2020年03月31日

急を要する皮膚科領域の感染症の受診が増えています。




新型コロナウイルスの感染症が拡大していく中、皆さんのストレスコントロールも難しくなってきているように感じます。

ストレスの深刻さは、免疫低下につながるからでしょうか、このところの受診は皮膚科領域の感染症の受診が増えています。

1)毛包炎・・・・毛穴が膿む
2)感染性粉瘤・・元からあった粉瘤に化膿菌が感染してしまうことが原因です
3)単純ヘルペス・神経節に潜在しているウイルスが現れることが原因です
4)帯状疱疹・・・単純ヘルペスとは別のヘルペスウイルスが原因です
5)爪囲炎・・・・爪の食い込みが膿むことが原因です
6)足白線の細菌感染・水虫に化膿菌が感染して膿むことが原因です
7)カポジ水痘様発疹症・アトピー性皮膚炎にヘルペスウイルスが感染することが原因です


などなど、急を要する状況の方が増えています。
自宅待機をしていても、心配でついネット情報を検索してストレスを溜めてしまう。それが免疫能を下げてしまい、感染症にかかりやすくなっている様です。皮膚科領域の上記の様な細菌やウイルスは、周囲の人に拡散してうつすものではありません。しかし、治療の効果を上げるためには、落ちてしまっているご本人の体力を回復しないと治りも遅れます。
自宅にいるときは緊張を解いてリラックスすることも、心がけてください。





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昨日素敵なお花を頂戴しました。うれしい・・・・ハートたち(複数ハート)
本当に心より御礼申し上げます。









 
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:30| その他のいろんな皮膚科疾患の治療

2020年03月27日

顔面の炎症の原因を探るパッチテストシーズンも終盤です。




パッチテストは有用な検査ですが、全ての人が受けるべきものでもありません。

私がパッチテストを勧める患者さんは以下の状態の方です。

1)顔面などある特定の部分だけの炎症
2)紅斑だけでなく、水疱や苔癬化(厚みが出ること)が見られる
3)長い間治療していても治らない、または治療をやめると再発する



特に、3について説明します。



例えば生まれて初めて、顔に炎症が生じ、それがどんどんひどくなった時は、放置していてもまず治らないのでステロイドの外用剤で炎症を鎮めます。一生に1回くらい使うことで副作用の出るリスクと、炎症をそのままにして水疱や苔癬化が生じるリスクと、ご本人に考えていただいて、多くの場合はステロイドを使って炎症を鎮めます。




多くの場合、すぐに治ります。




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私たちが心配するのは、その後どうなるか、なのです。




再発しないように慎重に非ステロイドの外用などで様子を見て



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そのまま全く症状が再発しないようならば、
今回の湿疹は、何らかアクシデント的に悪化要因が重なった偶発的な湿疹だと考え、精密検査をしません。





しかし、ステロイドの使用をやめたらすぐに再発する場合、また症状を抑えるににステロイドが必要になります。

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このように周期が早く再発を繰り返す時は、
原因の特定や、ステロイド離脱の方法を考えないといけないことになるのです。




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関連記事「外出できない時のご自宅でのケアについて」
http://dr-kakimoto.com/article/187221284.html





パッチテストの手順、詳細は以下の記事をご覧ください。
http://dr-kakimoto.com/article/171807769.html











posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:45| その他のいろんな皮膚科疾患の治療

2020年03月21日

花粉症による眼周囲周囲皮膚炎が増加しています。アレルギー用目薬が原因のことも。


新型コロナウイルスに注目が集まってしまいますが、今年はスギ花粉の飛散は大変多いようです。
そのため、鼻炎だけでなく目の周りが真っ赤に腫れあがるような炎症症状の患者さんが増えています。


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原因はスギ花粉だけでないことも多く以下の点にも注意が必要です。

1)痒いからといってゴシゴシ洗わないでください。傷口が広がります。
2)赤さをメイクで隠さないでください。傷口に顔料を練りこむことになります。
3)まず自己流で直すのは困難なので皮膚科を受診してください。また、こちらで処方する外用剤は残留しても大丈夫ですので、念入りな洗い流しにこだわらないでください。すすぎ洗顔だけで大丈夫です。
4)時にはアレルギー用の目薬やコンタクト保存液、ドライアイ用目薬が増悪原因になります。不要不急の使用はお控えになるように勧めることもあります。



上記を守っていただくと、だいたい数日で消退します。

都会の人混みが危険だということで野山にお出かけの方も多いようです。
花粉症がある方は、やはりマスクやメガネをお勧めいたします。







posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:23| その他のいろんな皮膚科疾患の治療

2020年03月19日

肌にも、ウイルスにも加湿器を。


私は加湿器愛好家で診察室の足元にはいつもこの加湿器があります。
何度かご紹介していると思いますが、湯沸かしポッドの原理でお水を入れて沸騰させて蒸気で加湿します。




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この加湿器は、
肌の潤いを保つにも役立ち、
乾燥して咳の出そうな喉のイガイガ感には蒸気を当てると治ります。(私は)
そして、新型コロナウイルスは高温湿度に弱いことがわかってきました。
予防策の一つとして、この湯沸かし蒸気型の加湿器は役立つかもしれません。



今日も間隔をあけての診療、支障なく行えております。
ご協力ありがとうございます。






posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 17:36| その他のいろんな皮膚科疾患の治療

2020年03月05日

お肌のためにも睡眠は十分に。「おやすみ、ロジャー」。




不安な報道が多かったり、
事業をされている方だと打撃があったり

頭を悩ませることで、いつもより寝付きが悪い方も多いかもしれません。


私も今日から、1996年に開業して以来初めて完全予約制に踏み切って、
患者さんが混み合わないように待合室の調整を始めました。
今朝の午前中診療までしか終わっていませんが、受付スタッフも工夫してくれて試行錯誤で診療ができ
私も今日のところは及第点です。


この決断するまでは、「患者さんの安全」「スタッフの安全」の両方で頭を悩ませました。
ずっと考えているので、頭が冴えて、いつもよりも寝つきが悪かったかもしれません。




そんな時にベッドで本を読んでしまうと、視力にも良くないし、睡眠剤は用いたくないし、何かいい方法がないかなあと考え、
「そうだ、本の朗読をスマホで聴こう」と思いついました。


iTunes Storeで、何かないかと探していて見つけたのが、



「おやすみ、ロジャー」

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以前テレビで、親御さんが読み聞かせるとお子さんがすぐに眠ってしまうと話題になっていたのは知っていたのですが、その朗読版が出ていたのです。



その夜試してみましたが、最後まで聴けませんでした。途中で寝てしまっていたのです。



Amazonのレビューなどでは、「効果がない」という意見もありました。
皆さんに全てに効くわけではないかもしれません。

私なりに効果を出すためにしたほうがいいことを書いてみます。


1)小さな子供になったつもりになって、本の内容に異議を考えないこと。
2)部屋を暗くしたり、目の上に薄いタオルなどを乗せてもいいかも。
3)体を硬くしないで、仰臥位で手足を伸ばしたほうがいいかも。
4)耳元にスマホを置いて、自分しか聞こえないほど一番小さな音にしてもいいかも。
5)アトピーのある人は、パジャマや下着は、綿100%かシルク100%の低刺激なもので痒み予防。



寝つきがいいだけでなく、朝起きた時のリラックス効果もあるように感じます。
まだまだ続く新型コロナ感染症の影響の中、健康でいるためには睡眠は大事です。

困っている方がおられたら、よかったら、お試しください。


朗読版のサイトはこちらです。
https://pages.audiobook.jp/special/roger/index.html



posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 16:17| その他のいろんな皮膚科疾患の治療

2020年01月14日

金属や化粧品アレルギーの原因特定のパッチテストのシーズンは3月くらいまでです。





貴金属や
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化粧品
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それだけでなく、病院からの処方薬
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これらが原因で


顔が赤くなる、痒くなる
時にはニキビの原因となることも、多いのです。







その検査のパッチテストは、ご本人の病状を解明して治療していく中で
とても大切で欠かせない検査です。


検査の流れは公式サイトをご覧ください。
https://ashiya-kakimotoclinic.com/service/dermatology/allergy-test/



パッチテストに最適なシーズンは、11月から3月までくらいの気温の低く汗をかかない時期です。
今が一番適しているので、どうぞご相談ください。








posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 11:02| その他のいろんな皮膚科疾患の治療

2020年01月07日

陥入爪、巻き爪の治療は「痛い状態を、どう治す?」



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「足の爪が痛い」と、初診時の問診票に書かれる方は毎日のようにおられます。




その多くは、足の爪の周囲に炎症が生じて浸出液が出て腫れ上がっている状態です。



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こうなる原因としては大きく分けて二つに分類されます。




1)靴などの圧迫

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2)爪白癬や爪甲鉤彎症による爪の肥厚

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フリー画像です。





各々治療法は違いますが、
「痛い」という理由で来院されるので、「痛くなくする」ことが大切です。





ご本人の生活状況を問診しながら、


1)今すぐ治療して痛みが軽減するのか時間がかかるのか
2)その治療は、無痛か、少し痛むか、麻酔をして行うか
3)大きなスポーツ大会を控えていないか
4)その場合は治療を先送りして、目の前の大会をやり過ごす方法を考えるか
5)通院できる頻度はどの程度か
6)制靴などが原因の場合、会社や学校に協力を要請できるか
7)爪の負担のきつくなる競技に全力を傾けている若者を、どう長期にわたってサポートするか




などを、お子さんの場合は親御さんを交えて話し合って治療方針を決めます。



それは、本当に、百人百様で、すごく繊細です。



上記にも触れましたが、足の爪の負担のきつい競技や習い事はあります。


1)締め付けることが原因のもの
バレエ(トウシューズ)、日本舞踊(足袋)
→美しさのためですから、改善は困難です。

2)ダッシュとストップを繰り返す競技(靴の中壁に爪先が激突してしまう)
バスケットボール、テニス
→甲の部分の靴紐をしっかり締めて靴の前部に空間を作ることを意識してください。

3)下りの多い競技
登山、ハイキング
→甲の部分の靴紐をしっかり締めて靴の前部に空間を作ることを意識してください。

4)足先に衝撃が加わる競技
サッカー、野球、陸上
→難しい問題です。プロの選手の中にも、爪先に空間がない方が力が入るという理由で窮屈なシューズを好む選手もいます。













posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:36| その他のいろんな皮膚科疾患の治療

2019年11月05日

パッチテスト Q and A




パッチテストの流れを公式サイトに書いていますが、細かい疑問にお答えします。
公式サイトのパッチテストの記事はこちらhttps://ashiya-kakimotoclinic.com/service/dermatology/allergy-test/




Q1)
パッチテストのタイムスケジュールは?何日かかりますか?
A1)
初日 背中に調べたいものを当院で貼ります。一度に50品目以上検査する人もいます
48時間後 背中に貼っていたものを当院ではがします。
72時間後 当院で判定。(つまり 3 回受診が必要。)

合計3泊4日間、ご自宅で汗もかかず、背中は洗わずにすごしてください。
厳密な検査なので、外出で汗ばんだり剥がれないように万全の態勢で臨んでく ださい。
ベストシーズンは真冬です。


Q2)
予約は必要ですか?
A2)
パッチテストをする日の予約は必要ですが、その前にもあらかじめ、パッチテストの注意事項をお話しするのに30分ほどの時間が必要です。
そのため、パッチテストをしたい日程よりも2週間ほど前にお越しください。


Q3)
どんなものを重点的に調べたらいいですか?
A3)
多くの場合、顔や頭皮に症状が出ているはずです。当院で行なった過去のパッチテストの結果を見ても、最も原因として多いのは洗顔とシャンプーです。
もし、ご自身で使っているシャンプーや洗顔が陽性反応(かぶれるもの)だった時のことを考えて、あらかじめ他のメーカーの製品も検査しておくことをお勧めします。


Q4)
調べたもの全部が陽性(かぶれるもの)だったら、どうなりますか?
A4)
使っても大丈夫なものが見つからなかったので、再度検査が必要です。
何回も検査を繰り返す方もおられますが、少ない回数で済ませるためにも、最初の検査の時に多くの製品を準備してください。


Q5)
検査で陽性だったものを、1年くらいしたら使えますか?
A5)
まず、またかぶれます。



Q6)
背中に貼ってから判定までの間、お風呂は入れますか?
A6)
貼った部分を濡らさなければ入れます。
例えば下半身だけシャワー浴とか、美容院で洗髪してもらうなどの工夫が必要です。


Q7)
検査中の服装はどうしたらいいですか?
A7)
着替えの時にテープが剥がれやすくなる服装は適しません。前あきのワイシャツのようなものが適しています。
密着した化学繊維の下着や、セーターなどは適しません。




Q8)
本当に大変そうな検査ですね、検査をすることを避けたいのですが。
A8)
はい、患者さんも大変ですが、当院スタッフも担当するのに熟練の技を要求されますし、患者さんへの説明や当日のテープの用意など、本当に大変な検査です。(そのため、パッチテストを行えない医院や病院が増えています。)
もし、今までどんな治療でも治らない状況で、「どうしてだろう」「原因を特定したい」と考えるならば、最適な検査です。



Q9)
何曜日からでも始められますか?
A9)
決まっています。
火曜日スタート、木曜に剥がして金曜日に判定。
または
土曜日スタート、月曜に剥がして火曜に判定。

この2コースです。



Q10)
パッチテストをどうしても受けたいです。パッチテストの説明を聞くのに予約は必要ですか?
A10)
まずお電話くださって、パッチテストをしたいとお伝えくださった上で診察の予約を取ってください。パッチテストの予約の前に入念な打ち合わせが必要ですので、当院サイドもその時間の確保が必要になります。どうぞご協力ください。また、説明を聞いて、パッチテストを受けないことも可能ですので、ご安心ください。
(2019年11月7日追記)





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庭のさざんかと石蕗(つわぶき)。秋が深まってきました。



posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 12:37| その他のいろんな皮膚科疾患の治療

2019年10月03日

加齢による変化の理由と。それに対応する医療。


顔に加齢を感じる時、どんな変化が起こっているのでしょうか。



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(顔の構成)
まず、顔を構成している要素は大きく分けて

1)皮膚表面
2)筋肉(皮下組織)
3)骨格





その各々が、加齢により変化していきます。
そしてそれに対する対応も各々違います。



(部位別の加齢とは)
1)皮膚表面の加齢

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皮膚表面に生じる変化は
 
 肝斑
 老人性色素斑(しみ)
 老人性疣贅(いぼ)
 毛穴の開き
 艶の低下




2)筋肉(皮下組織)の加齢
  
女性顔筋肉フリー画像.jpg


筋肉(皮下組織)に生じる変化は

 筋力低下
 筋肉量の減少
 上記から生じるたるみ、しわ






3)骨格の加齢





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骨格に生じる変化は
 加齢により骨は縮みます。
 額、頬、顎の骨の収縮
 それによる顔面の歪み、しわ、たるみ












上記の合算が、下の写真のような経年変化をもたらします。




フリー画像加齢のシミュレーション.jpg








対策は、早いほど良く、
遅くとも40代にはスタートすることが
推奨されます。





(治療について)
当院で行なっている治療は


1)皮膚表面へのアプローチ

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Qスイッチルビーレーザー治療
スーパーフォト治療
アクシダーム治療

液体窒素治療
ヒートマスク施術





2)筋肉へのアプローチ

スクリーンショット 2019-10-03 11.44.20.png
スーパーフォト治療
ボトックス注入
ヒアルロン酸注入





2)骨格へのアプローチ
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ヒアルロン酸注入










posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 16:42| その他のいろんな皮膚科疾患の治療

2019年09月26日

暑さの戻りで、夏の疾患が増えています。しっかり治療しましょう!



涼しい日もあったのに、
また残暑厳しい関西です。


例年下火になるはずの、ひどい虫刺されや
毛虫の毒毛の皮膚炎の方の来院が、
続いています。


お気の毒なほどの炎症の酷さで、
市販薬では難治でしょう。

外用剤とガーゼ処置が必要だったり
場合によっては内服も強めで処方しています。


これらは、しっかり秋までに治癒させないと
年越しをして炎症が長引くことがあります。

そうお伝えして、しっかり外用するように
励ますのが、私の大切な仕事です。








この暑さの中、西王母が今年初咲き。
本当は陶器の花器が似合うのですが
ごめんなさい。




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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 15:38| その他のいろんな皮膚科疾患の治療