2019年04月06日

肌の声を聞いてみて。




皮膚の状態を悪化させる要因は、
ご自身の生活習慣の中に理由があることも多いようです。



特に多いのが、衣類の選択ミスや、過剰な体の洗浄。
デリケートな肌の人には、一般の人が大丈夫な繊維でもNGになります。
また、そんなにきつく垢落とししなくても、大丈夫です。






乳児湿疹の場合
 化学繊維の衣類は、顕微鏡で見ると鋭いトゲが出ています。
 首や関節は特に、それらの素材が強く当たる部分なので、増悪します。

 また、抱っこするお母さんの衣類や、抱っこ紐の素材が原因になることもあります。



デニム、ジーンズの愛用者
 男性の場合は、素肌にジーパンのボタン金具の裏側が当たったり
 ベルトのバックルで金属アレルギーを生じることも。
 下着をインしてジーパンを上に履くと、少しましです。

 女性の場合、股上(またがみ)が強く食い込み、生理用品が擦れて
 陰部にかぶれ現象を起こす方が多いようです。
 ふわっとしたゆるゆるパンツや、スカートスタイルにすると軽快します。
 強めのガードルが好きな人にも、同じ病状が生じがちです。


ナイロンタオル常用者
 言うまでもなく、有名な「ナイロンタオル皮膚炎」を生じます。


爪を立てた洗髪
 皮膚を剥がすだけなので、重症化します。
 髪を濡らした後に、泡だてたシャンプーを乗せるようにして洗ってください。





「肌が悲鳴をあげないように生活していただく。肌の声を聞く」

肌の弱い人にお願いしたいことです。





写真は、去年頂戴したシンビジュームが、今年も咲きました。
去年は黄色かった気がするんですけど、
何ともたおやかな純白です。綺麗です。


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posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:11| アトピー性皮膚炎

2019年04月05日

赤ちゃんの保湿は6月まではしっかりと。





これだけ暖かくなると、

「乾燥肌のお手入れはもういらないかなあ」
 
と思いがちですが、もうちょっと頑張ってください。






皮膚が乾燥すると表面の細胞が干からびて反り返ってしまい、
衣服が擦れるだけで湿疹になってしまいます。
(特に化学繊維は痒いです)





乾燥肌イラスト.jpg
フリー画像









その乾燥は、皮膚表面にある汗孔(かんこう)から
十分な水分(汗)が出る季節までは続くことになります。





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そんな季節が来るまでは、まだまだ外から保湿剤を与えた良いようです。





時々、
「他の医院で、この保湿剤をもらっているのにカサカサなのです。」

と来院される方がおられるので、詳しくお話を伺うと


少量の保湿剤を気がついた時に数日に1回くらい塗っているだけ
というケースが多いことに気がつきます。



全身の汗の代わりに保湿をするというには
ちょっと量も塗る回数も少なすぎるように思います。



当院では1日に3〜5回、保湿剤を十分に塗ることをおすすめしています。




特に昨年秋以降に生まれた赤ちゃんは、まだ一度も本格的に汗腺が
稼働したことがなく、
この夏が初めての発汗となるので、スタートは遅れがちです。


十分に汗腺が発育して稼働するまで、もうしばらくは
保湿のお手入れをしっかりしてあげてください。



















posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 09:47| その他のいろんな皮膚科疾患の治療

2019年04月04日

男性の紫外線による加齢変化とは






紫外線による加齢

 紫外線に当たることを女性は本当に嫌います。
 その恐さを、女性誌や情報誌が長年伝えてきたからなのですが
 男性の場合はそうではないようです。

 長年の日焼けによって生じる問題は以下の通り
 1)深く刻まれたシワ
 2)しみ
 3)老人イボと言われる脂漏性角化症
 4)皮膚癌


 これらの相談に来られる方々の多くは70歳前後。
 その方々が最も日焼けしていたのは20代から30代の頃で、
 数十年を経て、上記のような症状が現れます。


 その頃の紫外線が遺伝子にバグを生じさせるのですが、
 そのバクが症状となって現れるのには数十年かかるのです。


 1〜3に関しては感じ方に個人差もあると思うのですが
 4の皮膚癌は防げるなら防ぐ方がいいのではないでしょうか。
 今、20代〜30代の方々は、
 この世界中で蓄積されてきたデータを
 重く受け止めて、無防備な日焼けには気をつけてほしいなあと思います。


 
 




posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 10:10| その他のいろんな皮膚科疾患の治療

2019年04月02日

ピアスの初取材は1997年の25ans。



平成のうちに片付けようと、クリニックを大掃除していると
出てきました。懐かしい女性誌が



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1997年のヴァンサンカンです。





この中の「安心の女医さんガイド」というページで
まだ旧姓だった私が紹介されています。







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もう、申し訳ない程、コロコロに太ってますね。
ヘアメイクも平成一桁年代の感じが濃厚です。すみません。


色々思い出してきましたたらーっ(汗)
当時は博士論文の執筆のためにクリニックと大学を往復していて
この本が出た時に、大学院の指導教授に
「口は閉めなさい」と言われたのでしたふらふら







この時は皮膚科の西の代表として取り上げていただきましたが
東の代表の先生のページは加工させていただきました。
また、現在と状況が変わっている部分も削除しております。






この記事で、最も紙面を割いて紹介いただいたのが
ピアスの記事です。
そうなんです。22年前からピアスの診療をしています。



その後も、
ピアスを安全に設置できる医院として何度か取材を受けました。





今年は1月から昨日までに当院でピアスを開孔した人は33名。
昨年(平成30年)は1年間で58名でしたので、
今年はより多くの方が来られるのかもしれません。



今年開孔した方のうち2名が途中に調子が悪くなって受診されましたが
治療により回復しました。
継続が困難になって中止した人はおられません。



ピアスは、昔は家族や周辺の理解が得難い時代が長く続きました。



しかし、「理解が得がたい、許してもらえない」社会となると
街角の医師免許のない施設でピアスを開けてしまう人が
多くなってしまいます。



そこで十分な知識なく開孔してしまい、トラブルになるよりは
治療経験の豊富な医師のもとで開孔する方が望ましいのでは
という思いで、今まで何百人も開孔してきました。


おかげで、あらゆるピアスのトラブルに対応できるように
私も医師としての力をつけました。




ピアスの場所も、どんなスタイルで生活するかによって変わりますので
ご相談に応じています。
安心してご来院ください。












posted by 皮膚科芦屋柿本クリニック at 11:07| その他のいろんな皮膚科疾患の治療