2019年08月03日

細菌感染の疑いがあるときは閉鎖型ではない湿潤治療を。




最近は、ネット情報などで
湿潤環境治療が綺麗に傷を治すことができる方法だと
広く認識されるようになってきました。


当院が積極的に湿潤環境治療を行うようになったのは
開業当時からですから、もう20年以上.


毎日のように来院される、ケガややけどの患者さんに
湿潤環境治療で診療してきました。



しかしながら、慣れた私でも、
出血や浸出液のある生々しい状況で、
いきなり閉鎖型の湿潤環境はしません。

細菌感染の恐れが無くなってからでも
閉鎖型にするのは遅くないからで、

それまでは軟膏とシリコンガーゼなどを
使用します。入浴も許可します。

そしてとても綺麗に治ります。





キズパワーパッドは閉鎖型湿潤環境治療材を市販品にした
画期的な資材です。


私たちが何十年も前から医療現場で使っている湿潤環境パッドを
小さな市販品として普及させたものです。


ただ、キズパワーパッドのホームページにもあるように
使っていい疾患には制限があります。
せっかくいい製剤ですので、軽い疾患に短期間使うように
するといいかもしれません。

詳しくはキズパワーパッドのサイトをご覧ください。
https://www.band-aid.jp/kizupowerpad/use











写真は当院で行う湿潤環境治療に欠かせない
シリコン製のガーゼです。
表示の通り未滅菌なので、
処置サイズに切り、滅菌パックに入れて
高圧滅菌機で滅菌してから使用します。




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でも、傷の処置は専門用語で言うところの
「準清潔」と「シャワー洗浄」で
大丈夫です。



























posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:47| 湿潤治療・ケガ、やけど

2019年07月06日

けがの多い1週間でした。








外傷ややけどの患者さんの多い1週間でした。



やけどは火の気の多い冬のものと思われがちですが
薄着になる季節には注意が必要で、
今週の患者さんの多くは
厚着をしていると防げる場所に発症しておられます。



夏だなあ、と思います。



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外傷は、外の場合は砂利などの混入を防ぐためにも
まずは外の水道蛇口の下で洗い流すことが望ましいです。


やけどは、保冷剤などで冷やしていただくのがいいのですが
水疱が大きい場合は破けないようにラップで覆ってから冷やすのも
良いでしょう。





お大事になさってください。








posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:29| 湿潤治療・ケガ、やけど

2019年02月09日

低温やけど注意報 第2弾。




急な冷え込みで、初春の陽気に気持ちが緩んでいた私は
ついつい電気毛布の設定温度を強めてしまいます。



眠るときに暖をとるのに、最も肌を傷めないものはなんでしょうか。



室温そのものを上昇させるには

エアコン、暖炉、ストーブ、石油ヒーターなどでしょうが

関西の都市部では、規制や火災を配慮するとエアコンになるのではないでしょうか。




エアコンの欠点は電気代が高いことと、湿度が下がってしまうこと。
湿度の低下は乾燥肌を助長しますので、
乾燥肌で皮膚科で保湿治療をされている方なら、加湿器を併用するといいでしょう。







次に、布団を温める方法では
電気あんか、電気毛布、湯たんぽなどが考えられます。



電気毛布は、私も愛用者ですが、
大変心地いいのですが、かなり手足は乾燥します。
私の膝下は粉がふくくらいに乾燥していますふらふら

しかし山間部に住む私には、電気毛布なしでは冬を過ごせません。
患者さんには、保湿をしっかりと、とお伝えする私ですが
面倒で、カサカサなまま放置していて、夏になるのを待っている状況です雪








電気あんかは、都市部の、気密性の高いマンションなどでは
ちょうどいいかもしれません。
過度に乾燥することもありません。






湯たんぽは、電気消費がゼロでエコの時代もあって
昭和以来の大ブームだそうです。

しかし、湯たんぽのリバイバル以降、爆発的に低温やけどが増えました。
本来の湯たんぽの使い方は、寝る前の布団を温めること。
温まったら布団から取り出すのが正しい使い方です。




今朝も芦屋市内、冷え込んでおります。
そろそろ開院の時間。


雪はありませんが、お気をつけてお越しください。



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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:03| 湿潤治療・ケガ、やけど

2018年12月27日

低温やけど注意報






連日の夜間の冷え込みとエコブームで、
例年にない勢いで低温やけどが増えています。




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低温やけどは、最初は軽い水疱の様に見えますが
徐々に壊死が進行し、重症度を増す非常に危険な疾患です。





湯たんぽは寝る前には外し、余熱で寝るようにしてください。

低温やけどに気が付いたら、すぐに皮膚科を受診ください。








posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 17:57| 湿潤治療・ケガ、やけど

2017年12月07日

低温やけどの重症度の見分け方






低温やけどは、
カイロや湯たんぽなどで
約44度で6〜10時間、同じ部位が触れていることで
生じるヤケドです。


接している時間が長いほど、熱は皮膚深部まで
浸透します。



6時間以上の接触では脂肪層まで達することがあります。


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3時間ほどで気がついた場合では真皮層くらいでとどまります。



低温やけど浅い.gif









深く達してしまった熱は皮膚を変性させますが
一気にそれが起こるのではなく、
約2週間ほどかけて症状が露わになります。




脂肪層まで達するような重症の低温やけどの場合、
4日目までの症状としては
プリッと光沢のある水疱のことが多いです。

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浅いヤケドの水疱は手で突くらいで破けますが、
低温やけどの重症の場合の水疱は硬く、
突いたくらいでは破けません。




このような水疱で来院された時には
かなり深いやけどの可能性が高く、治療に時間がかかることを
お伝えします。




その後、水疱部は時間の経過とともに様子が変わってゆき
3〜4週間で黒変します。


低温やけど13.gif





壊死が生じた部位です。



逆に、変色していない部位は無事だったところなので
患部の重症度が分析できて
治療の方針が立ちやすくなります。




これからの季節、寒さと深い眠りが一番の原因となります。
ぐっすり眠ってしまいそうな、
飲酒後や睡眠剤内服時は

カイロや湯たんぽの使用は控えた方がいいかもしれません。





診察のご予約は

医療法人社団双樹会
皮膚科 芦屋柿本クリニック http://ashiya-kakimotoclinic.com
住所: 〒659-0025 兵庫県芦屋市浜町3−7
電話: 0797340400
無料駐車場8台あります。お電話でご確認ください。
初診予約サービスサイトもご利用下さい。https://www.489map.com/helios/A5054113/reserve

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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 11:25| 湿潤治療・ケガ、やけど