当院のニキビ治療は、IPLなどの保険外治療もラインナップとしては持っているのですが
10代の学生さん世代は、ほぼ99パーセント、保険内の治療を駆使して治すように心がけています。
(それ以上の年代も、結婚式や就職で治療を急ぐ人以外の95パーセントは保険内治療のみで治していっています。)
ニキビ治療の3本柱は
1)薬
2)赤外線と圧出
3)生活指導
特に2番目の赤外線と圧出は、保険診療で許された治療の中で、最大に効果をあげる施術です。
これをきちんと通院するかどうかで結果も分かれがちです。
重症の人では週に1度を推奨しています。
しかし、10代は進学や部活など、何かと忙しい人も多く、
また親御さんの車の運転で来られている場合なども多いため
おすすめする通りに通院できる人はわずかです。
私も週一は来て、と言いにくく、次は1ヶ月後、などとお伝えしがちです。
しかし中にはなんとかやりくりして赤外線や圧出の通院に足繁く来られる人もおられ、
その努力にスタッフも私も頭が下がる思いをすることがあります。
そんな方に「おかげで治ってきました。」と言っていただくと
「いえいえ、あなたの努力のおかげですよ」といつも申し上げるのです。
初診時の暗い表情の写真を、「こんな時もあったね」と患者さんと振り返る時
患者さんの顔に笑みが浮かんでくれるのが、私たちの喜びです。
写真は昨年購入した最新型の近赤外線レーザー。
「ニキビ肌=硬い肌」すなわち「ニキビできない肌=ぷりぷり柔らか肌」。近赤外線は皮膚の深部まで熱を届け、真皮から肌の弾力を呼び戻し、
理想的なぷりぷり肌にするための治療器です。
定期的に繰り返し照射することで硬かった目詰まり肌を変えていきます。
また古いニキビ跡の赤黒い色素を分解して白い肌に変えていきます。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:23|
にきび治療