著作フリーの写真

しわ名称.jpg
著作フリーの写真に私が加工したもの




何度かお話ししておりますが、こんな場合は、
ヒアルロン酸の注入が、最も効果的です。









マリオネット補正.jpg

このように、くぼみにヒアルロン酸を埋め込むように注入します。





以下の写真は、注入後をイメージして私が加工したものです。
しわ加工修正済み.jpg
実際に注入した写真ではないのでご注意ください。



しかし、実際もちょうど、こんなイメージです。




治療に際して、最も多いご心配は

「どれくらい、もつの?」

というものです。





しわ加工原本.jpg
上くらいのシワを
しわ加工修正済み.jpg
これくらいにするのには



両頬で、ジュビダームビスタが5本くらいは必要です。



それで、1年以上経っても、まだまだ持っています。



2〜3年経ったくらいで、1〜2本追加補充したくなるかなあ、
という程度のメンテナンスで大丈夫です。




多くの方が、それくらいの補充です。
後遺症もなく、
過去にアレルギーで腫れ上がるようなことも経験していません。











モバQ
以上、アラガンジャパンさまの「しわの日」キャンペーンに
大きく便乗してお送りいたしました!








posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:12| ヒアルロン酸注入治療

2015年03月30日

ヒアルロン酸注入に技巧は大事です。その5




(続きです。)

そして、私がカニューレ法の実演を初めて見たのはこの学会。
6th European Masters in Aesthetic & Anti-aging Medicine (EMAA2010)

パリ会場芦屋柿本.jpg


凱旋門の直ぐ近くにある
Palais des Congres de Paris
で開催された、
世界中の美容のトップ医師が集結する学会です。



pari芦屋柿本.jpg




こんな学会では、
各国のリーダー的ドクターが、
それぞれの編み出した最新の技術を披露し合うのが一番の主眼ですが、


協賛として多くの美容系の製薬会社も参加しています。

そして、講演会場の外に商品展示の会場を作り
それぞれの製品を売り込みます。


機材芦屋柿本.jpg
デモンストレーションをしているブースもあれば





ガル芦屋柿本.jpg
日本でも有名なガルデルマ社のブース。
私もお世話になったヒアルロン酸の大手Q-MED社は、
今ではこの会社の傘下になっています。






アラガン芦屋柿本.jpg
もちろん、ボトックスのアラガン社もブースを構えます。




この学会で、カニューレ法に出会い、ゴルゴライン治療の私の技術も向上しました。





カニ1芦屋柿本.jpg

ゴルゴラインがあると、斜めから見た時、頬にくぼみができています。




かに2芦屋柿本.jpg

そこにヒアルロン酸を注入することは、前からしていたのですが
脂肪の束の間をうまく埋めるのは、とても難しい技術でした。




カニ3芦屋柿本.jpg

カニューレを使うと、より容易に、そして自然に仕上げることができるように
なったのです。




このラインの美しさを表現するには、
まるで彫刻家のような (手前味噌ですが)技術とセンスが
求められます。




どのラインを美しいと思うか、
その目を養うことは、モナコで指導をしてくださったDr.Kanodiaも
おっしゃるとおり、本当に大事なのです。





美しいラインの追求は

芦屋柿本クリニック1
Francis Bacon





芦屋柿本クリニック2
Willem de Kooning








芦屋柿本4
Cy Twombly








芦屋柿本3
Alexander Calder



ね、みんな同じです。





さて、次回はシミのお話にします。

(多分。)









posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 12:19| ヒアルロン酸注入治療

2015年03月28日

ヒアルロン酸注入に技巧は大事です。その4



思い返せば、
このゴルゴラインの対策は、多くの先生から学んできた技術の集大成です。





2009年、Q-MED Masterの授与式と記念講習会は、
本社がスエーデンだったQ-MED社のアジア太平洋地区の本部である香港で
開催されました。


香港 QMED.jpg








ヒアルロン酸注入の技術を認めていただいて、招待を受けて参加したのは、
日本からは3名。アジア太平洋地区全体からは40名くらいおられたでしょうか。
タイやオーストラリアなどからも招待されて来られていました。

そのメンバーに初代Masterが授与されたのです。

私以外の日本からのお二人は


六本木ニュービューティークリニックの山内貴元先生


高須クリニックの高須敬子先生

でした。
お二人とも技術もお人柄も素晴らしい素敵なドクターでした。

私たち3名には記念の白衣がプレゼントされました。


Qmedmaster.jpg




上の写真、一番左の男性はQ-MED日本代理をなさっているウエルハートの
今福会長です。
素晴らしいお人柄の方で、私も本当にお世話になっております。




Q-MED香港の中には会議場もあります。

香港Qれせぷてぃおん.jpg





そこでの実技指導は、オーストラリアの有名な美容医師、
Dr.Williamsによるもの。
新鮮な施術でした。


2009 Q-MED Master  香港での授与式%0DDr.Williams






その次に、

私に、ヒアルロン酸施術の特別な心構えの必要性を
強く感じさせてくださったのは、このドクター。



2007AMWC-芦屋柿本.jpg




ハリウッドで開業している、Dr.Kanodia。
この写真、私に何を伝えていると思いますか?




いかに、自分は、この美容施術を完ぺきにするために目を養っているか、
素晴らしい美術品を見、素晴らしい音楽を聴き、
高い個人的な素養が、施術を磨くのだと、おっしゃっています。

そして、
「私たちはスタードクター軍団の一員だ、君もそこに加わらない?」

とおっしゃいましたよ、うん。すごい自信でしたね。




その時にご一緒した日本人ドクターは私を入れて3名。
あとのお二人は、学会での講演も多い、
そして女性誌のコメンテーターとして常連の

湘南鎌倉 総合病院 山下理絵先生


松倉クリニックの松倉知之先生という

とても高名なスタードクターでした。まさにスタードクター軍団ですね。
(注:わたし以外な気がしますが)






このドクターの施術と出会ったのは、この学会。

AMWC2007芦屋柿本.jpg

モナコの3月。

すっかり春の装いの私ですが、浮いてました。
寒いんですよ、南仏も。

総丈のミンクのドクターもおられました。




次回に続きます。













posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:44| ヒアルロン酸注入治療

2015年03月27日

ヒアルロン酸注入に技巧は大事です。その3







昨日の続きです。






人の頬骨が、ゴルゴラインへのヒアルロン酸注入の決め手になります。




頬骨下縁芦屋柿本.jpg



上記のえんじ色のラインが、頬骨弓の下のラインです。




ゴルゴライン原本.jpg


この顔から探ります。
もちろん触って確認もします。





この頬骨下縁を越えないように、注入するのが
若さを引き出すコツです。




頬骨注入部位芦屋柿本.jpg



人の顔は全くの左右対称ではありません。

多くの人に左右差やゆがみがあります。
ですので、注入量は左右で同じではありません。



この人の場合は、本人の左頬、写真では右側の頬のほうが
ゴルゴラインの現れるくぼみが大きいことがわかります。


1本のヒアルロン酸を 4:6くらいの割合で注入するといい、
と判断をします。



うんと。今日はここまで。







posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 13:53| ヒアルロン酸注入治療

2015年03月26日

ヒアルロン酸注入に技巧は大事です。その2




3/24の続きです。


マリオネット補正.jpg





上記のような注入が、一般的なヒアルロン酸の注入方法です。


この方法で

しわ名称.jpg

ほうれい線とマリオネットラインを、治療します。





しかし、人を最も老けさせる、もうひとつのラインについて
お気づきでしょうか。



それは、今や、かのスナイパーの名前をとって「ゴルゴライン」と
呼ばれている、目の下のシワです。

ゴルゴライン原本.jpg

ゴルゴライン芦屋柿本加工.jpg
(著作フリーの画像を当院で加工)



この女性にも、うっすらでていますね。


しわ加工原本.jpg




このラインの原因は

下眼瞼脂肪の脱出(prolaps of lower lid fat)

頬の脂肪袋(malar bag)

の境界のくぼみです。


ゴルゴライン原本.jpg
ゴルゴ陥没部芦屋柿本.jpg



この補正を行うのに、最も適した治療法は
ヒアルロン酸の注入です。


頬の高さを出し、
垂れ下がった頬のたるみを引き上げる効果もあります。

ほうれい線やマリオネットラインのように、
顔の下半分にのみ注入するよりも、
頬のふくらみを復元させるほうが、ずばり若くなります。


明日は、実際にどのようにヒアルロン酸注入をするのかを
記載します。


大丈夫です。怖い写真は載せません。(笑)











posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 12:30| ヒアルロン酸注入治療

2015年03月24日

ヒアルロン酸注入に技巧は大事です。








昨日の、復習です。

しわには2種類あります。

表情筋が動くことで刻まれるシワ

そして

無表情でも刻まれているシワ

の2種類です。



この人のシワは表情によって刻まれています。
before3.jpg
(アラガンジャパン提供)

昨日お話ししたように、このようなしわにはボットクスビスタで治療します。





それでは、
今日は、表情を作っていないのにできるシワについて、お話しします。





しわ加工原本.jpg
(著作フリー画像を当院で加工した写真)



上記の女性。この人の顔を見たとき、
どこを補正してあげると若くなると思いますか?





私、お人の顔を拝見すると、そんなことばかりを考えています。
そして勉強しています。








モナコまで行ってヒアルロン酸注入の個別指導受けたり。
モナコ注入レッスン.jpg
Anti-Aging Medicine World Congress 2009










彫刻をみて、光の反射を学んだり
venice.jpg
Peggy Guggenheim Collection Museum、 Venice





そうやって目を養うと、光り輝く若さに戻すには
頬の張りが一番大切だと気付きます。











さて、もう一度、さっきの女性。

しわ加工原本.jpg




皆さんが気になるのはほうれい線やマリオネットラインでは
ないでしょうか。

しわ名称.jpg





それの補正も必要だと思います。
下のようにヒアルロン酸を注入するといいのです。

マリオネット補正.jpg




ヒアルロン酸のメーカーは数多くあります。
私は長らくQ-MED社のRestylaneを使用していました。
その症例数の多さから、日本で初めて(同時3名)Masterに認証されています。

kakou エリックと.jpg



しかし、現在はアラガン社のジュビダームビスタを使用しています。

(追記 2017年現在、レスチレンリドを使用しています)




この人の顔の若返り、通常なら、ここまででしょうが、

私的には、もうひとがんばり、
もっと若返る注入方法をご提案したくなります。


そのお話は、また3/26木曜日に。
(明日3/25は休診です。)













posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 12:28| ヒアルロン酸注入治療