ホームスイートホーム展
企画展。
コロナ禍で再確認した「家」というものをテーマにした作品展。
以下 気になった作品について書きます。
その前にここで国立国際美術館について一言。
「世界中の美術好きが来ても自慢できる美術館はここだ!」
今日も観客の多くが多国籍でした。
では作品です。ーーーー
鎌田友介 Japanese Hauses

1910年から1945年までに日本国外に建てられた日本様式の家屋。

南向きで 風通しよく

簡潔で

美しく潔い

そんな日本様式家屋は、日本人の在り方そのもののを布教するように、現地に建造される。
大戦中
アメリカでは、日本家屋を焼き尽くす焼夷弾が必要とされた。
日本家屋に詳しい設計士の情報をもとに何度も実験を繰り返しそれは作成された。

焼夷弾は、この蛍光灯のように1基あたり38個の子弾に分かれて
日本家屋に降り注いだ。

そして、、

日本家屋を通り抜けるように展示を見て行くと
映像作品が流れる壁が最後に現れます。
この映像作品が、今まで見た色んなアート映像作品とは
一線を画するものでした。
建物内のそれぞれが伏線となり
ずっと流れてた音階も大いなる伏線となっていて
この映像が回収してくれる仕掛けです。
重かったテーマを放置せずより合わせ
映像が進むにつれ
この大型の建物作品が壮大なノンフィクション映画の一部だったのだと気づくのです。
現地で是非。
