2023年12月07日

今朝の畑から。そして今週の予約の感じ。



今朝は、私の畑から早咲き気味のサザンカ。



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ぷっくら膨らむ花芽をご鑑賞ください。


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今週の当院は午後の時間帯の方が混雑が少ないように思います。

当院の前のダイエーさんは24時間営業ですので、夜食のお買い物がてらも
ご利用ください。
スイーツも豊富です。


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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:44| 医療以外のつぶやき

2023年12月01日

今日はクリニックお向かいのダイエー様のご紹介




当院の駐車場を挟んで東側の1階建ての建物なのですが

分かりにくいのですが、ダイエー東芦屋店です。



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見た目と違って、中は広大な敷地で
ほとんどのものは揃います。








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当院の通院とお買い物を兼ねてご利用ください。
駐車券は共通です。



posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 16:18| 医療以外のつぶやき

2023年11月30日

今朝の畑からは「もみじ」



今朝のうちの畑からの収穫は

やっと色づき始めた「もみじ」。
毎年色が違いますね。

感動的な赤になるのは数年に一度なのですが

今年のように薄い色なのも、夏の暑さを耐えてきたのね、
と愛おしくなります。



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もみじは見れば見るほど美しい造形ですね。





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影絵遊びをしてしまったり




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写真会のように撮ってしまいます。






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きれい。今年もありがとう、と伝えたいです。




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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:10| 医療以外のつぶやき

2023年11月24日

今朝の畑から





この2週間ほど、花が咲いていなかった私の畑。

お向かいのダイエーさんのお花に助けていただいたりしてたのですが


今週に入って、色々咲いてきました。



まずバラ2輪。



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かわいいです。


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春咲のバラなのに、今頃少し咲いてくれて、


ありがとう。





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こっちは、小花たちでブーケ




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西洋菊



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デュランタ



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ツワブキ


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ホトトギス



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もう少ししたら、椿さんたちが開花するので
それも楽しみです!








posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 18:00| 医療以外のつぶやき

2023年11月09日

兵庫県いけばな協会展のご案内



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兵庫県いけばな協会創立70周年記念
ふれあい文化の祭典 
兵庫県いけばな協会展


が開催されます。



兵庫県いけばな協会が設立されて70周年の記念会でもあるそうです。


各流派のお家元や上級師範の方々の力作が見られる機会です。

いつもそうですが、師匠連の迫力のある作品群を拝見すると




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「いけばな」の起源は7世紀まで遡るのですが、
その研ぎ澄まされた造形の美しさは
今、この現代の立体アートとしても世界に通じる芸術だと
感じます。





そしていけばなだけの特徴としては



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「儚さ」


数日の生命。
この大丸でのいけばな展も前半と後半、各3日で作品展示は終了します。






そして
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「季節」



その時にだけ咲いている花が用いられること。
この貴重な花や葉は、次は翌年にしか会えない。






慌ただしい毎日の中、
精魂込めて修行された師匠連の作品を見て
心を清められる思いがするのです。



















開催日時 2023年11月16日(木)〜21日(火) 10時〜19時
前期 11月16日(木)〜18日(土) 但 18日(土)は17時30分閉場
後期 11月19日(日)〜21日(火) 但 21日(火)は17時閉場
会場名 大丸ミュージアム<神戸>(大丸神戸店 9階)
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:28| 医療以外のつぶやき

2023年11月06日

険しい山脈か深い森か 禅林墨蹟と私。


はじめに
ネット検索「禅林墨蹟」でここに辿り着いた方は、きっと当院には縁もゆかりもない方だと思います。ネットでの情報が殆どない禅林墨蹟について書いてみました。
令和の時代に同じ峰の登頂に挑戦する者がいたことを、お読みいただけたらと思います。











ある日
師匠が床にお掛けになられたお軸の
「方南」という署名を知らなかった私。

明るい字の朗らかなお軸に魅了され、


正直に「方南」という方を不勉強です、と師匠に伝えると





方南、正しくは田山方南先生という知の巨人の存在を
教えてくださいました。




すぐ古本で方南先生の著書「茶掛け鑑賞」を探し取り寄せ




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読み始めてすぐにその世界観に引き込まれてしまいました。







巻頭に座談会があり、そこでの方南先生の言葉。
お軸にかけては日本で右に出る人がいないほどの研究をしてきた方南先生が


「茶掛けというのは、いろいろな掛け軸の中でもお茶室にかけるものを指す」

「こんにちの茶掛という言葉には軽妙、洒脱の面白さやおかしさが含まれる」

「ひとさまをお茶に招いた時に、客がなるほどこれは面白い、これは時期にあっている、お客の趣向にかなっているというものが茶掛けでしょう」



これらのお話にすごく親近感が湧いてきました。
これを昭和47年に話されていたのですね。







そのことを師匠にお話しすると秘蔵の、大変に秘蔵の


「「禅林墨蹟」をお貸ししましょう」



この時点で、私はことの重大さに全く気づいていませんでした。






車で取りにおいでなさい

というお言葉に、大きめの風呂敷を持って参上しましたが






大風呂敷一つでは無理でした。








禅林墨蹟 正、続、拾遺 各3巻で合計9冊。






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本の大きさは、ちょうどA3サイズくらいです。
素晴らしい和紙に印刷された限定300組の豪華な本たち






この巨大な山塊をどう攻略したらいいのでしょうか。
そもそも、この書物は一体何なのでしょうか。






それにしても
お貸しくださった師匠のご覧になっている世界と比して
私の知識量の薄さが身にしみて





数日、いや数週間、途方に暮れていました。





しかし私は未知の山に取り掛かるのは実は大好きなのです。
糸口がつかめれば、きっと全容を解明できるはず。






いつも何かを知ろうとする時は、まず専用のノートを作ります。
いつもはモレスキンのゴム付きノート。
好きな色のものを探してモチベーションを上げてから取り組みます。




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今回は、モレスキンではないように思い、
ノートを決めるのにも時間がかかりましたが、
そうだ、これしかない。









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高野山金剛峯寺に納入された千住博先生の襖絵の記念品。





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本当は御朱印帳なのですが、これを「ノート」に定めました。





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真言宗の皆さんにとって「同行二人」は弘法大師様の導きであるように
私にとって、導きの師匠はずっと博先生です。

このノートなら、攻略できる、と思いこむことでと勇気が湧いてきました。








心を鎮めると、この本たちが何なのか、序文を読むことでわかってきました。


まず、最初に出版された「禅林墨蹟」は、
後に続巻が出たことで今では「正」と言われています。



内容は
時代は日本史の鎌倉から室町時代。中国の宋から元の時代。
その時代に書かれた手紙や禅の教えなどを掛け軸にしたもので、
日本に伝わり、名品として知られるもの。





正は、上巻を「乾」、下巻を「坤」といいます。





「乾」は来日することがなかった中国の禅僧のもの
「坤」は来日して教えを広めた中国の禅僧や、日本人の僧のもの





それを方南先生が、選定し、写真を本にしたものが「禅林墨蹟」です。


さらに「解説」が別冊本になっているので、見比べながら読むことができるのですが








そもそも、解説本だけでは、全く近づける気がしません。
解説本の理解も、もやは困難なほど、知の隔たりを思い知らされます。






そこで、まず目次を全部書き写すことを思いつきました。





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ここに至って、やっとトッカカリが見つかりました。
目次には、その掛け軸の所有者が下段に書いてあるのです。







多くは寺なのですが、中には個人名もあり、そこでやっと興味の芽がピコッと出てきました。





この方々は、一体どういったコレクターさんなの??
高名な方々の中に、存じ上げない方々もおられ





しかし所有者のことは付属の解説本には載っていません。
当時は当然みなさんがご存知の有名人だったでしょうから。







横にiPadを置いて、未知のコレクターさんを調べることを楽しみに目次を書き写し始めました。





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コレクター様方も、もう鬼籍に入られた方々ですが
大変数奇な運命を辿った方もおられ、
調べていくと、時には書の書き手の僧侶の人生よりもリアルで
ワクワクする展開のドラマがあることを知りました。



私もお邪魔したことのある私立美術館へ発展していったコレクションのオーナーや
兵庫ゆかりの方々では

畠山一清 氏
正木孝之 氏
五島慶太 氏
湯木貞一 氏
三井高大 氏
細川護立 氏
服部正次 氏
乾豊彦 氏
細見良 氏
松永安左エ門 氏
根津美術館
大原總一郎 氏



検索しないと私は不勉強だった方々では


塩原又策 氏
常盤山文庫
上田堪一郎 氏
梅澤彦太郎 氏
守屋美孝 氏




これらの方々に方南先生が作品をお借りし
撮影して解説も付けた限定300組の豪華本が禅林墨蹟なのですから

コレクター様たちもとても名誉だったでしょうね。

これらの方々のほとんどが茶道具類のコレクションも厚く
頻繁に茶会を開く、いわゆるお数奇者でした。





そうすると興味は広がり
そんな方が所有した書を書いた禅僧とはどういった人だったのだろう



読み進むことができました。







再び整理すると

乾(上巻)は、
日本に来ることはなかった高名な禅僧の書です。
その弟子が来日したり、日本から留学して門弟になっていたりで
日本に書が伝わったものです。


代表的な僧侶としては
仏鑑禅師
癡絶道冲
虚堂智愚
中峰明本
古林清茂






坤(下巻)は、
日本に請来されたり、騒乱を逃れて日本に来た高名な禅僧の書と
日本人の僧の書です。
それらの僧が日本に禅を広めた開山の僧なのでゆかりが深く
iPadで調べていてもとても楽しめました。



代表的な僧侶としては
聖一国師
大覚禅師
兀庵普寧
無学祖元
一山一寧
清拙正澄
大燈国師
夢窓国師
一休宗純




それぞれの僧侶の経歴や足跡をノートにメモしていきました。





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すごく興味深い経歴の方もおられ、かなり長い寄り道になってしまうこともありました。



そこまでわかってから、さてやっと解説本と本編を開く時が来たのですが
結構、頭がいっぱいいっぱいで










その前に、一回頭のクールダウンのために高野山金剛峯寺へ参りました。


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博先生の襖絵と久しぶりの再会。
これを奉納するときの製作の苦行とも言える千住博先生のご苦労を思い
私も力をいただきました。





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続きです。



これらを珍重していくうちに、のちの時代では
書の内容は、あまり重要ではなかったかも。ということがわかりました。
巨星たちの真筆であることが大切だったのだな、ということです。





それなので、内容はさておき
ビッグネームたちの書体を覚えるように努力しました。
(多分すぐ忘れそうです)




色々特徴ある書の中で、私自身の中の好みもわかってきました。





さて正の読破が終わると次は続と拾遺です。




正の出版後、方南先生の元には
秘蔵の掛け軸を見て欲しいという依頼が全国から殺到します。


その中には一族の秘宝を開陳してくださる財閥系の名家もあったようです。
歴史的な発見もあったようで


それもこれも「正」の出版があまりにも見事だったからの評価だったのでしょう。
方南先生も、うれしい悲鳴だったのでは、と拝察するほどの作品が集積してきたようです。



それらを収録したのが続と拾遺です。


正で本の骨格を抑えていたので、続と拾遺は、そこへの肉付けとして
理解できました。



そんな全集を
読み終わるのに、何日がかかったでしょうか。
知らない言葉をiPadで引き引き、



ともかく、私なりに「禅林墨蹟」の全容がぼんやりわかるくらいのところまで来ました。





これ以上を知るには、禅の教えや京都の五山や、勉強しなくてはいけないことが
山のようにありますが



ひとまず、私のキャパではこれで一旦読了とすることにしました。




それにしても
こんな機会をくださった師匠に、本当に感謝します。
貴重な書物には方南先生ご自身のお人柄が滲む親しげな揮毫があり、


師匠の美意識の環境の底知れなさを思いました。そして
こんな宝物を私のような不肖の弟子に貸し出してくださるご信頼に、

本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。






私は
この調べ物をしている間、久しぶりに爽快な集中力で
澄み切った世界に浸ることができました。



残念ながら、徐々に忘れてしまうんだろうなああと思いながら、も
何かは必ず私の中に芽吹くことと思います。





この本が編まれた昭和から、平成を経て令和の時代に
方南先生を偲べたこと、

その令和5年の秋は、深く思い出に残りそうです。
































































































posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:55| 医療以外のつぶやき

2023年10月23日

「足上がり」上方社会人落語連盟






私たちの仲間内で社会人落語家として知られている
「七福亭 茶錦(ちゃきん)」さんが


上方社会人落語連盟の会でトリを務めるというので
ご本人からお誘いがあり行ってきました。







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場所は大阪の中之島図書館。
1904年に建造られた重要文化財の建造物で

昔から大阪の受験生はここで自習するものだったそうですが
私は兵庫の子ですので、今回初めて参りました。





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ネオ・ルネサンス式建築です。





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この威厳のある表玄関の階段を見ると、
確かにここで勉強したら立派な学校に入学できそうな
モチベーションを掻き立てられそうです。




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この日はここの3階のホールに
落語の舞台を設えての公演です。





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社会人落語家のみなさん、
素敵な紋付きの着物で、古典落語を語って下さいました。





最後、トリが我らが茶錦さんです。





茶錦、という名前で、落語ファンはウケてしまうのですが
その理由は


「はてなの茶碗」という古典落語にあります。



京都の、誰もがそのお顔を知る有名な茶道具屋の金兵衛さん、
通称茶金さんが、出てくる話なのです。



そう、今日のトリの茶錦さんも、お茶に関係するお仕事の方なので
周囲はふふふ、とウケるわけです。






茶錦さんの演ずる「足上がり」は
大ネタで、しかも芝居ばなし。


プロでも難渋する大変なお話なのですが


この上方社会人連盟の会の約束事に
「トリの話には大阪ゆかりの地名が入っていないといけない」

という縛りがあり、


「足上がり」に決定したのだと茶錦さんにうかがいました。




足上がりの主人公は
大店(おおだな)の大番頭さんです。

当時の商家の成り立ちは、オーナー家族がいて
そこに口入屋を通じて丁稚として雇われた子供が
店に住み込んで商取引のトップまでのし上がったのが番頭。


そこで勤め上げたら、別家(べっけ)と言って独立を
していく人もいます。


番頭さんは店の商売の大きな権限は持たせてもらえ
大金を動かせるものの
自分自身は住み込み生活であまり楽しみもなく


上方落語では、この構造はちょうど庶民にウケのいい
設定なので、よく出てきます。



「足上がり」の主人公、番頭さんもどうも大きなお金を
動かせる立場にあるようですが、それを
「筆の先で」誤魔化して、自分の遊侠に使っているようです。


もちろん旦那さんは全く知らず、完全に信用して番頭に商売を
任せています。



物語は大阪の中座から始まります。
この場所が、今回の落語会の決まりに適合していた理由です。



中座ではその番頭と、お供をしてきた丁稚、
それから番頭が横領した金で馴染みになった芸妓たち
が歌舞伎の「東海道四谷怪談」を見て楽しんでいる場面から始まります。



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先に帰ることになった丁稚が夜半の外出を主人に見つかり
最初は番頭に言われた通りに嘘をついて

誤魔化そうとします。


「番頭さんのお供で、谷松屋さんへ伺い、そこに市田さんやら皆さんおいでで
 次の茶会の相談をしていまして遅くなりました」



ここは米朝さんたちとはセリフが変えてあって、茶錦さんらしい
大阪に実在する茶道具屋さんの名前が出ます。



後から聞いたところでは、大阪の茶道具の7代目の漆芸家の先生も
お見えだったそうなので、ウケたと思います。




しかし主人に、派手に芸者をあげて桟敷で芝居見物をしていたことがばれ、
横領もバレてしまいます。


「こうなったら、番頭は明日の朝、口入屋呼んで首や!」


この解雇されることを「足が上がる」と昔は表現していました。
落語の題名「足上がり」です。






そうとは知らず、深夜みんなが寝静まった頃、気分よく帰ってきた番頭は
先に帰った丁稚を自分の部屋に呼び入れます。


この丁稚も、ぼうっとしているというか、
さっき主人にバレたことを言わないのが面白み。




何も知らない番頭は、先に帰った丁稚に芝居の続きを
熱演して教えようとします。



幽霊のお岩さんが子供を抱いているところ


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番頭の鬼気迫る熱演に、本気で怖がる(ぼうっとした)丁稚。



「どや、本物の幽霊に見えたやろ、足が浮いて見えたやろ?」と番頭。




「そらそうや、さっき足上がりはったもん」とポツリという丁稚

ここでオチ(サゲ)となります。




落語は大阪の商家の仕組みや暮らしを知る楽しみもあります。
そんな生活に憧れる気持ちがあるから古典落語は面白いんでしょうね。


茶錦ファンの皆様、以上私からのレポートでした!


































































posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 19:07| 医療以外のつぶやき

2023年10月21日

今朝の花




今朝の花は秋の気配を感じさせるものを
私の畑から収穫してきました。




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野生み溢れるススキ
本当に野生に自生してくれています。いい子!



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ホトトギス
これは手をかけてこの時期に咲かせるのを楽しみにしています。


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ツワブキ


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この子も自生してくれているのですが
今年の夏の酷暑では枯れそうになっていたので
その時期は水やり頑張りました。






フジバカマ

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元々、岡山県の奈義町で買ってきた苗です。
今年も夏の間から今まで楽しませてくれました。
もう終わりになりそうです。









posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 08:50| 医療以外のつぶやき

2023年10月15日

「未来へつなぐ陶芸」展 兵庫陶芸美術館



丹波焼は兵庫県に唯一ある六古窯の一つ。
中世から現代まで、現在の丹波篠山市に多くの窯が築かれています。



その中心部に兵庫陶芸美術館が開館したのは2005年と新しく
陶芸研究者として名高い乾由明先生が設立にあたり基本構想・計画策定委員を務め、
05年の開館と共に初代館長に就任しました。








ちょっと脱線して乾先生のお話をさせてください。

乾先生のご実家というか御家族もかつて西宮市の甲陽園に店舗を構えた高級料亭「はり半」。

谷崎潤一郎の「細雪」にも登場する料亭、と紹介されることが多いのですが、
残念ながら現在は閉業されています。


私たちの世代は、最後のはり半の姿を知る世代かもしれません。
はり半がどれほどすごい場所だったかは、ご興味がある方は調べてください。

私はなぜか、閉業までの最後の10年くらい、ご縁があり
乾先生にも奥様にもよくしていただき、ここはり半で多くの美術の勉強をさせていただきました。

最高の数寄屋建築、現代作家との融合、

それはそれは贅沢で濃密な学習の時間でした。







その、乾先生の美意識が集約されたこの兵庫陶芸美術館は、
かつてのはり半に似て、いくつかの建物を山道でつなぐような美しい設計。
植えられた植栽も季節ごとに楽しみのある高級なものが多く



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ここに来ると私は乾先生がおられる、といつも感じるのです。




今日はそこで開かれている「未来へつなぐ陶芸 伝統工芸のチカラ」展に行ってきました。





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ご縁ある萩焼の新庄貞嗣先生から、ご案内をいただいたのがきっかけでしたが


さすが、兵庫県が誇る陶芸美術館、近現代の高名な作家の、それも出品作が
ずらりと揃えられ、大変見応えある展示でした。




写真撮影も配信も、むしろ推奨、ということですので遠慮なく載せます。






生前、乾先生が高い評価をしていた作家に加え、最近の伝統工芸展の入賞者の作品が
ずらりと並びます。




多すぎるので私が身近に追えている作家さんを中心に掲載します。



まずはからひね会から

荒川豊蔵

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三輪休和


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金重陶陽



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少し遡って
板谷波山


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民藝の人間国宝
濱田庄司、富本憲吉




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とっても仲の良い藝大同級生共演で


十五代楽吉左衛門、現 直入


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十五代坂倉新兵衛


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そして昔読んだ対談記事で直入さんが好きな作家として名前を挙げていた
加守田章二

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萩焼当代では

十三代三輪休雪

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十四代 新庄 貞嗣 (先生ご案内ありがとうございました。)


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有田焼からは


十四代酒井田柿右衛門
十三代今泉今右衛門




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あ!
重野克明先生のお舅様の作品がある!


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伊藤東彦

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20代の頃好きだったなあ

九谷の武越潤


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その他気になった作家さんは





森田由利子

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寺本守

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佐伯守美

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米田和

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もっといっぱいあるのですが、これくらいで失礼します。




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近年の作品の多くが入選作でした。


多くの作品が伝統工芸品の入選を目指して
弛まぬ努力で、どこにもない技術、自分だけの技法を表現しようと
してきた痕跡を見るようで




高いレベルの発表の場があることが
日本という極東の島国で、世界のどこにもない高いレベルの
陶芸の美術品を生み出してきたことに

感動を覚えました。








10月22日まで
第46回丹波陶磁器祭り
開催中です。

美術館の周りには臨時駐車場我多数設営され、徒歩で窯元めぐりも
できますよ!秋の1日、是非丹波篠山へ!










posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 16:40| 医療以外のつぶやき

2023年10月13日

紫の思い出


今朝の畑からの花は紫ばかり。

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今日は紫にまつわる昔話をいたします。



もう20年前になるんですね。
京都パープルサンガが天皇杯に優勝したのは。





当時、当院は女性誌や情報誌にたびたび「ニキビ治療の推薦できる医院」として
取り上げていただいていました。






それで
芦屋市内に在住されていた、サッカーJリーグの京都パープルサンガの通訳の方が
当院のことを知ってくださっており




当時の京都の選手を当院に何人かニキビ治療でお連れくださいました。










その中の一人が、天皇杯優勝の立役者、その後オランダ、イングランドで
活躍された朴智星(パウクチソン)選手です。





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彼のニキビ治療があまりにうまくいったので
韓国国内で話題になり、当院のことをメディアに話してくれたのだと
後からうかがいました。
それで、情報解禁とし、
常日頃、守秘義務遵守の私ですが、
パクさんのことは、よくこの欄でもお話ししています。






私は韓国語は喋れませんでしたが、
当院で今も行っている面疱圧出をしながらだったか、
目を瞑っている彼の顔の上で施術しながら日本語で


「こんなに立派な選手になって、韓国のお母様も本当に喜んでおられるでしょうね」

と独り言のように言うと


彼の瞑った目の目尻から
ツーッと涙がこぼれました。

圧出が痛かったにしては熱い涙で、彼が実は日本語もかなり理解できることを
悟りました。





物静かで爽やかで、素晴らしい人柄をいつも感じました。
チケットを手配いただき、何度か試合も見に行きました。
彼のチャントは橋幸夫さんのメキシカンロックのサビの部分が原曲で

パクッチッソン ゴールー!   ゴーゴー! ゴーゴー!

すっかり覚えて歌っていました。





天皇杯決勝の国立にも応援に行きました。
彼らサンガのメンバーが天皇杯を掲げる姿も見届けることができました。



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2002年の日韓ワールドカップの時は、
日本代表が負けた後も勝ち進んでいた韓国代表を
彼が出ているから、一生懸命応援しました。

今、森保ジャパン以外を応援することは考えられない私ですが
それほど、彼は周囲の人を応援したい気持ちにさせる人でした。







それで本題なのですが、
先ほどから掲載している画像の悪い写真の元写真のお話をさせてください。







京都パープルサンガは、その後京都サンガに改名しまして
2020年には念願のサッカー専用スタジアムをJR亀岡駅前に建設しました。







https---imgix-proxy.n8s.jp-DSXMZO5427865010012020LKA001-PN1-2.jpg
 資料写真より







有名な保津川下りの出発点としても知られる亀岡の土地に建ったスタジアム。
ぜひ行ってみたいと思っていましたが、今年の9月23日に
機会があって行ってきました。








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左側が京都市内の渡月橋まで続く曽我谷川の河川敷。
その向こうに見えるのは愛宕山になるのかしら。






スタジアムの中は、しっかりパープル!
今でもチームカラーは紫なのです。




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そう、そしてこの日のスペシャルゲストが






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朴智星さん。
新しいスタジアムにこの日初めて訪れたとのことでした。
彼が来ることは事前に知っていたのですが、いつ現れてくれるのか
心待ちにしていると、ハーフタイムに登場され、




モニターには、在籍時の華々しい活躍の動画が流れました。







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日本語で、京都での日々を懐かしく語ってくれたパクちゃん。
(当院ではスタッフ一同親しみを込めてパクちゃんでした。)
あの厳しいイングランドのプレミアリーグでアジア人として初めて
認められる大活躍をしてくれた彼。


活躍は華々しく報道されていたけど、もしかしたら京都の時よりも
周囲の理解や尊厳に関しては厳しい世界だったかも。





それでも歴戦の戦士の顔は限りなく穏やかで
京都サンガを心から愛していることが伝わりました。






その後、場内を一周していきます。




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私の周囲を見渡しても年若いファンばかり。

「もう、あの頃を知っているファンも少ないだろうなあ」と思っていたら





京都サポーターのゴール裏から、あのチャントが




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「パクッチッソン ゴールー!   ゴーゴー! ゴーゴー!」




さすがゴール裏にはあの頃のファンがまだいたようです!!



繰り返し歌われるゴール裏からのチャントに手を挙げて応えるパクちゃん。

わあ、流石だわ!
横断幕用意してたのですね!


「京都の英雄 朴智星」これは泣かせます!


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ゴール裏民の前で立ち止まり、彼らに熱い拍手。
そして記念撮影をして、彼の舞台は終了しました。






変わらないわあ、、、。
相変わらず紳士で、素敵だわ・・・・。




と感心していましたら、





後半、大先輩に勇気をもらったのか、サンガさんが点を入れて勝ちました。


私にとって
懐かしい紫の思い出の1日となりました。





他のサンガの選手の方々もどうされているかなあ、
ご覧になってたら、またお役に立てる時はお知らせくださいね!
いつでもお役に立ちます。
























































posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:30| 医療以外のつぶやき
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