2021年04月12日

2019年1月から2021年3月までの手術件数



2019年1月から2021年3月までに当院で行った局所麻酔下の手術件数です。
全て国で決められた保険診療点数で実施しております。




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母斑細胞母斑:色素性母斑ともいう。一般には、よく「ほくろ」と言われるもの。
脂漏性角化症:老人性疣贅ともいう。一般には、よく「いぼ」と言われるもの。



時々、「これは母斑細胞母斑です」と診断をつけると「ほくろだと思っていました」と言われるのですが
同じものを指していることもありますが
一般の方が思っている「ほくろ」は別の腫瘍を指すこともあるので、医学的に分類しています。





皮膚腫瘍についての詳細記事はこちら









posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:34| ホクロや皮膚癌

2021年04月08日

皮膚癌かそうでないか





皮膚癌の心配で来院される方が、今年に入って増加傾向です。

コロナウイルスが感染拡大していることで
健康への意識が高まっているからかもしれません。



皮膚腫瘍には悪性と良性があります。

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それぞれのグループに属する腫瘍を以下のように分類してみました。


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しかし、このようにはっきりと肉眼で分類できるものではなく
「皮膚癌が疑われるもの」も存在します。




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これにより
悪性よりのもの、良性よりのもの、2つのグループが加わります。


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これらを整理してお話し、治療を決めていきます。


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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 17:25| ホクロや皮膚癌

2021年04月02日

皮膚腫瘍除去をする上で、ご自身の条件もお聞かせください。



皮膚腫瘍切除術のご相談は毎日お受けしています。

まず写真を撮って、「患者さんにとって最適な方法は何か」を
患者さんもご一緒に考えていただきます。


1)仕事上、通院できる曜日を調整したい
2)部活を休まねばならない期間を知りたい
3)こども医療費助成制度があるうちに手術したい

などなど、色々なご相談があります。

大切な条件ですので、全て申告してください。
手術は基本的に水曜日の午前中になります。
(緊急手術はその場で判断し、行っています。)



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皮膚腫瘍除去についての記事はこちら







posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 16:37| ホクロや皮膚癌

2021年03月13日

皮膚腫瘍除去術の時に考慮すべき皮膚割線について


皆さんの皮膚を摘んでいただくと、簡単につまめる方向と、
皮膚が伸びずにつまめない方向があることに気づくと思います。



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その理由は、人の皮膚両面には皮膚割線という皮膚の流れがあるからです。


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その皮膚割線に沿って縫合線ができるように腫瘍を取ると手術の傷の治りも早く
美しく治りやすいことが知られています。


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皮膚割線方向に長軸が向くように紡錘形に切除して

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縫合します。

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そうなると、皮膚割線方向に細長い皮膚腫瘍は紡錘形のデザインがしやすいことになります。

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対して、皮膚割線に直行する方向に長軸がある皮膚腫瘍の場合は
皮膚割線を意識すると、こんなに大きく切除しなくてはいけなくなります。

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縫合距離も長くなりますし
腫瘍そのものよりも、健康な皮膚の方がたくさん切除されてしまうことに気づかれると思います。


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同じ大きさの腫瘍なのに90度方向が違うだけで倍ほど縫う針数が多くなります。


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そんな場合は、無理をせずに時間を空けて2回に手術を分けて施術すると
大きな傷を残すことなく、また健康な皮膚を無駄に除去することもありません。




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一度に取ろうと思わないことも、場面によっては大切です。









posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 14:39| ホクロや皮膚癌

2021年03月08日

鼻の下のほくろの除去




鼻の下の母斑は、この写真のように大きくなることが多いのが特徴です。



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当院の患者さんの写真ではなく有料画像サイトの写真です。





これは母斑細胞母斑という良性腫瘍で、この大きくなるタイプのものは
真皮型というものに分類され、何十年に渡って成長を続けます。




真皮型はその名の通り皮膚の奥深い真皮に腫瘍細胞が増殖します。


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そのため、再発を防ぐには深くまで除去をしますが、その際、跡が残らないように
術後のケアも大切になります。


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腫瘍除去術は保険診療でおこないます。
この大きさならば「皮膚腫瘍除去術(露出部)2センチ未満」という分類の施術で
3割負担の方で8000円までくらいで病理検査も共に行えます。




現在、予約状況は4月中旬まで入っています。
まずは診察にお越しください。








posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 16:07| ホクロや皮膚癌

2021年02月05日

皮膚癌が疑われる場合の対応。



皮膚癌が疑われる場合について、当院の対応をお話しします。



この写真は海外の有料の画像提供サイトで入手したもので、
投稿した人(おそらくは医療関係者)が「扁平上皮癌」と題し
フリーに使用可能な画像として提供していた写真です。
欧米人の背中の画像と思われます。

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私が見ても、扁平上皮癌の特徴が示されていると思います。






こんな患者さんが来られた場合の対応をお話しします。



最終的に、皮膚癌であった場合の正しい処置は「拡大切除」、

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そして、どこかへの転移がないかの精密検査、となります。



私の場合、拡大手術も転移の精密検査も、大学病院クラスの医療機関に依頼するようにしています。





さて、「がんなら大病院へ紹介」が決まっているルールの場合、
当院が心がけることは

「引き継いでくださる大学病院の先生が治療しやすいこと」。

それが即ち患者さん自身にとっても、一番いいことです。





それを想定した場合は全摘出を行わずに、
「一部切除の病理検査」、いわゆる「生検」のみを当院は行います。
ダーマスコピーを使った非観血的検査が広がりつつありますが、
まだまだダーマスコピーのみで癌の確定診断を下すのは私には困難に思えます。


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生検の方法は以下の通りです。

1)局所麻酔の注射をしてからメスで一部を切り取り

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2)取り出した組織を病理検査へ出します。(当院の場合、信頼できるドクターに外部委託)



3)切り出した後をバイポーラで止血し
 
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4)縫合します。

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5)糸を抜くまでは安静にしていただいて、後日抜糸にきてもらいます。
場所や大きさにもよりますが、5〜14日かかります。
当院が依頼している病理のドクターから病理検査の結果が返ってくるのは
3~4週間先になります。




「ちょっとした検査のつもりだったのに、これでは手術と同じではないか」
「それならばいっそ全部取ってほしい」


そんなお声も聞こえそうですが、
もし、当院で全摘をする場合、できるだけ傷を小さくすることを念頭にぎりぎりの境界線で手術することになります。
癌の摘出の時は周囲に転移していないかを確認するためにかなり大きく取らねばなりませんが、
取った後の病理検査で癌でなかったときには、拡大手術は患者さんに大きな体の負担を無駄に負わしてしまうことになるからです。


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このよううに生検をせずに一気に全摘した場合のことをお話しします。

その病理検査が「癌でない」となった時は患者さんの利便性上もよかった、となるのですが、

病理検査の結果が「癌」だった時に、紹介先の病院の先生は拡大手術を検討するときに
「全摘の傷跡」と「私が撮った術前写真」を元に治療しなくてはなりません。

それでも、ドクターは診てくださいますが、やはり臨床像(見た目)を
ご覧になった方が、治療後のイメージも沸きやすいと思います。



そのため、皮膚癌が疑われるときは、そのまま手付かずで大学に紹介するか、
まず生検だけを行うようにしています。


この辺りは皮膚科医師の中では通常の流れですが、
一般の皆様にもご理解いただきたいので、今回お話ししました。









posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:33| ホクロや皮膚癌

2021年01月26日

可能な限り無痛のほくろ治療。




ほくろ等の治療をご希望の方が、非常事態宣言の最中ですが多く感じます。

今日現在、手術予約は1ヶ月以上待ちの状況です。
どうも、ご紹介の方が多いように感じます。





できるだけ痛みを緩和したいので


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術前にペンレスという麻酔テープを貼って


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局所麻酔の注射の痛みを緩和させることも取り組んでいます。


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まずは診察にお越しください。
電話予約 0797340400








posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:22| ホクロや皮膚癌

2020年12月08日

年内の皮膚腫瘍除去術は満席。ただいま来年の予約受付中です。



新型コロナウイルス感染拡大中ですが、
年内の皮膚腫瘍除去術は通常通り行なっていきます。

年内の予約分は終了していますので
現在は来年の予約を受け付けています。


気になるほくろ、皮膚癌の心配、などのご相談は通常の診療にお越しください。
全国共通の保険診療の初診料及び検査料でご相談いただけます。

当院の性格上、女性の患者さんが圧倒的に大多数です。
男性のドクターに相談しにくいという事情もあるかもしれませんね。






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庭のばらの実です。




posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:21| ホクロや皮膚癌

2020年11月11日

皮膚腫瘍の手術、年内は予約が残りわずかです。



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今年は
「マスクしている間にほくろ取りたい」
とか
「会社がリモートなので通院しやすいから気になってた粉瘤取ろうと思う」

というようなご要望が多く


すでに年内の予約は厳しくなっております。
またご相談ください。




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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 12:40| ホクロや皮膚癌

2020年09月17日

皮膚腫瘍手術の多かった夏でした。



大型台風が去ってから、例年にないほど残暑のない9月を迎えています。
ようやく、皮膚腫瘍除去手術には快適なシーズンが到来しました。

汗が多い真夏のシーズンは、
施術後に患部をガーゼ類で覆うことが苦痛になりがちだからです。



しかし、今年は
「マスク生活のうちにとってしまいたい」と
ほくろ除去のご相談が例年より多くなりました。


ほくろは、病名が母斑細胞母斑、という疾患なので治療や検査は保険適応が認められています。
金額も全国共通の料金が国で定められています。

顔のほくろなら、3割負担の方で約8000円前後の本人負担です。
(皮弁を使ったテクニックでは加算されます)

前後、というのは、その人の体質によって術後の抗生物質や痛み止めなどの種類が変わるからです。



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少し話が逸れますが、「しみ」は、レーザーでの除去が保険で認められていません。
歯科のインプラントと同じく、医療行為ですが、自費診療です。

ただし、例外があって、
太田母斑などの生来のあざに関しては条件付きで保険で照射することができます。

一般の方は太田母斑をご覧になる機会が少ないと思いますので
医師がシミと太田母斑をちゃんと識別できるのかどうか不思議かもしれませんが、
明らかに違うので、まず間違えることはありません。








posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 15:58| ホクロや皮膚癌
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