2021年11月27日

見かけたら香ってみてください。



今日の庭から
フレグランス・オブ・フレグランシズ という品種のバラ。
高貴な香りが魅力です。

サザンカの蕾と合わせて



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2021年11月02日

指月伝 村田浩一郎 茶垸展 @野村美術館 のご案内




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指月伝 村田浩一郎 茶垸展

令和3年11月23日(火)から11月28日(日)
午前10時から午後4時30分(入館は4時までただし最終日は午後4時閉場)
公益財団法人 野村文華財団 野村美術館


〒606-8434 京都府京都市左京区南禅寺下河原町61
電話0757510374




指月とは?
と不勉強な私はネット検索。

指月とは
巨椋池の北岸、木幡山南麓の観月の名所、とあります。
そしてここは豊臣秀吉が隠居所として指月伏見城を築いた場所だそうです。


秀吉の伏見時代。
1594年(文禄3年)の築城開始から、街づくりもはじめ各大名家の屋敷も建造され
最晩年の最も華やかな時代だったことでしょう。
文禄の役も続き、茶人大名の古田織部も活躍した時代。
高麗茶碗を巡る動きが最も盛んだった時代かもしれません。


そんな予想を立てていますが、なんと言っても一筋縄ではいかない村田先生。
どんな展覧会になるのでしょうか、ワクワク、です。




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2021年10月24日

三輪途道さんのこと その4



愛に包まれる人




富岡市立美術博物館での
「三輪洸旗・途道展−富岡から世界を紡ぐー」展を見た後
私たちが向かったのは下仁田の「おかた茶屋」。


ここは三輪途道さんの実家です。とても立派なドライブインで、ライダーたちの憩いの場でもあります。


隣の席で食事をしている人のところに、二人の女性が驚いた様に声をかけます。

「あなたも来られたの?」


「ああ、本当にお久しぶりです。」


聞くともなしに会話が耳に入ります。

「三輪先生の展覧会に今から行くのよ」

「ああ、僕は今行ってきました。」


なんだか胸が熱くなります。こんなに色んなところで、色んな人が三輪さんの話をしている。
皆、三輪さんの状況を知っているのです。



大変な規模のお客様を迎えててんてこ舞いだったお父様、お姉様に
「ここは私たちにとって聖地です。」とお話しし、おかた茶屋を後にしました。
お父様は、本当に名残惜しそうに見送ってくださいました。




今、三輪さんの行っていることは2つあります。


一つは、作品作り。
三輪さんの今の視力では、彫刻刀で彫ることは困難だそうです。
そのため、手で漆の布を貼り合わせる脱活乾漆造を選び作品作りを継続しておられます。
最初の作品から数作を経てその精度は上がり、今後が本当に楽しみです。



2つ目は、ご自身の様にロービジョンの方へ向けての美術文化紹介です。
今、三輪さんは白と黒が判別できる状況です。
そのロービジョンの状況でも読める本をこの度出版されました。

内容は地元メディアで連載をしていた地元の彫刻作品の解説や
ご自身の作品作りの、まさにここが聴きたかった!というキモもあり
引き込まれる内容です。




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クラウドファンディングで購入も可能ですので、覗いてみてください。







「三輪さん、川畑です。」
とお声をおかけすると


「ああ、川畑さんですか、なんせ見えなくて失礼しました。」


朗らかな大きな声ではっきりと、でも決して視線の合うことのないまま三輪さんは
ご挨拶くださいます。


見えないことを、作品作りの展開にしてしまうほど三輪さんは前向きな人です。
その勢いは、重源像を彫らしてほしいと東大寺に乗り込んで行った時と変わらない様に見えます。
その行動力は、周囲の人に、むしろ大きな勇気を与えている様にも見えます。

東大寺も、薮内先生も、みんな三輪さんの現在の活動に力を貸そうと乗り出しています。
そうすることで、三輪さんから大きな何かをもらっている様にも見えます。

私たちも同じです。


これが、最新作です。
やっぱ凄い人だ。


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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 23:47| 医療以外のつぶやき

三輪途道さんのこと  その3



肖像彫刻を極める




その後の三輪さんは、肖像彫刻に邁進することになります。
肖像彫刻は、そこに存在する人格全てを映し込む必要があるので、対象への分析や観察の力量が大変要求されるのです。



例えばこの作品。


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そしてこの作品。

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いずれも、三輪さんの身近な人だそうで、内面にまで深く興味も理解もあった人の様です。
これらの作品を見ると、三輪さんの目の解像度の高さを感じます。どれほどの感度で対象を捉えてきたのだろうと。


さすがに三輪さんにとっても、これほどの緻密な肖像彫刻は「正直、キツイ」ことだったそうで、
その反動で、動物を彫ることでバランスを取っていたそうです。



こんな猫たちです。


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三輪さん曰く
「実物に存在しないほど、不細工で大きくて、臭くてノミがいっぱいいそうな猫」。
それを彫ることで、三輪さんは精神のバランスをとっていたそうです。









そしてこの人物。


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この作品のモデルは三輪さんの眼科の主治医ドクターです。




視力の低下を感じ取り始めた三輪さんを支え、今も一番近くで三輪さんを支援してくださっている先生です。




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続く。



posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 22:33| 医療以外のつぶやき

三輪途道さんのこと その2



盧舎那仏に選ばれし者



東大寺と三輪さんの美しい関係は、その後も、現在まで続くことになります。


東大寺大仏開眼1250年の法要に向けて、大仏に眼を入れて開眼させた
菩提僊那(ぼだいせんな)の像を制作する様に三輪さんは依頼を受けます。


1250年の間、東大寺に存在しなかった菩提僊那の像。
それを30代の女性彫刻家に依頼する大胆な決断を下したのは現在も東大寺別当を務める狭川普文さまだった様です。

もちろん、この人選の理由となったのは重源像の素晴らしい出来栄えがあった様ですが、それよりもみなさんの口にされる理由は、
東大寺では、何かが成し遂げられるかどうかは盧舎那仏が定める。
ふさわしくない人が何かを成し遂げようとした時には大変な事が起きて中断を余儀なくされる、
という言い伝えがあり、実際にそんな事件も過去にあるそうです。

重源像を、三輪さんが一心不乱に彫っている時、東大寺の大人たちは、この制作が成し遂げられるかどうか、
この女学生に、盧舎那仏はそれを許すのか、という目線でも見守っていたのだそうです。

その試験をくぐり抜けて重源像を完成させた三輪さんは、その時点で菩提僊那の製作の大きな資格のある人物になっていたのです。


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実際の三輪さんのデッサンです。
お釈迦様と同じ国のインドから日本に渡ってきた菩提僊那の目は青かったそうです。


続く




posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 06:17| 医療以外のつぶやき

2021年10月23日

三輪途道さんのこと(その1)




天才女学生、東大寺を動かす。


奈良の大仏さまが平家に焼かれた時に、全国から寄付金を募る「勧進」を取り行ったのが「重源上人」です。
その功績を讃えて運慶が彫ったとされるのが国宝「重源上人坐像」


彫刻作家の三輪途道(みわみちよ)さんは、
大学院の卒業制作で、この「重源上人坐像」をどうしても彫りたくなり、
像を代々守っている東大寺の俊乗堂の門を叩き、実物を見ながらそっくりに彫る「模刻」をさせて欲しいと頼むのです。
そして何故か、それは保存主の俊乗堂のおばちゃん(三輪さんの言い回し)を動かし、許されます。


しかし、そのようなことは本来文化庁などへの正式な手続きを踏まねばならないことだったのですが、
そんなことも知らない三輪さんは、お金がなくなると「せんとくん」で有名な籔内佐斗司先生の元で
アルバイトをし、お金ができれば東大寺に戻るという生活を二年送ります。



一心不乱に彫り進む鬼気迫る迫力は、東大寺の上の方の人たちの中でも話題になります。
一方、ちょうど同時期に南大門の仁王像の大修復のプロジェクトが進められていた時期で専門家も東大寺に多く滞在していた時だけに、「あの子誰?」「あんなことして大丈夫」的なムードが三輪さんの知らないところで巻き上がっていたそうです。

そして、ある時、「あんた、これにサインし」と三輪さんに差し出されたのは、なんと東大寺が作成した
文化庁などお役所関係に筋を通してくれるための正式で抜かりのない文書だったのです。
東大寺の大人たちが話し合って、この天賦の才能を発揮させようと、三輪さんの知らぬ間に根回しが行われたのです。


まさに「(何も知らない)天才女学生が東大寺を動かした」瞬間です。



これが、その時、20代で三輪さんが彫った「重源上人坐像」。


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上のリンク先の本物と比べてください。
そりゃあ東大寺も動かしますよね。




続く




追記 令和3年11月10日

富岡市立美術博物館での展示を終えた三輪さん作の重源像は、奈良の東大寺に戻ります。
いつもは東大寺寺務所の写経ができる広間の床の間に飾られています。
東大寺の写経で検索いただくと、写経場の写真が見られますが、その写真に三輪さんの重源像も写っています。

また、東大寺の献茶式の時には副席の控室にもなるので、その時も大きなチャンスです。
三輪途道さんの旧姓の上原三千代の名前の札が添えられています。




posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 13:31| 医療以外のつぶやき

2021年10月19日

石蕗(ツワブキ)西王母(セイオウボ)相次いで開花。秋ですね。




黄色い菊のような石蕗は、
ある日はっと気がつくと大きな蕗の葉の間からニョキっと花芽を突出させて
唐突に咲く花なので、油断できません。


先週なかった場所に、突然大量に花を咲かせます。

今週が、今年はその時期だったようで、しばらく目を楽しませてくれそうです。




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紫の蘭みたいななのがホトトギス。赤い実がマキ。黄色い花がツワブキ。
後ろのもさっと緑なのがサザンカとススキ。
世話をしなくてもこの季節に楽しませてくれる仲間たち。
今日もどなたか患者さんが気づいてくださると嬉しいなあ。




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そして、うちの家で一番先に咲く椿は西王母。昨日から開花です。

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話題の神戸タータンの上に乗せて。












posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:14| 医療以外のつぶやき

2021年10月15日

秋を味わって。


今朝の庭から・・・・


大胆に、放り込んじゃいました。



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ススキ
サザンカ
マキ
ホトトギス
バラ




槙(マキ)は年に一度の実がなる時期。
グミみたいなムニュッとした感触の珊瑚色の実がなります。



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ホトトギスも
紫の豹柄の蘭のような花がやんちゃ感を上げてくれます。

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サザンカはまだ蕾。バラと一緒だと相性がいいです。

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今日も、ワイルドで!






posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:05| 医療以外のつぶやき

2021年09月21日

「堀尾昭子の現在」展 @西脇市岡之山美術館


緊急事態宣言発令下の兵庫県。連休にも繁華街に出ることは憚られた私ですが
すごく楽しみにしていた展覧会が西脇で始まったので、夫と行って参りました。

(想像通り、人はまばらで安全この上ない状況だったことを、まずご報告いたします。)




「堀尾昭子の現在」展

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堀尾昭子先生は、1937 生まれ。
兵庫県が産んだ芸術集団「具体」のメンバーで、現在も定期的な発表を熱狂的なファンが待ち望んでいる作家です。


現代アートの分野の一つに「ミニマリズム」という分野があります。
「完成度を追求するために、装飾的趣向を凝らすのではなく、むしろそれらを必要最小限まで省略する表現スタイル」
と説明されています。



そのミニマリズム芸術において現代で最高峰に位置しているのが、堀尾昭子先生です。



人の考えはいつも右往左往します。
ある一つの悩み事をいろいろ脚色したり膨らませたり転がして肥大化させてしまいがちです。

私は、堀尾先生のミニマルの作品を見ると、その肥大した無駄な贅肉が
頭の中でスカッと削ぎ落とされる爽快感を覚えます。



先生の作品作りの工程を伺っていると、納得します。
ずっと眺めていて、削ぎ落として作品が小さくなることも多いそうです。


悩み事を時間をかけて転がして肥大化させる凡人の私には、
先生のこの爽快な生き方に、本当に憧れます。先生みたいになりたい、と
作品を見るたびに思います。



美術館にはたまたま昭子先生もおられましたので、ご挨拶。
お姿が拝見できて感激。





来年には、きっと世界に衝撃を与えるだろうと思われる展覧会が東京の某美術館で開催されるとのこと。
今のうちに、まだ兵庫の私たちの身近におられるうちに、ぜひ、ご覧いただきたい展示でした。








西脇市岡之山美術館

「堀尾昭子の現在」展
【開催期間】 2021年9月19日(日)〜12月5日(日)
【休 館 日】 月曜日(祝日の場合は翌日)と祝日の翌日
【開館時間】 10:00〜17:00(入館16:30まで) 
【入 館 料】 大人300円(250円)
       シルバー250円(200円)
       高大生200円(150円)
       小中生100円(70円)







posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:23| 医療以外のつぶやき

2021年09月09日

新しい夜明け(ニュー ドーン)が待ち遠しい。



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15年くらい前に植えたつるバラは、手をかけてあげなくても毎年沢山の花を咲かせてくれています。
地植えしてしまえば、放置でも大丈夫なくらい。(水あげるの忘れたりしてごめんね、です。)


何という品種なのかわからずに来ていましたが、調べるとどうも「ニュードーン(新しい夜明け)」という
品種であることがわかりました。


1930年にアメリカで作られた品種で、非常に丈夫で強いそう。


別名「暴れん坊」とも言われる程、枝の伸びが勢いよく、
冬にバッサリ剪定しても春のシーズンになると大量の花を咲かせてくれます。

淡いピンクはなんとも愛らしく、香りもとても品よく、いいことづくめなのですが。。。
トゲがすごく大きくて痛いので、バラ用の革手袋が必携です。
革手袋なしだと血だらけ。。。



そんなバラを今朝のブースにいけました。
コロナ後の、ニュードーンを夢見て。


後ろは同じく庭のスダチの古木から。










posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:02| 医療以外のつぶやき
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