来年3月に出版予定の「在宅医療ハンドブック」の編集会議が
昨夜の診療終了後に芦屋市医師会で行われました。
芦屋市医師会は、阪神芦屋駅の北側、芦屋川の東岸にあります。

この月の動きのようなアの字がシンボルマークです。
素敵なデザインでしょ。

会館の前庭は、いつも職員の方々のお手入れでお花がいっぱいです。

市民の方のご利用もありますので、皆さまの心を和ませるように
職員の女性陣がお仕事の傍ら草花のお手入れもかかさずにおられます。

今日も3階の会議室です。

今日の編集会議では、もうかなり形になってきています。
左が令和2年に発行したもの。右が今回の試し刷り、ゲラです。

そう、今回の大きな改正ポイントは
「人生100年の時代の生活を見据えて、(在宅医療をおこなっている)医師からのメッセージ」
私たちの最初の編集会議で、新しいハンドブックを作るにあたり
こういう編集方針で行きたい、と上がった声の内容は
「人生は100年の時代に入った」
「どうか、現実の在宅医療のことを知ってほしい。」
「人は老いていく過程でどうなっていくのか」
「認知症の現実を知ってほしい」
「在宅医療で心の準備をしておいてほしいこと」
それらを表現する本にするためにはどうしたらいいか。
事務的な介護指南書ではなく、
もっと現実の現場の場面をシミュレーションできるように
イメージできるように
そして何より
「ご自身のこととして読んでもらえるように」
その会議の中で私たちが出した編集方針は
「医師からのメッセージという色をはっきり出した方が
ズバリの現場のことを書きやすい」
ということでした。
その編集方針が固まってからは、各々の医師たちが執筆を進めました。
地元で開業している医師が日常の診療の中で感じていることを
ページの間に
「医師からの一言」
「医師からのお願い」
と差し込んでいきます。

そしてもう一つ大切な情報、主治医や行政や民間のサービスのご案内です。
現実の在宅医療、現実のおひとりさまの生活がどうなるのか
それらを読んでいただいた上で
「どうか、一人で抱え込まないで」
「行政のサービス、民間のサービスを利用して」
「おひとりさまでも、こんなサービスがある」
ということを紹介する内容です。
すごく、いいものができそうです。
おそらく日本で最初の「医師たちのメッセージ」を強く打ち出した
在宅医療ハンドブック。
3月に印刷に回り、芦屋市医師会に所属する各病院や開業医さんの受付で
配布する予定です。
posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 12:47|
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