2017年06月20日

シミは取らなくてはいけないか。






シミをとるQスイッチルビーレーザーができた、と
新聞報道で見たのは、まだ医学生だった頃だったと思います。


その後、医師になり、大学病院で診療していましたが
母校の皮膚科はシミをとる治療を行なっておらず、


その後、開業してから、Qスイッチルビーレーザーを購入。
いつかこの治療に携わりたいという
私の念願が叶いました。
今から20年ほど前になります。


今でもシミ治療は
私の中でプライドを持って治療している、思い入れの深い重要部門です。
あらゆる皮膚科疾患の知識の裏付けが必要な
困難な治療であることも、大切にしている部分です。

皮膚科の一般治療ができないと、レーザーを使いこなすことは
できません。





そんな中、最近は、シミのご相談の年齢層が、
グッと広がった気がします。




お元気なシニアの方が増えたためか、
85歳以上の方々のご相談が増えているのです。
90歳以上の方も来られます。






その年齢層の方々で、顔に色素斑がある場合は

シミなのか、皮膚ガンの可能性がないか、


そちらの方に注意しなければなりません。







ダーマスコピーや時には生検をして、ただシミだと確認したら

その次です。



本当にQレーザーまでして取るべきでしょうか。
いつも、とっても考えてしまいます。







多くの場合、私は、カバー力の強いコンシーラーをお勧めしています。
今は、それで十分に隠すことができるからです。




私のシミ治療は、まだ20年。
今後は、この分野はどうなっていくのでしょうか。



まだまだ発展するのか、それとも衰退するのか。

初心を忘れずに、
時代を見ていくことが大切かもしれません。








診察のご予約は
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医療法人社団双樹会
皮膚科 芦屋柿本クリニック http://ashiya-kakimotoclinic.com
住所: 〒659-0025 兵庫県芦屋市浜町3−7
電話: 0797340400
PC公式サイトのご挨拶
無料駐車場8台あります。お電話でご確認ください。
初診予約サービスサイトもご利用下さい。https://www.489map.com/helios/A5054113/reserve













posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:39| しみとりレーザー治療

2017年06月19日

庭掃除には防備を。





6月の初旬から、
毎年のことですがチャドクガによる皮膚炎の患者さんが
たくさん来院されました。




チャドクガ




関連記事「チャドクガの季節到来の巻。でも帯状疱疹にも注意。





しかしながら、少しピークは過ぎたようです。



チャドクガの毒毛でかぶれた患者さんの多くは
庭掃除をしていた時に罹患しましたから


「もう庭掃除するのが怖い」



とおっしゃいます。






確かに、この時期の庭掃除は完全防備をする方がいいように思います。








私も、昨日は自宅の庭掃除をしました。
雑草や雑木を抜いたり剪定したりの作業ですが
その時のいでたちは





日よけの帽子
毒針を通さない厚手のレインコート
足元は膝までのゴム長靴
手はプラスチック製の手袋




紫外線を防ぎ
毛虫を寄せ付けず
足元を狙う蚊も跳ね返し
手で樹木を触っても、かぶれないようにする





さすがに、汗だくになります。
でも、虫が大嫌いな私は、
これが庭掃除の時の完全防備スタイルです。






posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:08| その他のいろんな皮膚科疾患の治療

2017年06月17日

ストレスなのかも、と立ち止まる事。



多くの皮膚疾患にストレスが関与していることは広く知られています。





ニキビやアトピー性皮膚炎、そして蕁麻疹や円形脱毛。




強烈なストレスにさらされる患者さんは
治療効果が薄いように、私も確かに感じます。






ストレスはアドレナリンの分泌を促し、
その結果、末梢の血流は低下しますが、発汗や皮脂分泌は亢進させます。



そんな混沌とした状況下では、当然、皮膚の状態は安定しません。









「急激に悪化した」と駆け込んで来られる方々の中には
 皮膚以外の問題を抱えているように見受けられることがあり




そんな時、


「多分、体が疲れているみたいに見えるんだけど・・・
 お仕事、忙しいの?」と、お聞きすると、


 (「学校が大変なの?」や 
   「おうちで何が疲れることがありますか?」
           という場合もあります。)


多くの場合、その問題が深刻である旨のお返事があります。





強いストレス、 そしてそのための皮膚疾患の悪化



となった時に、皮膚科医のできることはあまりにも少なく





ストレスのコントロールの専門家である、心療内科医
が、本来の解決の窓口になるのかもしれません。





しかしながら、その前に、まず試して欲しいことがあります。




ご自分の意識の中で




「ストレスを受けているから、悪化しているんだ」




と思っていただくことです。







そのあと、
そのストレスを排除できる人もいるでしょうし、
引き続き向き合わなくてはいけない人も、
少しはご自身をいたわってくださる(追い詰めない)方向に
むくきっかけになるかもしれません。




一度立ち止まって、
「ストレスが体を痛めている」ということを情報として頭に入れること。


それは、色々な整理の出発点になると思うのです。








そんな方々も、今日明日はお休みかもしれませんね。
ゆっくり休養できる時間が取れますように・・・・。








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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 13:21| アトピー性皮膚炎

2017年06月16日

EuroMediCom の学会。パリから日本へ「カニューレの誕生」。





日本の多くの皮膚科医の先生がそうでしょうが
毎年、ユーロメディコムの学会が近づくと
参加を促す国際電話が本部からかかってきます。

去年はロンドン、昨日はパリからでした。





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EuroMedhiCom(ユーロメディコム)は、
世界中の皮膚科医療の最前線を発表する国際学会を
企画運営する会社です。







私が、時々参加するのは、その中でもAMEC
(Aesthetic & anti-aging medicine european congress)
という学会です。



今年のAMECはモナコでの開催。


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紹介動画もありました。
https://www.youtube.com/watch?v=kyIcl1WZ0jM







世界中から、スペシャリストの先生が集結し
壇上で施術をライブで実演してくれるという
素晴らしい学会です。







今までに、そこで学んだ知識は、私の中で本当に大きく、
国内にいては体得できなかった事ばかりです。










特に、ヒアルロン酸の注入については、初めてカニューレ法を学んだのも
AMECでした。








関連記事「「疲れ顔」の原因と解決の道。









カニューレ法による若々しさの復元は、
限りなく自然ですから、人知れず元気なお顔に戻りたい方には
最適な治療です。
(但し、施術者に立体復元の能力は必要とされるかもしれません。
 例えるなら、彫刻の技能です。)







しかし、日本でカニューレを入手するのはなかなか大変でした。





そのため、医療機器の大手「MMアンドニーク社」の方に



「日本で作れないかしら」、と相談したところ





「いい企画ですね」、と



日本での制作企画がスタートしました。

もう4年ほど前になるかもしれません。






何度か開発者の方が当院を訪れてくださって、私もご意見を申し上げ





そしてついに先日、日本でのカニューレが完成しました。





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医療機器承認も取得され、これからは日本での入手がとても容易となりました。







あの日、パリで巡り合ったカニューレが、今、日本で誕生したのかと思うと
本当に感慨深いものがあります。





これからは私のベストパートナーとして活躍してくれる事でしょう。

















posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:08| 海外施設の取材

2017年06月15日

セラビーム治療へ進む手順。







当院に紫外線治療 セラビームに通院の患者さん方
その実際の通院の流れをお話しします。










まずは診察






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視診で、その人の症状の重症度を見極めます。
皮膚科医の視診は、目の訓練がされているので、
見ただけで炎症の深さや、罹患歴の長さを見て取れます。

治療の後であるかどうか、しばらく治療していないかどうかも
ほぼ、見ただけでわかります。






そして、わからない情報を得るために、血液検査をお勧めします。




現在、血液検査は39項目のアレルゲンが一緒に測定できるように
なりました。









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そこで、春先の花粉のアレルギーだけが突出して高ければ
夏以降にそれほど強い治療はいらない予測が立てられます。









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また、同じく血液検査で測る、「IgE(アイジーイー)」という値もとても大切です。








IgEが高い人の特徴として

・内服の効果が悪い(かゆみが止まりにくい)
・温度の変化や衣類のすれなど、些細なことで増悪する



などを多く経験しました。






そのため、同じハウスダストアレルギーの数値でも、
IgEが高い人は、手厚い治療が必要になることが多いのです。















皮膚科の治療は、従来本当に限られた手段しかなく、
そのため、あと少しの治療効果があげられずに、もどかしい思いをしてきました。








特にIgEが高い人は、上記のように、難渋しがちです。






それらの方には、最新の治療法としてセラビームをお勧めします。





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これは、美容のシミ取り用レーザーなどとは違い、
労働厚生省の保険点数収載も下りている保険診療です。












そお場合の治療の進め方は


1、 自宅での内服と外用治療(次回の受診日は2〜6週間後)

2、 当院へ通院してのセラビーム照射(上記の間に来院できれば週に1〜3回※)
    *範囲が広い場合は、ブロックごとに照射するので通院日が多くなります。






の2本立てになります。










セラビームの照射は、担当の看護師さんがおられるときは
看護師さんが照射してくれます。






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その他の日は私が照射しています。






数回の照射の後に効果がメキメキでる場合も多く、
私の中では、治療の力強い手段が増えたように思っています。

























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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 12:03| セラビーム紫外線治療